「dollbox」さんのページ

1〜2巻ぐらいまではコナンみたいな推理ものだったが、それはあくまでフリ。
それ以降はブレードチルドレンや謎の組織との対決や、主人公の葛藤を主軸としたミステリー作品になります。

設定やキャラクターはライトノベルっぽさを感じるところがあるのだが、内容はおもしろかった。
主人公 鳴海歩の天才的な頭脳が発揮された心理の読み合いや、頭脳戦には緊張感があって引き込まれますし、
脇役のキャラも立っていて良いです。

最初の頃の鬱屈した主人公の性格にはやきもきさせられていたが、運命と向き合う覚悟をしてからの彼の言動には力強さがあり、希望を象徴する存在にまで成長したのがとてもかっこよかった。

「神」「悪魔」「天才」「盤上」などの単語がバンバン出てきたり、途中ガンアクションになったりする部分が気にならなければ、最後までおもしろく読めると思います。
ただ個人的には鳴海清隆の姿があんまり神っぽく見えなかったのが気になった。ロン毛て。

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[投稿:2006-04-15 15:50:58] [修正:2006-04-15 15:50:58]