「真樹」さんのページ

総レビュー数: 292レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年04月21日

10点 火の鳥

宇宙という器、地球という器、その中での人間・生物達のドラマ。
とにかく壮大過ぎる世界観ながら、混乱も退屈もさせずに
読み込ませてしまう辺りが、超名作と呼ばれる所以でしょう。
漫画としての面白さも持ちつつ、下手な自然思想書以上に考えさせられる深さを持っている。
人が誰しも一度は抱く根源的・哲学的懐疑に自らの思考力で向き合える、
それ位の精神成熟度に達して初めて、この作品の本質が理解出来るのではと思いました。
そういった意味、若年期と大人になった時とで、読後の印象がだいぶ変わると思う。
私は既にイイ大人になったつい最近読み返してみて、色々心にクるモノを感じました。
死生観、自然観が異なる人には合わないかもしれませんが、考えるキッカケにはなると思います。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-08-14 04:42:36] [修正:2005-08-14 04:42:36] [このレビューのURL]

ありえない程のキャラの多さ、それらのほぼ全員に名前や個性があるのが凄過ぎる。
その点だけでも作者のセンスとプロ根性が垣間見える。
不条理系のルーツとも呼べる奇想天外なギャグ、作中やコマ外で自己主張しまくる作者キャラ等、
あらゆる意味でギャグ漫画界におけるレジェンド的作品だと思います。
学園モノとして時の流れをきっちり描きつつ、無茶な設定で連載継続させてた時点で反則(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-29 06:56:37] [修正:2005-06-29 06:56:37] [このレビューのURL]

私が生まれて初めて買った漫画単行本がこれでした。
まだアニメ化される前でしたが、絵柄の可愛さに惹かれて読み始めて、ハマリました。
ドタバタギャグ漫画の金字塔であり、少年ジャンプの名を一般世間に
広く認知させた伝説的作品であると私は思ってます。
これと「ドラゴンボール」を立て続けに大ヒットさせた鳥山先生は
本気で漫画史上に残る天才だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-06-17 18:25:26] [修正:2005-06-17 18:25:26] [このレビューのURL]

10点 TO-Y

「誌面から音楽が聴こえる」という触れ込みで一世を風靡したロック漫画。
当時と現在とでは、商業ロックに求められる「カッコよさ」の定義は違うかもしれない。
確かに、今観ると結構痛いヴィジュアルだったり、売れる基準がTV中心だったりと、
現在とは違和感を感じる描写があったりする。

それでも、今読んでも物凄くカッコいい!ロックだ!!

実は私自身、音楽業界に身を置く人間なのですが、かなり影響受けてたりします。
ロックとは造られるモノではなく、魂そのものである!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-07 17:10:44] [修正:2005-05-07 17:10:44] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

今読むと古臭くてイタイ部分もあるのだが、私の一押しに近い作品です。
脳内会議ネタ等のギャグパートも面白いのだが、本質的には
オタク少年の純愛&人間成長ストーリー。
前半はモロにバブル期っぽい話でアレだが、水族館編(6巻)辺りからがアツい!
PK編が長過ぎるという説もあるが、秋の精神的成長を描く点では必要だったのかも。
最終章(クーデター編)は、これまでの人間的成長が実を結ぶ展開で鳥肌モノです。
恋愛モノとして見ても、ここまで一途で真っ直ぐな主人公は最近では天然記念物級。
私なら間違い無くミルさんになびく(笑)
冗談はさておき、某いちご漫画とかが恋愛モノとしてウケてる現在だからこそ、
今の若い人にオススメしたい作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-05-02 20:25:00] [修正:2005-05-02 20:25:00] [このレビューのURL]

R君の天然オトボケぶり。脇を固める濃いぃキャラ達。
散りばめられたマニアックなギャグの嵐。
あらゆる意味で、私の青年期の人格形成に多大な影響を与えた漫画です(笑)
とにかくもう、理屈抜きで面白いです。オススメ!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-04-30 04:14:16] [修正:2005-04-30 04:14:16] [このレビューのURL]

今更説明不要な感も。これぞ正に医療人間ドラマの最高傑作でしょう。
未読の方は是非読んでみて下さい。必ず何かが心に残る筈です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-04-30 04:01:37] [修正:2005-04-30 04:01:37] [このレビューのURL]

10点 武装錬金

痛々しい程に真っ直ぐな主人公、個性的過ぎるサブキャラ、
パクリすれすれのオマージュ、古臭い少年漫画の王道的世界観…
これほど好き嫌いがはっきり分かれた作品は、最近では珍しい。
安易なバトルや萌えを量産してる最近の漫画界ではある意味異端だったのだろう。

因みに私にとっては、上記の要素全てがツボでした。
打ち切りを本気で心配したのって、この作品が初めてかも。
私自身、ここ最近では一番ハマった作品です。

結果的に本誌で打ち切りくらいましたが、
本誌ラストも、打ち切りエンドとは思えない程の見事な締め方で
作者のプロ根性に感心しました。

そして完結編を読んで、改めて、この漫画のファンでホンマに良かったと思いました。
和月先生らしい緩やかな締め方で安心して読めました。

現在アニメ放映中。もちろん観てますよw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-04-24 01:24:22] [修正:2005-04-24 01:24:22] [このレビューのURL]

いまだに一部でコアな人気を誇るSFギャグ漫画。
シュールでほのぼのしてて、時にシリアスにもなるストーリー展開は
今読み返しても飽きさせる事無く楽しめる。
連載雑誌消滅による終了が本当に惜しまれる良作。
(因みに、後に再開したアフタヌーン版は本作のパラレルワールド的アナザーストーリー。キャラ設定が微妙に異なります。)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-04-23 16:16:38] [修正:2005-04-23 16:16:38] [このレビューのURL]