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7.98点(レビュー数:68人)

作者岩明均

巻数10巻 (連載中)

連載誌月刊アフタヌーン:2003年~ / 講談社

更新時刻 2012-09-16 19:35:35

あらすじ 寄生獣で有名になった岩明均が本来得意とした歴史漫画で壮大な物語を描く!アレクサンドリア大王の秘書官エウメネスの半生をつづっていく。

備考 作者がデビュー前から構想を温めていた作品。

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ヒストリエのレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全68 件

9点 ブリキの金魚さん

登場人物への感情移入はありません。
それでも、この点数をつけられるのは作品の内容に対して純粋にのめり込める面白さがあるからだと思います。その理由は捻りを利かせているにも関わらず、わかり易い「起承」、予想の斜め上をいく「転結」からだと思います。
読後、伏線回収時の爽快感から、まるで頭がよくなったかのような錯覚と、すぐに続きを読みたいという気持ちになります。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-21 09:51:12] [修正:2012-12-23 07:44:30] [このレビューのURL]

8点 そういちさん

岩明均さんのヒストリエ。
岩明均さんは有名所でいくと「寄生獣」とかも描いてますよね。まぁこの人自体あまり作品数が少ないのですが。
だいぶ人気の出ている漫画なのですが僕は遅ればせながらつい先日読ませて頂きました。
紀元前のギリシアマケドニア王国・アケメネス朝ペルシアを舞台にして史実に基づいた…とまぁあらすじをタラタラ書くのもいいのですが、主人公のエウネメス青年。こいつがただただ頭がいい。
けどそれは「新世界の神になる」みたいな頭の良さではなくとても現実味を帯びた。
現実味…少し言葉が違うか。えっと、スティーブジョブズみたいじゃない感じ。
とても日本人向けの頭の良さです。
西海岸的な「イケイケオウオウ」みたいな感じではなく機転が利く感じ。
そして僕が一番「Oh…」と思ったのは「自分の能力を自分で的確に測って知っている」ということです。
これは大事だと思う。これができるかできないかで大きく人生が変わってくるような気がします。
受験失敗したりだとか落ち込んだ時に読むとなんだか元気が出てきます。

ただ他のみなさんもおっしゃっているように完結するかどうかだけが気がかりです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-09-25 07:22:53] [修正:2012-09-25 07:22:53] [このレビューのURL]

9点 kagehiensさん

続刊をさっさと出せぇぇぇぇぇぇ!!

とまず叫んでおいて。

社会的な意義はさておき、完成度としては画竜点睛をかく感が拭えなかった「寄生獣」「七夕の国」などの話題作・問題作を経て、鬼才・岩明均が満を持して世に放つ歴史スペクタクル大作!!そんなのがつまらない訳がない。実際、文句なしに面白いのだが、本当に完結するのだろうか、と傍でみていて心配になるのもまた事実(期待を満足させる形で完結できたなら10点をつけるべき作品である筈)。

最近、アフタヌーン誌が本屋に並んでいるのを見ると、ヒストリエが載っているかどうかを確認してから購入するかどうか決めるというのが通例になってしまっている。

作品の内容以外のところで文字数を使ってしまったので本題を始めると、この作品は「あなたはアレキサンダー大王、アリストテレス、エウメネスが活躍していた時代を躍動感をもたせて想像できますか?」という作者の挑戦状だと感じられた。

普通、名前は知っていても、具体的な足跡をたどってイメージを描いてみたりしないし、エウメネスなんぞに至っては名前も普通は知らない。大王の書記官とかマニアックすぎだろうと(私も勿論しらなかった)。

しかし、作者はそれらの人物が生きていた時代の痕跡をたどり、(多少の脚色も交えて)ダイナミックに描き出しているのである。その凄さと言ったら、描かれているすべてのエピソードに抒情詩か何かの伝承があるのかと思ってしまうほどで、全編にわたって妙な説得力があふれているのである。

まだ未完の作品なので、語れることも多くはないが、「完結さえすれば」歴史漫画の金字塔になることは間違いない。

まだ読んだことのない人は連載が無事に続いているうちに全巻購入して、歴史(漫画)の立会い人になる機会を逃すべきではないと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-03-08 00:59:55] [修正:2012-03-08 02:23:30] [このレビューのURL]

9点 cheBさん

主人公が飄々とした頭脳派の性格なので、
淡々と話は進むけどとにかく面白いです。
所々かなり残酷なシーンはあります。
これぞ岩明節だぜ!!と思う名シーン多い。
主人公が感傷的になるシーンがあまりないので、読む人も個人によって感想が別れるんだと思うんですが、私は自分が感傷的な性格なので
いちいちこの漫画でも所々涙したりします。
生みのお母さんにまつわるシーンは全てものすごく
感動して泣いてしまいます。奴隷の人が本当の事を言えないまま
エウメネスと別れるシーンでは号泣してしまいました。
でもそんな私の熱い思いとは正反対にストーリー的には冷静に進む。
これが岩明先生の作品のお気に入りな部分です。
アレキサンダー王子とその狂ったママが出てきてからますます
面白さに拍車がかかったような。
エウメネスってどの時代に居ても出世するタイプですよねぇ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-02-18 19:57:35] [修正:2012-02-18 19:57:35] [このレビューのURL]

9点 メンテさん

 今まではめちゃくちゃ面白いので九点で。まだ完結してませんし。
 この作品の特徴を考えていたのですが、まず最初に思いついたのは軽い歴史漫画というところです。
 別にこれはけなしているわけではなく、いい意味で。ラフで読みやすいと思います。
 後はこの作者の特徴でもある名言と残酷描写。歴史物はよく人が死ぬので寄生獣よりグロかったです。
 でも当時の人から見れば生命の倫理観はそんなものなのでしょう。キリスト教もありませんし。
 名言はやはり「アラララーイ!」とか「よくもだましたなぁ!」とかこれは、もう岩明節というか、いつも通りでよかったです。
 アレクサンドロス大王がイケメンだが二重人格。Fate/zeroでは張飛みたいな豪傑ですが、この漫画はどういう人物に魅せてくれるか。気になります。
 でも連載スピードはもうちょっと速く……。そんなに絵も凝ってないし。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-02-04 21:13:10] [修正:2012-02-04 21:13:10] [このレビューのURL]

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