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7.19点(レビュー数:31人)

作者あだち充

巻数12巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1987年~ / 小学館

更新時刻 2012-11-14 17:43:48

あらすじ “人殺し”その年の新入生一番の美少女が初対面の俺に投げかけた言葉。そこからすべてがはじまった!高校を舞台に、人生の“下描き”たちが繰り広げる甘く切ない現代版ロミオとジュリエット。

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ラフのレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全31 件

9点 チビ太さん

あだち充作品は大好きなので、
全体的にも点数を高くしてしまいます。

特にこの作品は何度読んでも飽きが来ず楽しめています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-04-29 19:48:14] [修正:2009-04-29 19:48:14] [このレビューのURL]

8点 パンダマンさん

 主人公の大和圭介が、なぜか他には人当たりが良い女の子に人殺しっと言われ最悪な関係から始まるお話
 その設定に一気に引き込まれた

 初めて読んだ時すごいおもしれーが感想だった…けど、よく考えたらこれって水泳が舞台だけど、水泳の面白さは全然伝えてないんだよね
 いや、そんな事を気付かせないくらい面白いって事だ
うんっ、そうだ。
あだち充はすごい職人なのだ
 だから、スポーツ漫画っていうより、水泳を舞台にした恋愛漫画っていうのが正しいのかもしれない
 水泳の世界が見たい!って人は気分しか味わえないので注意

 微妙な人間関係の展開は見ている側をハラハラドキドキさせる

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-12-02 17:32:05] [修正:2006-12-02 17:32:05] [このレビューのURL]

8点 mangasukiさん

あだち充先生の漫画では一番好き!!

キャラが一番魅力的なわけでも
ストーリーが他と比べて秀逸なわけでもないけど
作品の中に流れている空気がもう最高に好きなんです。

コマの中から溢れ出てくるこそばゆい青臭い匂い。
青春だよなあ・・・。うん、青春だとも。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-06-02 12:01:50] [修正:2005-06-02 12:01:50] [このレビューのURL]

9点 朔太さん

あだち充さんの作品は大抵読んでいるつもりでしたが、
有名な「ラフ」を全巻揃えて読んでみました。
ラストのまとめ方の上手さとそこに至る亜美ちゃんの
心の変遷が乙女チックで感動しました。

現代版ロミオとジュリエットが下敷きになっています。
先代からの遺恨の遺言が残る商売敵から、毎年
「人殺し」の年賀状が送られてくるお相手が美少女でした。
水泳や飛込み競技は、単なる添え物です。
スポーツそのものは爽やかさを演出するだけの小道具です。
むしろ、様々な障害、例えば選手生命を絶つような
交通事故がライバルの恋敵に起こったり、幼馴染み時代を
共有していたり、偶然と運命の予定調和の物語が主題です。

物語をしっかりしたものにしているのは、今回もヒロイン
亜美ちゃんの淡い恋心の芽生えを表情で見事に表現して
いることです。
例えば、救急箱を急いで取りに行く圭介を待つために、
その前に手に入れた救急バンを隠すとぼけた表情。
押し付けがましくなく、さりげなく好意を会話に挟むシーン。

一方で脇役たちも見事に、人間賛歌を演出します。
特に、緒方が素晴らしい。
久米の恋の成就のキュービットとして、わざと嫌われ者を
演じます。
彼が母親の療養のために北海道に去るわけですが、その
早朝の最後の別れのシーンも男らしい。
小柳かおりも最初は、悪役敵役で登場しましたが、圭介の
優しさにほだされていく乙女心の表現も見事でした。

あだち作品のヒーローは常に定型で、飄々とした性格が
持ち味です。
頑張らない、ダメな男がカッコ良い、という価値観でしょうか?
でも、実際それで日本チャンピョンになれるはずもないのですが。
実際、圭介には、親父の言葉として自分を表現しています。
「親をおろおろさせるようなところは全くない。
何をやってもそこそこ、大けがも大失敗もない。
手のかからない目を離しても安心していられる。」
そんな男が現実にはヒーローになれるわけもないのですが、
あだち作品ではそんな青年の持つ素晴らしさに
スポットを当ててくれます。

「タッチ」も素晴らしい作品ですが、「ラフ」は双璧
かもしれません。
減点の1点は、卑怯者の敵役など冗長なエピソードを
挟んでいる点です。
これが少ない作品ほど、私の評価は高くなっている感じがします。

いずれにしても最大級レベルの良作と言えるでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-10-02 19:54:23] [修正:2019-10-02 19:54:23] [このレビューのURL]

8点 勾玉さん

[ネタバレあり]

ヒロインとの関係が少し予定調和に進みすぎるきらいはあるけど
終盤の波乱の展開を皮きりに、
徐々にヒートアップしていく物語には引きつけられるものがあります。
そして競泳の結果では無く、ヒロインの告白で締めるラスト
これが何とも爽やかなんですよね。

あだち充の漫画は、スポーツ漫画では無く、
青春漫画だな、と改めて認識させられました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-14 17:45:12] [修正:2013-03-26 22:39:57] [このレビューのURL]

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