なるたる―骸なる星珠たる子のレビュー
7点 rankyさん
一貫した物語として完結してますし
そのせいか、読み終わったあとに
「そんなもんなんだろなぁ」と
世界についてボーっと考えてしまいました
思考の方向が、
話の理解や矛盾に向かせなかった部分は
このマンガの秀逸さのなせる業ではないでしょうか
残酷さもさることながら
描写も読者に補間を強制したりするので
そういう部分でも読み手を選ぶと思います
(私は、それなりに楽しんで補間しました)
いろいろ感じたり考えたりできるので
マンガが好きな人なら是非とも読んで欲しい一冊です
ただ、個人的には
デビルマンとの類似点を多く感じたので
マイナス1点しておきました
パクリではなく結果として似ただけだと思いますが
いろいろな可能性を感じたいもので・・・
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-10-08 23:47:08] [修正:2007-10-08 23:47:08] [このレビューのURL]
10点 htさん
私は結構マンガを読むほうだと思っています。
その自分が読んだ中では最も衝撃的な作品です。
いい意味にしろ悪い意味にしろ終わりまで読んだ後
何も考えることができなくなったのは初めてでした。
マンガが好きな人は絶対読むべきだと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-08-12 22:16:22] [修正:2007-08-12 22:16:22] [このレビューのURL]
4点 souldriverさん
何となく興味本位で手にとってみたけど、正直この作風は僕には合わないらしい。
絵柄やキャラクターに魅力を感じられないのをはじめ、唐突にマニアックな近代兵器がわらわら出てくる違和感、重いんだか軽いんだか話の筋がよく分からない展開、すべてが…うーん。
痛々しい描写もかなりあるのになぜか現実感が湧いてこない。余白の多い絵が必ずしも悪いという訳ではないけど、絵からあまり力感が伝わってこないのがどうにも。
残念ながら作者のコメントにもほとんど共感できるものはなかった。
序盤こそ他のマンガにない独特のドライな空気と先行きの不透明さが新鮮に映ったものの、5巻あたりから退屈さの方が先に立つようになってしまった。
最初に表紙を見た時点で自分には合わなさそうな雰囲気を察したけど、改めて「直感ってけっこう大事なんだな」と思わせられた。
かなり人を選ぶ作品だと思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-07-03 14:02:00] [修正:2007-07-03 14:02:00] [このレビューのURL]
8点 rongaiさん
たくさん子供が出てくるんだけど、
子供が子供らしく生きていけないんだよ。
しかもその子供がばかすか死んでしまうのだけど、
死ぬシーンもあまりに酷くて、泣けるとかを通り越して…
恐ろしい子ッ!って感じ。
絵も白さが目立つ描き方だから、余計に残酷に思えたり…。
一応、漫画に救いを求めている方には少々オススメできないかも。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-12 11:46:30] [修正:2007-06-13 18:19:38] [このレビューのURL]
8点 ガチャピンさん
全体から「死の匂い」がする作品。
作品には作者の考えが強烈に表現されており、
難しくて誰もが語るのを避けそうな問題を、登場人物のセリフや巻末のコメントで作者なりの意見を述べている。
それをどう解釈するかは読者次第なのだが、とかく重い意味を持つものが多い。
特に「命は代わりが利く」というメッセージが強烈
非常に残酷であるのだが、この言葉には、恐ろしい破壊力と同時に真実を持ち合わせている。
軽い気持ちで読まないほうがいい。
個人的には本編から外れた話が面白かった。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-06 21:40:15] [修正:2007-06-06 21:40:15] [このレビューのURL]
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