「dollbox」さんのページ

すごいです、黒田硫黄。

天狗の設定や、筆で描かれた絵の躍動感が素晴らしい。
個性的でとても印象に残ったものばかり。

サラリーマンや若者までもが天狗になって空を飛び回るシーンなんかは、シリアスなんだけれど、どこかコミカルでおもしろい。

「天狗であること」を問うシーンは最高の見所。

なぜすれ違ったのか。
どうなったのか。
どこに行くのか。

それらをどのように解釈するかは
読み手に委ねられている。

しかしその答えは最後の表情から読みとれるはず。

絵、物語、人間描写どれをとっても唸らされっぱなし。

おもしろい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-04 02:04:02] [修正:2009-12-27 14:39:29]