あらすじ
伊藤開司は、日々ブラブラとした生活を続けてきた。
しかし、ある日彼の家に一人の男、遠藤が訪れる。
カイジは、昔バイトで一緒になった古畑の借金の保証人になっていた。だが古畑は失踪。遠藤はその借金を取り立てに来たのである。
当時30万だった借金は、莫大な金利のため、1年あまりの期間で385万にまで膨れ上がっていた。月6万円の返済で11年の借金である。とうてい返せる訳が無い。
だが遠藤はカイジに一つの話を持ちかける。
10年はかかる借金が一晩で返せる話である。
カイジは「ギャンブル船・エスポワール」への
乗船を決意したのだが・・・。
備考
第22回講談社漫画賞受賞。続編に「賭博破戒録カイジ」と「賭博堕天録カイジ」がある。
2007年TVアニメ化。また2009年藤原竜也主演により実写映画化された。
賭博黙示録カイジのレビュー
8点 yone9085さん
「それでも人間かっ‥‥‥‥!」と思ってしまうギャンブルやその手口が次から次へと出てきます。
限定ジャンケンを読んだ後は出るキャラすべてに疑心暗鬼してしまうほど。
「友情」だとか「愛」だとかそんな言葉は聞き飽きたしこの漫画には関係ありません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-05-22 22:37:12] [修正:2006-01-28 23:30:27] [このレビューのURL]
8点 カラシンさん
中学生くらいから高齢者まで、幅広くこの刺激は受け入れられると思います。 しかしちょっと通常会話の文体(?)がくどい。
絶版になっているらしく、入手が少し難しいですが、読んで損は無いのではないでしょうか。「作者の価値観」だけでなく、ちゃんと世の理を描いていると思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-09-16 16:24:33] [修正:2005-09-16 16:24:33] [このレビューのURL]
9点 ベックさん
「勝つか負けるか」というギャンブルの普遍のテーマを中心に、主人公カイジが逆境を乗り越えていくストーリー。
登場するキャラクターが放つ一言一言が、普段平凡に暮らしている我々庶民の心にグサリグサリと突き刺さってくる。
また、ギャンブルのシチュエーション作りが秀逸で、そのルールの中で主人公がもがき、考え悩むさまを見事に描き上げている。
画の無骨さで敬遠されている方は、騙されたと思って読んでみることをオススメする。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-08-31 10:13:50] [修正:2005-08-31 10:13:50] [このレビューのURL]
8点 kenjiさん
良い!
いつの間にか2時間、3時間なんてすぐに過ぎてしまう展開。
どっぷり世界観に入り込めます。
勝ち負けを決めるゲームの内容も、ジャンケンだったりカードゲーム。
だから誰でも簡単にできるけど、考え出したら奥がかなり深い。
読んでいるうちに頭が熱くなる漫画なんてそうあるもんじゃない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-06-18 09:54:31] [修正:2005-06-18 09:54:31] [このレビューのURL]
8点 道化師さん
なんとなく、舞台設定がありきたりな気もするが(僕だけか、それは)、
ここまで極限状況における人間の心理状態を深く掘り詰める事が出来るなあ、と何度読んでも感心する。
ところで、僕もごまあぶらさんの意見に賛成で、
福本先生は「狂気」を描くのに長けた漫画家なんだが、
やっぱりあの幼稚ともとれる絵がポイントなんじゃなかろうか。
あの絵だからこそ、あんなにも醜く、ドロドロな世界は表現できるんだろう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-06-01 23:11:34] [修正:2005-06-01 23:11:34] [このレビューのURL]
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