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総レビュー数: 36レビュー(全て表示) 最終投稿: 2023年01月15日

少年誌の中では間違いなく史上最高のストーリーの1つ。
プロット、ドラマ、セリフ、演出、衝撃展開、バトル描写、エンタメ性、メッセージ性
あらゆる面で素晴らしい。
弱点と思われがちな作者の画力も後半はちゃんと上手い人のソレだった。

「巨人に人間が立ち向かう物語」と思わせておいて、蓋を開けてみれば人間同士の醜い戦争の話であり重厚なヒューマンドラマ。
それもご都合で路線変更した訳ではなく露骨な後付けもなく初期から構想してたかのような伏線回収やどんでん返しが見事。
過去の台詞を過去で終わらせず後の話に活かすことが作者は異常レベルで上手いのでそれが確かな読み応えへと繋がり、作品に対する信頼になっていたんですよね。

キャラクターを「〇〇が悪で○○が正義」のような記号的な描き方をせず、だれもかれもが心の中に悪魔を抱えている。明確な悪役が存在せず、その一方で万人に都合のいい英雄も存在しない世界。

物語序盤では正義サイドに属しているかと思われていた主人公が自身のエゴにより最終的に人類史上最悪のジェノサイドに手を染めてしまうという前代未聞の結末も不謹慎ながらエンタメとしては最高に面白い。
そんな主人公に対して私が「最悪なヤツ」とはとても思えなかったのは彼が「自由になりたい」と言う人間の、生物の誰もが持っている欲求を誰よりも強く抱いていたからでしょう。
そんな我々読者もまた悪魔の心を抱いているのだなと。

人類の普遍性と争いが起きるメカニズムをここまで奥深く仕上げたフィクションは古今東西存在しないんじゃないでしょうか。

人類は争いをやめることができない愚かな生き物であるという諦めの結論に近い終わり方をしていたが、決してニヒリズムには傾倒せず「森から出続けなければいけない」「世界は残酷だが美しい」というに生に対して肯定的とも読み取れるメッセージもしっかり残していたように思う。



一般的な少年誌とは一線を画する読み応えだったが、それでいて「立体起動装置」「九つの巨人」のようなワクワクする少年漫画的ロマンも欠かさない。

第42話「戦士」や第100話「宣戦布告」は漫画史に残る最高のトリハダ回なのでぜひとも見るべき。


こう言う型破りで挑戦的な漫画こそが評価されるべき。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-03-14 01:19:58] [修正:2024-03-19 16:28:55] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

うずまきナルトというまっすぐな志を持つ落ちこぼれ少年が火影になるまでの物語をベースとした、人々の成長、夢、葛藤。心の闇、憎しみの連鎖、愛、と、様々な人間の想いが描かれたジャンプのかつての看板漫画。

ナルトの親友であり最大の宿敵であるサスケとの戦いを最後まで溜めておいてそれを満を持してドラマチックな演出で描き、ナルトとサスケが和解をすると同時にマダラと柱間から始まった壮絶な歴史も終わりを迎えたことを強く意識させていたラスト。
少年漫画としては満点の最後だった。

カカシ、シカマル、ミナト、自来也のようなこいつらが主役の映画丸々1本作れるんじゃないかと思うくらい濃いサブキャラ達に浮気することなく、ナルトと言うただひとりの主人公を可愛がり続けたってのもデカい評価点。


群像劇要素の濃いストーリーにもかかわらずナルトとサスケの二人がメインだってことは終始貫かれてたんですよね。
メインサブ両方キャラがうまいこと活きてたなという印象。
(後半ロックリーやネジが全く目立っていなかったことだけが残念)

イタチの真実やトビの正体等のどんでん返しも見事。
特にイタチに関しては、「ワルいやつに見えて実はイイやつだった」と言う、キャラクターの魅力を損ねかねない不安要素をかかえてる、ある種描き手の手腕が試されるキャラとしてはうまいこと自然に描かれていたなと。

敵キャラの魅力・存在感≒作品の面白さととらえがちな自分としては

再不斬&白

我愛羅

大蛇丸

イタチ

暁メンバー

ペイン六道

ダンゾウ

マダラ・オビト
と、しっかりと作中において存在感を残した名悪役ばかりで見てて飽きなかった。素晴らしい。

本作は海外で人気なアニメの代表格のような扱いを受けているらしいがそれもそのはず。
上記のことだけでなくオサレ要素が強い和風のビジュアルや思わず真似したくなる忍術と印象強い戦闘シーンの数々。
(我愛羅vsリー、ナルトvsペイン、ガイvsマダラあたりがベストバウト候補)

あくまでも少年漫画としてはドラゴンボールを抑えて理想の漫画なんじゃないかなと再評価しました。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-01-22 19:25:54] [修正:2024-03-13 15:26:28] [このレビューのURL]

8点 BLEACH

リアタイで追ってた読者からは評価が低いようですが、作者独特のイカしてる(?)画風は誰にも取って代わられない唯一無二の漫画なのは事実でしょう。
更木剣八、市丸ギン、藍染惣右介、京楽春水、涅マユリ辺りのキャラが自分に刺さった。名キャラクター量産機のような漫画でもある。

ストーリーや設定がガバガバ?そんなもん鬼滅やドラゴンボールだってそうでしょ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-03-07 14:05:23] [修正:2024-03-07 14:05:23] [このレビューのURL]