へうげもののレビュー
10点 torinokidさん
これは面白い。まだ連載中だけど10点ですな。
古田織部とは随分マニアックな人を題材にしたものだ。
チョッチュネ清正や歌麿政宗やらは凄すぎ。大笑いしながらも
読んでるうちに違和感がなくなっているのは、我ながら不思議だ。
話の本筋がしっかりしているからなんだろうなあ。
「デカスロン」を超える山田氏の代表作となることでしょう。
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[投稿:2010-12-04 12:49:46] [修正:2011-06-12 11:15:03] [このレビューのURL]
7点 kogumataroさん
この作者の作品を読むのはデカスロン以来ですが、すごく感心させられてしまいました。
当時の数寄者に目を向けた歴史漫画ですが、戦乱の世を既存の美の概念とわびという美の概念の対比によってうまく描写しており
決して固くなくかっこつけず自由に描いてる点に好感をもてました
この漫画を読むと日本が生み出した「わび」について考えさせられます
百本の花より一輪の花、きらびやかよりもさりげなさ、現代の様な飽食の時代でもないのに昔の日本人がそこに美を見い出したかぁと、ただただ感心しました。
もちろん世界中にわびという美はありますが、その概念を言語化体系化する域にまでしたところに日本人っぽさが表れてるなぁと思います
話は反れましたが、この作者の特徴であるコミカルな部分は歴史物というカテゴリーにあっても多分に発揮されており緊張と緩和のバランスがうまく取れてる良作です。
ただ一点、途中から先の展開がよめてラストまで想像できちゃうんでそれが残念です。
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[投稿:2010-09-30 20:28:48] [修正:2010-09-30 20:28:48] [このレビューのURL]
10点 かずーさん
後世に残る名作。迷わずそういう評価を与えたいほどの傑作です。
まだ連載中なので 「候補」 と付けたほうが良いのかもしれませんが。(笑)
しかし、まさか古田織部を主人公に据えた戦国物語を創作するとは・・・。
その切り口、独特のタッチで描かれた数々の戦国武将、史実を織り交ぜた
独自の歴史観・背景、非常に 「人間臭い」 心理描写、「ほうけた」 人物の
ユーモア溢れる行動・・・。
もうグイグイと 「へうげもの」 ワールドに引き込まれてしまいます。
歴史(戦国)に興味がある人もそうでない人も
芸術(文化)に興味がある人もそうでない人も
全ての人にお勧めしたい作品です。
これからの連載も大注目。
「名作」 の評価に恥じない展開を期待しています。
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[投稿:2010-05-17 11:17:03] [修正:2010-05-17 11:17:59] [このレビューのURL]
8点 s-fateさん
新刊が出ると、つい読み返してしまいます。最初のころの物欲丸出しの古田織部(左介)の姿が爆笑ものです。古田織部というと、織部焼きの人?くらいの知識しかありませんでしたので、爆笑できるとは思いませんでした。ここで出てくる「名物」は現存するものもあります。正直骨董に興味はありませんが、これだけ必死こいてでも欲しい、と思えるものなら、一度見てみたいと思わせる描写は白眉です。
利休と会ってからは、求道の人、創作の人という面が強くなってきて古田から前半ほどの滑稽さは失せていきますが、反面他の登場人物も物語を引っ張って行くようになり、面白いことに変わりはありません。マンガ的な面白さと史実とのバランス感覚がすごくいい。史実に沿って進めば、このあとも結構波瀾万丈なはずですので、この先も期待できると思います。
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[投稿:2010-02-13 01:55:17] [修正:2011-03-27 03:03:29] [このレビューのURL]
7点 covさん
なんとな?く買ってみたら面白いのなんのってw
こんな視点から歴史を描いた作品があったでしょうか?
完全にフィクションなんだけど、
それぞれの登場人物の機転。人間的な豊かさ。感情の変化。
面白いと思う。
本当なのか分からないけど、地名とか、模様とかの
名前の語源が見えてくるのも面白い。
縞模様とか、六本木とかw
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[投稿:2009-12-11 03:11:50] [修正:2009-12-15 15:37:43] [このレビューのURL]
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