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総レビュー数: 21レビュー(全て表示) 最終投稿: 2023年01月19日

8点 BLEACH

リアタイで追ってた読者からは評価が低いようですが、作者独特のイカしてる(?)画風は誰にも取って代わられない唯一無二の漫画なのは事実でしょう。
更木剣八、市丸ギン、藍染惣右介、京楽春水、涅マユリ辺りのキャラが自分に刺さった。名キャラクター量産機のような漫画でもある。

本当につまらない漫画って誰にでも代替可能なありふれた漫画のことを指すと思うんですが、その点久保帯人先生が描く卍解の演出やセリフ選びって誰にもマネできないと思うんですよ。

ストーリーや設定がガバガバ?そんなもん鬼滅やドラゴンボールだってそうでしょ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-03-07 14:05:23] [修正:2024-09-12 00:42:41] [このレビューのURL]

8点 ONE PIECE

キャラを、人間を、世界を描くのが上手すぎる漫画だなと。


時には政府が悪となり、ドフラミンゴや黒ひげのような悪役が正論を時折放つこともある善悪観が柔軟な作風。
旧海軍三大将もそれぞれの正義感はバラバラであり、悪事を働いてる四皇や七武海も世界の均衡のために必要な存在となってしまってる。
いわば複雑な世界観を持つ作品。

そんな世界の中で主人公ルフィは自分のやりたいことをただひたすらにやりまくってる。曰く、「おれは支配なんかしない。この世で一番自由な奴が海賊王」だそう。
犯罪者の主人公に対して忖度しているような世界観ではなく、"海賊はどこまで行っても海賊"と、悪を肯定することなど決してない作風なのも好印象。

これだけでもうすでにかなり特異な漫画なのだが、自分が感心したのはそんな多種多様な価値観を持つ数多のキャラクター達を抱える巨大な世界観を破綻させることなく21世紀に入る前から今に至るまでたった一人の作者が作り続けてること。

戦闘力のインフレもそこまでしてないですよね。
(近海の雑魚に腕食われたシャンクスとクロコダイルの初期の懸賞金だけはさすがに設定ミスだと思うが)

ルフィは普段はおちゃらけているが時折カッコイイことをする。しかしその”読者に「カッコイイ」と思わせる瞬間”は恐らく尾田栄一郎にしか生み出せることができないくらいの独特さがある。(呪術〇戦にベラミーをワンパンKOするあの名シーンに酷似しているシーンがあったが、当然オリジナルには遠く及ばずだった)

いろいろな意味で唯一無二であり、作者の漫画づくりの上手さがうかがえる漫画。

努力友情勝利だけの漫画じゃないんですよ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2022-10-18 16:25:17] [修正:2024-06-08 06:48:25] [このレビューのURL]

漫画の描き方が良い意味で現代的。

かわいい女の子の見た目をしたエルフが主人公で、その相棒ポジの子も美少女なのだがキャッキャウフフしてる百合作品ではなく男性キャラも多く登場する。
それもおそらく男女両方から好かれるタイプの男たち。
決して高圧的な態度で接することなく下品でもなく不快にならない。

淡々としてる作風だがそれが逆に良い。読んでてくどくならない。読み手にストレスを与えず心地の良い読み応えになってる。

漫画における面白さは巨悪を倒すまでのストーリーが一般的だが、この漫画はその巨悪を倒した”後”の話を描いてるにもかかわらずこんなにも面白く描けるのだから、日本の漫画のポテンシャルもまだまだ捨てたもんじゃないなと思った。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-01-01 17:52:05] [修正:2024-06-08 06:08:16] [このレビューのURL]

この人の描く漫画はやっぱり自分に馴染む。
まだまだ物語は序盤だが、さすが偉大な実績を残してきたベテランだけあって、話と設定とキャラの肉付けの上手さから読者にとって面白い漫画とは何なのか、どう言う漫画が人を惹きつけてどうやって読者を食い付かせるかをしっかりと理解してるのがプロじゃない自分でも伝わって来る。

今後の展開次第で評価が変わるかも知れないが、現時点では間違いなく面白い。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-03-13 19:35:25] [修正:2023-03-13 22:07:41] [このレビューのURL]

8点 寄生獣

新一、田宮良子、後藤などを通じて生物の本能のようなものを漫画と言う媒体で徹底的に描き、深いテーマを深掘りして描き切った傑作。

母親を殺されて復讐物語や寄生生物との単純なバトルものにするのではなく、環境問題や人間と言う生き物の存在意義に向き合い、提起されたテーマに対して綺麗事を言わずに細かく分析した上で「心に余裕(ヒマ)がある生物、なんとすばらしい!」とちゃんとポジティブな結論を出して終わった文句なしのエンディング。

鬼滅の刃に欠けていたものがこの作品には確かにあるなと感じた。

なお、哲学的すぎる作品故にエンタメ性やキャッチーさと言ったものはこの作品からはあまり見出せなくて、私のような若年層からしたらもう少しグイグイ話に引き込まれる面白さみたいなものがあったらより感動出来たのになと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-01-28 18:23:29] [修正:2023-01-29 19:33:12] [このレビューのURL]

萌え系の4コマ?きらら系?みたいなジャンルがあまり好きではない私でもその草分けとなる偉大な本作は大好きな漫画。
数巻で終わる4コマ漫画なのに、最終回の「卒業しても みんな一緒だ」でものすごいロスになってしまったことを未だに覚えてる。

よつばとと言い、あずまきよひこ先生のキャラの描き方や間の取り方がとても好き。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-01-15 16:24:35] [修正:2023-01-28 13:33:29] [このレビューのURL]

あずまんがと言い、あずま先生の描く独特で読んでて気分の良いものになる雰囲気がとても好きなので新刊をずっと待ち侘びてます。

お隣さんの三姉妹もとーちゃんの友達2人との絡みも両方好き。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-01-19 20:55:32] [修正:2023-01-19 20:55:32] [このレビューのURL]