「Suzz」さんのページ

妙にWebでの評価が高く、ほんとかよ?と疑いながら読んでみたらほんとに面白かった。

作者の個性としてエロ・シモ方向に走りがちで人によっては鼻につきそうな気はするが、
基本的に救いのない話なので、そういうギャグが入らないと話が暗く重過ぎてしまうし、
作品のテーマ自体もエロ・シモ方向と無関係ではないので、
ある意味この方向しか無かったと思わなくもない。

荒れない作画、計算された構図・コマ割等全てにおいてハイレベルであり、
ストーリー、テーマ性の面でもよく作りこまれており作品自体の完成度はかなり高い。
最後の最後は伏線回収せずにあっさり終わって拍子抜けしてしまいそうになるが、
よくよく考えるとあの終わり方も深かったな、と今になって思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-18 23:11:40] [修正:2008-02-18 23:11:40]