なるたる―骸なる星珠たる子のレビュー
9点 milmilky25さん
久しぶりに読み返しました。
単純にグロいとか暗いとか、それだけでは語れない。
私はこの漫画に多くのことを教えてもらった気がする。
高校生の時にアフタヌーンで読んでましたが、容赦なく悲惨な展開にビビりつつも、目が離せませんでした。
今でもよく登場人物のセリフを思い出します。
「楽しいよね、命を弄ぶのは」
「花で救われたいと思っているのは残された人達だよ」
セリフ以外にも、巻末に書かれている作者の一言も重いです。
鬼頭莫宏氏の作品は、説明的場面が殆ど無い所が良いと思います。淡々と過ぎていく。
読み手も推測しながら、考えながら読む。押し付けがましくないところが好きです。
しかし気軽に人には薦められませんよね。
面白いけど、「読んで〜」とか言って貸したりできない。
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[投稿:2007-06-05 02:13:17] [修正:2007-06-05 02:13:17] [このレビューのURL]
10点 chihiroさん
とにかく読んでください。
好き嫌いはっきり分かれるでしょうけど、
読み終わったあとの感じはなんともいえません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-04-14 22:31:25] [修正:2007-04-14 22:31:25] [このレビューのURL]
9点 Dr.Strangeloveさん
最初読んだ時はあまりの最終回にめちゃ凹んだ。
読み終わった後しばらく放心状態に陥った。
もう二度と読みたくないとさえ思った。
しかし。何度か読み返すと
巧妙な伏線が全編に張り巡らされており
実によく計算された物語である事に気がついた。
作者の、自分のメッセージを伝えたいという
強い思いが伝わってくる終盤といい
客観的に見れば作品自体は実に完成されているので
名作と呼べる。ただし、お薦めはしない。
はっきり言ってこの漫画に0点をつける人がいても
全く驚かない。そういう漫画だから。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-02-08 18:13:54] [修正:2007-02-08 18:13:54] [このレビューのURL]
10点 尤さん
鬱になる、鬱になると言われて読んでみたが、個人的に鬱漫画というよりは素直に感動できる作品だった。
ぶっちゃけ登場人物のほとんどが中二病なんだけど、各キャラの台詞にはついつい考えさせられてしまう。
そこらへんの少年漫画みたいに何でも都合よくいくわけじゃねーんだぞ、と言わんばかりに、起こりうる最悪の事態ばかりが選ばれていく(結局それは選んだ奴の責任なわけなのだが)。
普通ならここであのキャラが助けに来てくれる!ギリギリで間に合う!とか、そんなのは一切ナシ。取り返しの付かないことが起こるべくして起こる。ファンタジーの世界なのに冷徹なまでのリアリティ。
人によっては「やりすぎだ」と思うかもしれない。まぁ実際やりすぎだしね。
ラストについては賛否がはっきり分かれるだろうけど、最後の浜辺でキスしてるコマみたら、何かどうでもよくなってしまった。
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[投稿:2007-01-01 02:12:06] [修正:2007-01-01 02:15:23] [このレビューのURL]
8点 tamoriさん
作者特有の非常にスタイルが良い少年少女たちや、登場人物たちと“死”の絡め方、グロテスクな描写などがが特徴的。
読むと鬱になる作品としても一部で有名ですので気をつけてください。
私は8点としましたが、人によっては評価に大きく差が出る作品だと思います。
また、最終話についても賛否両論あり、人によって感じ方は両極端に分かれるでしょう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-05-29 17:18:54] [修正:2005-05-29 17:18:54] [このレビューのURL]
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