あらすじ 雁作専門の画廊「ギャラリ-フェイク」のオーナー、藤田玲司のもとに、衆議院議員の梶がモネの「つみわら」の真作を売ってほしいと商談を持ちかけた。フジタが贋作だけではなく、裏では美術品のブラックマ-ケットに通じ、盗品や美術館の横流し品を取り引きしていることを知ってのことだった。その商談の様子を、S美術館の学芸員である酒井が見ていた。酒井はフジタに、芸術のなんたるかをわかっていない梶には「つみわら」を売ってほしくはないと懇願するが・・・。
備考 第41回小学館漫画賞受賞作品。2003年にWEBアニメ化、2005年にはレビ東京系列にてテレビアニメ化された。33巻は2016年に11年ぶりの刊行。
ギャラリーフェイクのレビュー
8点 そのばしのぎさん
よく続いたなというか、もちろん美術品としてのネタはいくらでもあるだろうけど、これだけ広範囲なジャンルにわたっての下調べは半端じゃないと思う。
まぁブラックジャック的なのはご愛嬌。
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[投稿:2010-09-18 21:31:14] [修正:2010-09-18 21:31:14] [このレビューのURL]
8点 s-fateさん
巻数が一桁台のときは10点です。まったくといっていいほど書画骨董の類いに興味を持たない私に多少なりとも興味を抱かせたという点で人生に影響を与えたといえます。何度も読み返しました。前半のほうが主人公の藤田がギラついていてキャラも立っています。
後半になると、話と絵にムラが出てきて、大人の事情を感じさせるようになりました。また、個人的にわかるジャンルのものが出てくる話が出てくるようになると、案外ベタなものを引き合いに出してくるので、情報の幅は広いがそれほど深くはないんだな、と思うようになりました。その辺が−2点。
ゆっくりペースで再開されて少し経ちましたが、最初は藤田が脇役の嫌なキャラみたいになっていて老いたな…と思いましたが段々老いたなりの面白さが出て来ました。今後に期待。
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[投稿:2010-02-20 09:23:57] [修正:2023-06-24 09:21:45] [このレビューのURL]
8点 かずーさん
夢中になります。
本書を読んで美術品への造形が少しだけ深くなった気になりました。(笑)
基本的に1テーマ完結の構成ながら、大きなテーマ(モナリザの謎関係)や
なかなか進まない恋愛などが織り込んであり、しっかりと芯の通った構成に
なっています。
キャラ設定も良く感情移入させられることもあり、作者の力量を感じます。
ラストの持って行き方も面白く、読み終わったあとの満足感もグッドです。
老若男女楽しめる秀作ではないでしょうか。
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[投稿:2010-02-04 19:07:24] [修正:2010-02-04 19:07:24] [このレビューのURL]
7点 くっしいさん
確かに夢中になって読み耽る漫画です。美術へ興味を持つ取っ掛かりになるでしょう。結局は商業的な漫画です。もう少し絵に安定感があると良いです。
あまり評価していない内容になってしまいましたが好きな漫画です。
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[投稿:2009-04-04 16:22:25] [修正:2009-04-04 16:22:25] [このレビューのURL]
5点 bugbugさん
火曜9時はロンハーなんて低俗な番組よりも
なんでも鑑定団をよく見ている
こんな人には躊躇なくお勧めできる作品ですね
美術品の蘊蓄漫画ですが
キャラクターの視点を借りて眺めることで
美術品がもつ時代背景やエピソードを楽しく知ることができます
お勉強になります
作者は美術品について相当に一家言ある方のようで
素人の私が見ても、その知識量に感嘆せざるをえません
キャラクターの魅力等々
エンターテイメントとしての完成度はあまり高いと思いませんが
漫画という媒体の幅の広さを支えるという意味で
こういうニッチな漫画は貴重ですね
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-01-28 21:44:30] [修正:2009-01-28 22:02:25] [このレビューのURL]
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