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6点 ジョジョの奇妙な冒険
6部までの評価です
良かった点
・どのパートもラストバトルがアツい
・ウジウジタイプがいない明朗快活な主人公たち
・ネットミームにもなっている濃いセリフと名シーンの数々
・戦闘描写がロジカル
・スタンドのデザインが格好いい
悪かった点
・ストーリーが面白くない。
これが正直この漫画が手放しで面白いとは思えない一番の理由だった。
雑魚敵との戦いがどのパートもやたらとクドく、それが話の面白くなさに間違いなく一役買ってしまってる。行き当たりばったりな展開も多い。
あまり見やすくはない絵で数話完結バトルをひたすらと繰り返すストーリーはどうしても面白いと思えない。
特に第3部はDIOの館に着くまで延々とどうでもいい敵キャラを倒すだけの作業ゲーのような漫画だった。
恐らく荒木先生は短編を描くのはめちゃくちゃ上手いけど長期的な話を構想することはできない人なんだと思う。
だからどうしてもライブ感漫画になってしまう。
登場人物のドラマと成長、次の話と山場への伏線と溜めパート、存在感と出番のある非ラスボスの悪役がしっかりと用意されてる他の名作のストーリーがいかに面白いか、皮肉にもこの漫画のおかげで再確認させられてしまった。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2024-06-18 19:23:48] [修正:2024-06-20 01:50:32] [このレビューのURL]
8点 ONE PIECE
キャラを、人間を、世界を描くのが上手すぎる漫画だなと。
時には政府が悪となり、ドフラミンゴや黒ひげのような悪役が正論を時折放つこともある善悪観が柔軟な作風。
旧海軍三大将もそれぞれの正義感はバラバラであり、悪事を働いてる四皇や七武海も世界の均衡のために必要な存在となってしまってる。
いわば複雑な世界観を持つ作品。
そんな世界の中で主人公ルフィは自分のやりたいことをただひたすらにやりまくってる。曰く、「おれは支配なんかしない。この世で一番自由な奴が海賊王」だそう。
犯罪者の主人公に対して忖度しているような世界観ではなく、"海賊はどこまで行っても海賊"と、悪を肯定することなど決してない作風なのも好印象。
これだけでもうすでにかなり特異な漫画なのだが、自分が感心したのはそんな多種多様な価値観を持つ数多のキャラクター達を抱える巨大な世界観を破綻させることなく21世紀に入る前から今に至るまでたった一人の作者が作り続けてること。
戦闘力のインフレもそこまでしてないですよね。
(近海の雑魚に腕食われたシャンクスとクロコダイルの初期の懸賞金だけはさすがに設定ミスだと思うが)
ルフィは普段はおちゃらけているが時折カッコイイことをする。しかしその”読者に「カッコイイ」と思わせる瞬間”は恐らく尾田栄一郎にしか生み出せることができないくらいの独特さがある。(呪術〇戦にベラミーをワンパンKOするあの名シーンに酷似しているシーンがあったが、当然オリジナルには遠く及ばずだった)
いろいろな意味で唯一無二であり、作者の漫画づくりの上手さがうかがえる漫画。
努力友情勝利だけの漫画じゃないんですよ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2022-10-18 16:25:17] [修正:2024-06-08 06:48:25] [このレビューのURL]
8点 葬送のフリーレン
漫画の描き方が良い意味で現代的。
かわいい女の子の見た目をしたエルフが主人公で、その相棒ポジの子も美少女なのだがキャッキャウフフしてる百合作品ではなく男性キャラも多く登場する。
それもおそらく男女両方から好かれるタイプの男たち。
決して高圧的な態度で接することなく下品でもなく不快にならない。
淡々としてる作風だがそれが逆に良い。読んでてくどくならない。読み手にストレスを与えず心地の良い読み応えになってる。
漫画における面白さは巨悪を倒すまでのストーリーが一般的だが、この漫画はその巨悪を倒した”後”の話を描いてるにもかかわらずこんなにも面白く描けるのだから、日本の漫画のポテンシャルもまだまだ捨てたもんじゃないなと思った。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2024-01-01 17:52:05] [修正:2024-06-08 06:08:16] [このレビューのURL]