ARIAのレビュー
9点 臼井健士さん
水の惑星となった未来の火星を舞台に、
地球からゴンドラ漕ぎとなるべく1人やって来た少女の日常を描く
「AQUA(水)」の続編とも言うべき新シリーズ。
まず驚くべくは「恐ろしいまでの絵の美麗さ」。建物・空・水にそれが顕著!
イタリアのベネチアというモデルはあるものの、これほどまでに繊細な筆で、
かつてベネチアの水上都市と、そこに暮らす人々の日常を紙面上に再現することが出来た作家はいなかった!
前作「AQUA」でもその絵の美麗さは際立っていたが、新シリーズに移行して
それにさらに磨きが掛かったのがスゴイ。
まるで異国の地に足を踏み入れ、自身がそこに滞在して共に日常生活を営んだかのような
錯覚に読者を陥らせるのはあたかも「作者の振る杖で魔法に掛けられるが如し」。
ストーリーは少女の日常と時に起こる火星のイベント・不思議な生き物たちとの交流と、
争いなどとは無縁な(主に)3人の少女たちの成長物語である。
永遠に続くと思われた楽しい日々・・・・。
が、それも終わる日が必ず来る・・・・・・・。
灯里がそのことを自身の成長と共に意識したそのとき!
読者も彼女と同じ目線で「人生における出会いと別れの意味」を
読前よりも成長した心を以って受け止められることだろう。
「アリア(詠唱)流れるとき、水(アクア)満ちて、全ての人の心、優しさに包まれる」
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-06-27 10:52:50] [修正:2010-06-27 10:52:50] [このレビューのURL]
10点 ショーンさん
アクアでもレビューしたが、風景を描くのがものすごい上手い。灯里が小さな幸せを見つける度読み手は、非常に癒される。
こういう漫画は現代に必須でしょう。
追記
やっぱ10点に変更します。何回読んでも鳥肌たちまくりなんで。
それともうラストは感動の嵐ですわ!散歩が異常にしたくなってきまっせ
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-30 07:52:28] [修正:2010-05-09 15:08:06] [このレビューのURL]
9点 あべよしさん
この漫画のおかげで、日常がすごく楽しく思えるようになりました。
キャラクターはフワッとしているのですが、芯が通っていて、言葉に説得力がありました。
それと、1巻ごとに、季節の移り変わりが上手く描かれていて、久しぶりに季節を意識することができました。
何気ない日常のなかに、少し不思議なことがおこったりするのが、アクセントになっているような感じがして、読んでいても飽きませんでした。
本当なら、10点にしたいのですが、このような漫画が苦手な方がいらっしゃるようなので、読み手を選ぶ点で9点にしました。
でも、いろんな方に読んで頂きたいと思う作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-07-05 10:30:59] [修正:2010-04-18 22:10:18] [このレビューのURL]
10点 dai.sさん
水と猫の漫画。
そして心が洗われるような気持ちになる漫画。
「ヒーリングコミック」と呼ばれる所以は読めばわかる。
時に笑い、時に泣き、時に鳥肌がたつ。
一つ一つの話をじっくりと読んでみて、ARIAの世界を堪能してみてほしいと思う。
立ち読みではもったいない、家でじっくり読んでみてほしい。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-06-04 20:01:25] [修正:2010-03-15 03:18:44] [このレビューのURL]
10点 エピオンさん
ホントにホントに素敵なマンガだと思います。
読んでいてものすごく幸せな気持ちになれたし、読み終わった後は自分の日常や人生に対する考え方が変わっていました。
ここまで自分の精神に影響したマンガは今まで読んだことがなかった気がします。
『AQUA』とあわせて10点
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-23 00:24:27] [修正:2010-02-23 00:26:01] [このレビューのURL]
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