へうげもののレビュー
8点 あおはなさん
千利休が粛清されてされてしまうところまでの描写は文句なくよかった。
それ以降は幾分のトーンダウンは否めず。
ただ、こっから盛り返していくことは十分に期待できる作品。
着想が新しいと思います。歴史漫画としてはかなり異質な作品かと。
笑いあり、泣きあり、かなり楽しませていただいています。
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[投稿:2011-03-18 19:27:17] [修正:2011-03-18 19:27:17] [このレビューのURL]
9点 ぺぺさん
こういう史実をデフォルメしたお話が好きである上に作者の作劇も好みである。(度胸星終了に怒るものの一人である!)
武をとるか美をとるか二律背反の古田織部の物語・・・この漫画で面白いのは一寸先は闇の男たちの関係性であろう。
常に腹に一物抱え、ストレートに付き合うことの出来ない戦国時代。
秀吉なんか相当にたいした男だが、利休の激情と冷静には劣る。
この漫画に乗れたのは個人的に利休のキャラクターだと思う。
何故か強いし(体格もいい)ポーカーフェイスで激しい感情の持ち主、そして美しきものに対する慈愛。
織部と利休の師弟の別れの回は、コンビニで立ち読みして泣いた。
大げさだが、漫画史上屈指のコマ割りだと思った。
(この回に渦巻く感情はただただ静謐だ)
正直なところ、利休の死以降トーンダウンしている気がしないでもないが、これからラストへ向けての展開に期待したい。
ちょっちゅね。
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[投稿:2011-01-26 19:45:20] [修正:2011-01-26 19:45:20] [このレビューのURL]
8点 幻想さん
この漫画は素直に面白いです。
歴史モノなんだけれど良い意味でノリが軽くて読みやすい。
テンポ良く進んでいくストーリーやところどころで感じる作者のセンスの良さなど楽しんで読むことができました。
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[投稿:2010-12-12 23:58:05] [修正:2010-12-12 23:58:05] [このレビューのURL]
7点 kogumataroさん
この作者の作品を読むのはデカスロン以来ですが、すごく感心させられてしまいました。
当時の数寄者に目を向けた歴史漫画ですが、戦乱の世を既存の美の概念とわびという美の概念の対比によってうまく描写しており
決して固くなくかっこつけず自由に描いてる点に好感をもてました
この漫画を読むと日本が生み出した「わび」について考えさせられます
百本の花より一輪の花、きらびやかよりもさりげなさ、現代の様な飽食の時代でもないのに昔の日本人がそこに美を見い出したかぁと、ただただ感心しました。
もちろん世界中にわびという美はありますが、その概念を言語化体系化する域にまでしたところに日本人っぽさが表れてるなぁと思います
話は反れましたが、この作者の特徴であるコミカルな部分は歴史物というカテゴリーにあっても多分に発揮されており緊張と緩和のバランスがうまく取れてる良作です。
ただ一点、途中から先の展開がよめてラストまで想像できちゃうんでそれが残念です。
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[投稿:2010-09-30 20:28:48] [修正:2010-09-30 20:28:48] [このレビューのURL]
10点 かずーさん
後世に残る名作。迷わずそういう評価を与えたいほどの傑作です。
まだ連載中なので 「候補」 と付けたほうが良いのかもしれませんが。(笑)
しかし、まさか古田織部を主人公に据えた戦国物語を創作するとは・・・。
その切り口、独特のタッチで描かれた数々の戦国武将、史実を織り交ぜた
独自の歴史観・背景、非常に 「人間臭い」 心理描写、「ほうけた」 人物の
ユーモア溢れる行動・・・。
もうグイグイと 「へうげもの」 ワールドに引き込まれてしまいます。
歴史(戦国)に興味がある人もそうでない人も
芸術(文化)に興味がある人もそうでない人も
全ての人にお勧めしたい作品です。
これからの連載も大注目。
「名作」 の評価に恥じない展開を期待しています。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-05-17 11:17:03] [修正:2010-05-17 11:17:59] [このレビューのURL]
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