「真樹」さんのページ

ハンター試験〜念修行編:8点
主人公とその周囲の人間成長ドラマという観点で見れば
結構いい出来。この時点まででは各キャラも魅力的で
良作と言って過言でない作品だったと思います。

オークション編:6点
幻影旅団の魅力ばかりが目立った内容で個人的には「?」
敵役としてはあまりにもステキ過ぎるので、
主要ストーリー自体に感情移入し辛い。
この漫画の主役って誰ですか?な内容。

G・I編:5点
内容自体は冒険バトルものとしてはまあまあなのだが、
こっから徐々に主人公ゴンの自己中な面が鼻に付いてきた。
この頃から絵柄も露骨に荒れてきて、私自身のこの作品に対する
評価に疑問が生じてきた。

キメラアント編:2点
単行本は既に買わなくなった。完全に読めなくなった。
下書き丸出しの絵柄といい、説明多すぎな能力バトルといい、
魅力感じない敵役といい、私はもうついてけなくなりました。

…てな訳で総合評価は上記の点数です。

9/26追記:もう一点減点します。以下過激発言勘弁。
私にはやはり最近の展開はダメです。絵も相変わらずやし。
説明的過ぎる能力バトル漫画は私には合いません。

それよりも最近「絵はしょうがないから続きを読ませて」
「単行本では直ってるからいい」というFANの論調が多いのが凄く気になる。
週刊誌だって商売だぜ?それ自体もひとつの商品だぜ?
自分の作品だけ売れてりゃそれでいいんか?
描けないなら月刊誌なり定期休載なりいくらでもやり方あるだろ??
作者の「作家としてのモラル」に激しく嫌悪感を感じると同時に、
こういう所業をさせてしまう編集部、受け入れてしまう今の読者層にも
疑問を持たざるを得ない。特に読者層の甘やかしぶりには警鐘が必要。
「芸術だから容認」なんてダブルスタンダードもいいところ!
公に発表された時点でそれは既にひとつの「作品」なんですから。
未完成の芸術作品など、後付の言い訳に過ぎないと私は思ってます。

先にも書いたが、作者がこれを「作品」として継続・完結させる意思があるのなら
まずはこの歪んだ現状を何とかした方が…
何より若年読者・フォロワーの人格形成に良くないと思いますんで。

ナイスレビュー: 13

[投稿:2005-04-21 01:57:57] [修正:2005-09-26 14:11:38]