あらすじ
伊藤開司は、日々ブラブラとした生活を続けてきた。
しかし、ある日彼の家に一人の男、遠藤が訪れる。
カイジは、昔バイトで一緒になった古畑の借金の保証人になっていた。だが古畑は失踪。遠藤はその借金を取り立てに来たのである。
当時30万だった借金は、莫大な金利のため、1年あまりの期間で385万にまで膨れ上がっていた。月6万円の返済で11年の借金である。とうてい返せる訳が無い。
だが遠藤はカイジに一つの話を持ちかける。
10年はかかる借金が一晩で返せる話である。
カイジは「ギャンブル船・エスポワール」への
乗船を決意したのだが・・・。
備考
第22回講談社漫画賞受賞。続編に「賭博破戒録カイジ」と「賭博堕天録カイジ」がある。
2007年TVアニメ化。また2009年藤原竜也主演により実写映画化された。
賭博黙示録カイジのレビュー
7点 beeさん
なんか面白いらしい噂は聞いていたけれど、絵が苦手で敬遠してました。
読んでみて、強烈なインパクトのある漫画だと思いました。
良い悪いの前に、蟻地獄みたいな展開に釘付けになってしまいます。
猛スピードで人生下り坂一直線を見せられてる気がします。
カイジはヒーローでもなんでも無いのに、凄い人間に思えてくるのが不思議です。
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[投稿:2005-05-26 01:57:46] [修正:2005-05-26 01:57:46] [このレビューのURL]
8点 真樹さん
ジャンケンだけでここまで密度の濃い人間模様描けるのは本当に凄い!
この一編だけでも、人生の暗黒部分がよーく解ります。
やっぱ福本先生は凄いわ…
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[投稿:2005-05-25 06:37:13] [修正:2005-05-25 06:37:13] [このレビューのURL]
9点 American418さん
読んでいて非常にはらはらさせられます。
読者は漫画内の心理戦に巻き込まれ、また人間の汚さ、弱さ、孤独、虚勢、傲慢、エゴイズム、欲望をこれまでもかと言うほど見せ付けられます。一度読むと、これはかなりハマると思います。
一般的に、第一部の「希望の船」の方が評価が圧倒的に高いけど、第二部の「絶望の城」の恐怖の電流鉄骨橋渡り編も心臓にかなり悪いです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-05-11 10:25:46] [修正:2005-05-11 10:25:46] [このレビューのURL]
7点 ごまあぶらさん
演出力は皆が認めてますけど、ある意味で画力の高い人だと思うのは私だけでしょうか?
どんなことも表現できちゃうじゃないですか、この人は。
カイジが始ってそう思ったんです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-04-22 01:32:08] [修正:2005-04-22 01:32:08] [このレビューのURL]
7点 noriさん
ジャンケンという題材だけで5冊も漫画をかけるのは
いや書こうとするのはこの作者ぐらいじゃないかな?
次から次に予想もできないような練られた作戦、戦略を敵が考え
さらにそれを超える戦略をカイジが実戦する!
作者の頭はいったいどうなってるんだ!というぐらい練り込まれた展開!
それにしても初っぱなの船井のあいこ作戦のくだりは肝をぬかれたw
現実の厳しさをおしえてくれる漫画でもあります。
あと福本漫画といえば利根川の演説にみられるような
福本節といわれる独自の語り方も必見
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[投稿:2005-04-13 20:35:16] [修正:2005-04-13 20:35:16] [このレビューのURL]
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