「Suzz」さんのページ

非常にリアルである。
何がリアルか。
それはあくまでレイバーという大型ロボットが機械としてしか扱われない点に起因する。
ロボットをどのように活躍させるか、どのようにカッコよく見せるかに着目するのではなく、
どのように運用するか、どのように愛着を感じていくかといった現実的な視点に沿って物語は進み、
あくまで人間ドラマに着目して描かれる。
おかげで派手さこそは無いが非常に魅力的な世界に仕上がっている。
終盤の二人の『狸』のやり取りなどそういった着眼点の賜物と言える名シーンだと思う。

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[投稿:2008-02-20 19:02:38] [修正:2008-02-20 19:02:38]