あらすじ
伊藤開司は、日々ブラブラとした生活を続けてきた。
しかし、ある日彼の家に一人の男、遠藤が訪れる。
カイジは、昔バイトで一緒になった古畑の借金の保証人になっていた。だが古畑は失踪。遠藤はその借金を取り立てに来たのである。
当時30万だった借金は、莫大な金利のため、1年あまりの期間で385万にまで膨れ上がっていた。月6万円の返済で11年の借金である。とうてい返せる訳が無い。
だが遠藤はカイジに一つの話を持ちかける。
10年はかかる借金が一晩で返せる話である。
カイジは「ギャンブル船・エスポワール」への
乗船を決意したのだが・・・。
備考
第22回講談社漫画賞受賞。続編に「賭博破戒録カイジ」と「賭博堕天録カイジ」がある。
2007年TVアニメ化。また2009年藤原竜也主演により実写映画化された。
賭博黙示録カイジのレビュー
10点 ルカさん
カイジシリーズではこれ(黙示録)が一番好き。
一見単純なことでも深く 非現実的なことでも唾を飲み込んでしまうほどにリアル。
まさに圧倒的な面白さ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-01-22 02:50:27] [修正:2012-01-22 02:50:27] [このレビューのURL]
9点 朔太さん
カイジの活躍や賭博勝負の在り様も良いけど、何より
賭博を通して社会の構図や人間を俯瞰している点ですごい。
悪党側の会長や利根川は極端な描写ではあるが、社会権力者の代弁であり
資本主義社会の正義を語らせている。
<感銘した台詞>
1.高層綱渡り:死を現実のものと受け止めて命乞いを始める者へ利根川が、
「どんな事態になってもとことん真剣になれない病。いつだって許されると
思っている。借金を踏み倒そうと極論、人を殺したとしても、自分は悪くない
自分は許される、なぜなら今起こったこの事態はあくまでも仮で、本当の自分は
あずかり知らぬこと、そう考えるからだ。・・・ゆえに奴らは30になろうと
40になろうと、自分の人生の本番はまだ先で、本当の俺を使っていないから
今はこの程度なのだといい続け、結局老い死ぬ時に丸ごと本物だったと気づく」
2.カイジの名台詞:「勝たなきゃ、誰かの養分」
3.綱渡りの最中、カイジが、「希望は、・・夢は・・・人間とは別の何か
他のところにあるような気がしていたけどそうじゃない!人間そのものが希望だったんだ」
4.会長が「貧乏人は王にならんと金を求め、逆に現在いる王の存在をより磐石に
する。そういう不毛なパラドックスから出られない。金を欲している以上、
王は倒せぬ。」
並みの社会学者や哲学者、共産主義者では想定できない極限状態だから、
説得力がある。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-10-22 18:50:38] [修正:2011-10-26 01:51:56] [このレビューのURL]
7点 maxさん
ギャンブル漫画です。だけど、ただのギャンブル漫画じゃないです!!
希望と感動を与えてくれます。そして絶望も・・・w
カイジは4編構成でなりたっている作品で、現在も連載中です。
全シリーズ一貫して『カイジ』となっています。
まとめて一気に読むのがおススメ★
ダメダメ人間の主人公:伊藤開司(いとう かいじ)は毎日自堕落な生活をしていた。そんなある日、身の覚えのない多額の借金の取立てにあうことになる。
借金を返す為にギャンブルの道へと歩むのですが・・・
↑もう、この時点で本当に駄目人間!!!
この漫画を読むとカイジに凄くイライラします。
たまに大声で「アホか!!」って叫びたくなります(^^;)
そこが作者の狙いなんでしょうねw
しかも、ウンコな人間が沢山出てきます。
世の中こんな人たちばかりじゃ終わりだ・・・って思うくらい。
だけど続きが凄く気になります。
ここで詳しく紹介してます↓
http://zena.mangalog.com/Entry/67/
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-09-12 23:11:10] [修正:2011-09-12 23:11:10] [このレビューのURL]
9点 リッチ大佐さん
はじめは親父の部屋にあったから、暇つぶしに読むかくらいの気持ちでしたが、最高でした。これでもかと起こる絶体絶命、そしてそれを乗り越えたときのうれしさ、でもそれを素直に喜べなくなる展開、
敵のキャラもとても濃く、すごく愛着が持てました。最後まで、ハラハラドキドキして読めます。カイジの性格の良さもまたこの作品の良いところだと思します。
ただ人生に影響を与えるのはちょっとまずいんで9点で。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-09-05 09:20:20] [修正:2011-09-05 09:20:20] [このレビューのURL]
8点 でろりんさん
アカギとはまた違うかっこよさを持つ主人公カイジ
彼の持つかっこ良さは人間臭く
まるで少年漫画の主人公の様でもある
それでいて泥臭く頭もキレる
とにかく主人公が魅力的でかっこいいのだ
私が一番好きなのは彼が負けるシーン
死んでいった者達を想い決して屈しない
感動的な場面ではないはずなのに目頭が熱くなる
ただ一つだけ注文をつけるとすれば
2本目の鉄骨渡りはおかしい、あんなの渡ろうとする人いないし
まるでカイジが先導する様な流れも違和感を覚えた
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-08-07 18:11:16] [修正:2011-08-07 18:11:16] [このレビューのURL]
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