「」さんのページ
表題作ともう一作がオムニバス形式で他は短編の寄せ集め。
デビュー作品集だけあってそれぞれの短編はだいたい16ページと短め。
衝撃的な展開なんてないし、大半があわいまま終わる恋愛ものなのに。
なのになんでこんな胸にキュンとくるんだろう?
基本的に田舎を舞台にしたのんびりした雰囲気の彼女の作風が好きなのも
あるし、登場人物の小さなコマまでの会話が意外と直球をついてて
面白いのもあるんだろうけど、【淡い心の動き】を上手に表現してるから
だとこの作品集で気がつきました。
恋になる瞬間を描くのが上手すぎる。
「雪みたいに降り積もる」「青という事言葉のない国から」が特に感動しました。
後者は見事に名称と実在の概念に、恋心をかけあわせてるし。
恋心だけでなく人への思いやりにもじんわりきました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-13 15:20:45] [修正:2011-04-13 15:20:45] [このレビューのURL]
7点 GANTZ
異彩を放つ作品。
過去、これほどまでに強烈な印象を受けた作品は他にない。
今までにない奇抜な設定、CG を駆使した印象的な絵、
この強烈すぎる作品は好き嫌いがあるのも確かな事だと思う。
しかし、この作品は万人受けする必要はない、
分かる人に分かれば良いのだと思う。
誰しもGANTZの始まりかたにあっけにとられたかと思う。
しかし、その瞬間に自分もその世界に引き込まれるような錯覚を起こさせる程この漫画にはそれだけの力があるように感じる。
途中、マンネリ化したり、難しい設定を更にややこしくさせるものも出てきたり、だれる部分が少しあるのが残念。
いろんな意味でこの先の展開が気になる作品の一つなので現時点では7点!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-12 23:05:18] [修正:2011-04-12 23:06:31] [このレビューのURL]
5点 おおきく振りかぶって
良くも悪くも女性が描く漫画かと。
今までの野球漫画になかった主人公、描く視点などは素晴らしいが、
登場人物がほとんど男である野球漫画において
女性が描くと心理描写などはやはり妄想の域を出ない。
実際、男で野球をやってた自分にとっては
『そんなこと思わねーよ』とか『そんなこと言わねーよ』
とツッコミたくなる場面がたくさんあった。
あと、登場人物が全員人の心を的確に読みすぎ。
何で他人の考えがそんなに分かるんだ?
面白いところもあるけど
イライラするところも多い漫画。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-12 16:47:47] [修正:2011-04-12 16:47:47] [このレビューのURL]
6点 プラネテス
3話目で主人公の髪色が前触れもなく金から黒になるのなぜ
初期のほうがおもろい
中から後半宇宙感があんまない
なーんか中途半端
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-12 01:36:56] [修正:2011-04-12 01:50:33] [このレビューのURL]
5点 スイッチガール!!
ヒロインが貞子っぽい。清楚なヒロインが実は腹黒い。
普通少女漫画の主人公になりそうもない色物的なキャラで
なりたってる漫画ってそれを受け入れてくれる彼ができた
ところでアガリだと思うのです。
この漫画はヒロインが家ではめっちゃだらしなくてオバチャン
ってとこが最初は面白くて仕方がないのですが、彼と結ばれて
しまったら・・・パワーが落ちてただの恋愛漫画にしか見えなく、
しかも展開ベタベタすぎて私には微妙に感じました。
1巻だけで終わった方がよかったかも。
ラブコメとして読めばギャグとかで笑える・・・かも。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-11 23:39:20] [修正:2011-04-11 23:39:20] [このレビューのURL]
7点 はじめの一歩
一歩ずつ
進むいっぽの
道ながく…
訳
地味で地道な努力を、毎日こつこつと健気に続ける主人公・一歩
その努力は(フェザー級)王者になる前もなった後も変わらない。
着実な進歩で多くのライバルを破り、仲間たちに支えられ歩んできた彼の長きボクシング道
しかし、憧れの人・宮田との試合の日は遠く、
作者もこの作品に骨を埋める覚悟なのだろうか、
一歩の道は、これからも長く永い…
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-11 02:27:13] [修正:2011-04-11 02:27:13] [このレビューのURL]
5点 遊☆戯☆王
最初は報酬なしの必殺仕事人のような漫画で、なかなか面白かったのだが、カードゲーム漫画となってからというものの、何でもありの展開になっていってしまい、漫画としては微妙だったと言わざるをえない。
どんどん強力なカードが出てきて上塗りの連続に、現実のルールではありえないようなカードの仕様。城之内の持ってる墓荒らしなんて、即禁止カードだろう…
ただカードのデザインには秀逸なものがあり、このデザインがあったからこそカードゲームも今なお子供達に人気があるのではないか。
漫画のストーリー自体は、カードの前が7点、カードになってからは1点、ですので、足して2で割って4点からデザインで加点して5点とさせていただきます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-11 01:58:28] [修正:2011-04-11 01:58:28] [このレビューのURL]
8点 コーヒーもう一杯
山川直人作品は、作品から滲み出る雰囲気を楽しむのが良いです。
そして、それは山川セピアカラーとして、全ての作品に共通するので、一冊読んで気に入れば全て揃えても間違いはないし、気に入らなかったら、どの作品を読んでも満足はしないと思います。
キャラクタの顔の描き分けがないし、物語も全て似通っています。
しかし、『似て非なる作品』をここまで描き続ける事ができるのは間違いなく天賦の才でしょう。
その中でも本作は、「コーヒー」を絡めた連作をまとめた短編集で、その『似て非なる』部分を「コーヒー」が上手く引き出しています。
男女の恋愛の物語も多いのですが、性行為が自然に男女間に表現されているのが、マンガ的でなくリアルで良いなと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-10 15:48:22] [修正:2011-04-10 15:48:22] [このレビューのURL]
10点 孤独のグルメ
「うおォン」「うん、これこれ・・・って、何がこれなんだろう」
「これは子供のころ嫌いだった味だ」
・・・と、心の中のつぶやきがいちいちツボに入る。
渋めのおじさんが一人飯で成功したり失敗したり。
一人で初めての店に入る時のちょっとした勇気や、酒飲みでない人が頼むメニューが難しかったりとか。
そんなシーンが何となくはまってしまう。
谷口ジローの細かい描写がまた、このあるような無いような内容に妙にマッチして、気づくと手にとってしまう、そんな不思議な一冊。
それにしてもこの主人公、よく食べるなあ。
渋いおじさんなのに、いくらなんでも頼みすぎでしょう、あり得ない頼みかたでしょうってとこもおかしい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-10 15:26:41] [修正:2011-04-10 15:26:41] [このレビューのURL]
7点 GANTZ
「絶望感」
少年漫画を慣れ親しんだ私にはGANTZで人が簡単に死ぬことに恐怖を覚えました。死んだら神龍で生き返せばいい、RPGで最初はスライムから倒して徐々にレベルを上げていけばいい。そんな親切設計がGANTZにはない(蘇りはありますけど)。
毎回の戦闘で仲間たちがゴミのように死んでいく。死に対してや絶対に倒せそうにない敵に会ったときのように、そこにあるのは「絶望」だけ。
この絶望の緊張感がGANTZの面白味です。
2.5次元の絵がGANTZにマッチした世界観を描き、SF要素がしっかりとあり、あとは終わりがきっちり描ければ、後世に残る名作として受け継がれていく漫画になるのではないでしょうか。
これからの展開に期待を込めて、オススメです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-08 14:18:51] [修正:2011-04-08 14:18:51] [このレビューのURL]