「メカざわ」さんのページ
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自宅が漫画喫茶化しています。つけたレビューは、全巻所持・全巻読破・連載中は8割以上読破したもののみです。
レビューは「5」を基準につけていて、4以下は駄作扱い、6以上は良作、7超えで名作、9以上は神の領域としています。他の方と比べると辛口の評価なので、5以上の作品は悪くない作品たちですよ。極力、自分個人の採点ではなく、客観的に作品の完成度をみて得点をつけています(おもしろいと思ったから10点、自分は好きだから10点というつけかたはしません)。ただ、嫌いな作品はとことん叩きます。
私のレビューはこれから読もうとする人の参考となるように描いているつもりです。どうぞご参考までに。

7点 北斗の拳
格闘漫画。グロ注意な絵だが極上。
知らない人が見ればジャンプ作品であることに驚愕するだろう。ベルセルク以上に派手な戦闘シーンは子供の教育に大問題であると断言できる。おぼっちゃまくんが下品な作品とかさわいでいる場合じゃない!あんたの息子はこんな壮絶な漫画を読んでいるんだ!と、当時の親御さんに説教したい。
作品のテーマは強烈の一言で、見事におもしろく描いている。描こうとするものに対しては満点をさしあげたいところではある。だが、全体を見渡すと作品の構成に問題があったのではないかと思われる。どうにも思いつきで描いているのはないかと思う展開や、無理やりに付け合せたような話が多く、言わば勢いで描いているのではないかと感じられる。極端に悪く言えばストーリーが崩壊している。根底のテーマがおもしろいからこそ、そのへんの難所が上手くカバーされているだけである。ただ、これは当時の漫画全体にいえることであり、キン肉マンに比べればカワイイものである。
この手の人気漫画の宿命で、多くの作品でレビューしてきたが「後半はいらない」。キレイに前半で完結してほしかった。丁寧に書くならば「中盤もいらない」。ラオウ編で終了することがベストだったと考えられる。完全に蛇足だった。
なにを差し引いても、これ以上に個性あふれる漫画は現代においてもそうはない。是非とも一度は読んで欲しいものだ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-08-19 02:52:40] [修正:2009-08-19 02:52:40]