寄生獣のレビュー
9点 kamekameさん
散々語られてきた作品に新たなレビューもなんのなので、
オッサンの感傷文を一筆お目汚しに。
この作品との出会いは単行本の5巻が発売になった15年ほど前。
当時住んでいた東京は千歳船橋駅近くの書店に平積みされていて、
今思えばそれほど強烈な表紙でもないのに、
魅入られるように手に取りそのままハマってしまった。
少年ジャンプではスラムダンクが佳境に入った頃、
ネットもない時代で漫画の評判は口コミが頼りだったが、
新刊が発売になると大学のゼミの長机に
専門書と共に違和感なく複数置かれていた光景を覚えている。
あっという間に浸透してカルトな人気になっていった。
バブルがはじけ、阪神の震災、オウム関連の事件が起き
転げ落ちるように暗くなっていく世相に
ほの暗い作風が合っていたのかもしれない。
その後も事あるごとに読み返してきたが、いまだに色あせない。
私なんかに言われるまでもなく、語りづかれる名作になるだろう。
満点にしなかった(気持ち的には9.5点をつけたかった)のは、
作者の現行作品「ヒストリエ」に期待しているため。
大作になるのが必至のテーマなので、早く進んでくれることを切に願ってます。
「アッララララ−−−−−−−−−イ!!」(違っ)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-08-17 11:23:40] [修正:2010-08-17 11:23:40] [このレビューのURL]
7点 s-fateさん
ストーリーががっちり出来上がっているところがすばらしいです。また、10巻という手頃な長さで完成しているのも手を出しやすい。確かに人がやたら死ぬし、白い背景に化け物、というのはグロいと思う人もいるかもしれませんが、個人的には今となってはそうグロい表現でもなくなってきたようなきもします。余計な寄り道感もなく、サクッと読める割に満足感の高い良いマンガだと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-08-07 18:17:44] [修正:2010-08-07 18:17:44] [このレビューのURL]
10点 ノゲイラさん
まさに名作だと思います。
ただグロい描写に初めは若干嫌悪感がありました。
しかしながら、これはグロいの苦手な人も読むべき作品です。
ストーリー自体はけっこう読みやすく、のめりこみやすいと思います。
そして、メッセージ性がはっきりしています。
読めばわかりますが、寄生獣というのは単にパラサイトを意味しているわけではないのですね。
広川の死に際の言葉にはとても考えさせられます。
そして、最後の方は意外と感動します。
ミギーが泣かせてくれますね。
万人に読んでもらいたい作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-20 22:51:47] [修正:2010-07-20 22:51:47] [このレビューのURL]
9点 numaruさん
燦然と輝く名作。
全10巻のなかに閉じ込められた膨大なエネルギーはトラウマのように読者の心にいつまでも住みつきます。
漫画に大切な初歩的な要素から複雑な要素まで、全てが完ぺきに表現されかみ合っています。
誰でも一度は必ず読むべきです。あまりこういうものを読まない読者も、この作品だけはぜひ。序盤のグロ絵に負けて諦めたら損をします。
誉めるしかできないので、ここらでやめておきます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-20 00:38:27] [修正:2010-07-20 01:27:30] [このレビューのURL]
10点 notatallさん
まさに不朽の名作。
根底にある壮大なテーマを読者それぞれに考えさせるあたりは、結論を押し付けてこないだけに、またそれにも拘らず、奥深い。
そしてこの点を抜きにしても、寄生生物たちとのバトルや心理描写で魅せる。
しかしスプラッタ耐性のない人が読んではいけない。
それからどこぞのホラー映画のぱくりぽい部分があることには目をつぶってあげよう(笑)。
必読中の必読。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-18 21:45:26] [修正:2010-07-18 21:45:26] [このレビューのURL]
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