「Dr.Strangelove」さんのページ

6点 BLUE

有害コミック論争の槍玉に挙げられた作品。確かにエロいが、そんなに
過激な作品とは思えない。山本直樹独特の浮遊感が味わえる短編集で、内容は次の通り。

「BLUE」 表題作。タイトルはドラッグの色と青春をかけたものである。
最も印象に残ったのは車の中で「このまま東京まで行こう」と言うシーン。7点。

「ヒポクリストマトリーファズ」この短編集で一番気に入った。
文字通り“引きずり込まれそう”になるシーンが秀逸。8点。

「なんだってんだ7days」ある大学生の一週間を描く。エロい。5点。

「197X」映画館での蜜月。やはりエロい。5点。

「激しい王様」中学校に通う王様に群がる女、女。シュールな短編。5点。

「希望の友」宗教勧誘のお姉さんがエロくて良い。5点。

「ずびずば」エログロナンセンス。医者とその助手とのやりとりが笑える。5点。

総じてエロい。山本直樹作品の中では観念的・哲学的な味が少ないので
読みやすいかもしれない。面白かったがもう一度読みたいと思うような
作品が少なかったのでこの点数に。

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[投稿:2008-04-13 14:55:08] [修正:2008-04-13 14:55:08]