寄生獣のレビュー
8点 shutaroさん
これぞ名作といった感のある90年代を代表する有名SF漫画。
絵は古臭いと言うか淡白ではあるが、SFとしてのエンターテイメントを
追求した構成・演出とメッセージ性がとてもバランス良く織り交ぜられており、
SF設定やスプラッタ描写の適度さもさることながら、登場人物や
ストーリー展開にまったくもって無駄がなく、とてもスマートに仕上がっている。
やや後付け的に「環境問題に対する姿勢」などのテーマが出てくるものの、
「人とは」「生きるとは」といった主題を掲げ、それを一応の形ではあるが、
エンターテイメントと両立しつつ処理し描ききった事はとても素晴らしい。
ハラハラドキドキとSFを楽しみながらも、読後に考えさせられるタネを
与えてくれる、まるでSF漫画のお手本のような岩明均の大代表作。
(個人的には「七夕の国」の方がオススメですが)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-10-26 14:53:16] [修正:2005-10-26 14:53:16] [このレビューのURL]
10点 gonさん
世界観、テーマ、キャラ、展開、伏線、そしてラストと、その全てが完璧 だった漫画ですね。本来ならレビューすら要らないんでしょうけど、 あえて言葉を添えるなら「完璧」。この言葉以外ないですね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-10-18 17:30:38] [修正:2005-10-18 17:30:38] [このレビューのURL]
9点 kamakuraさん
絵は好みではないんですが、でももうほかの絵は考えられないで
すね。
いろんな側面で話題となった本作ですが、漫画として最高に面白
いと思います。
自分は涙するシーンもありました。
今度ハリウッドで映画化される話もあるようですが、その前に読
んでみてはいかがでしょうか。
きっと映画版は漫画を超えられないだろうなあ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-09-19 20:50:04] [修正:2005-09-19 20:50:04] [このレビューのURL]
9点 ムキッキーさん
背筋の寒くなるような寄生獣の存在感。
間に立たされた主人公の悲しみがひしひしと伝わってきました。
ありえないようで、ありえそうなリアルがここに。
淡々と、でも躍動感のあるバトルシーンは手に汗握りました。
漫画のバトルを面白いと感じたのは久しぶりかもしれません。
グロ表現に耐性が無いときついですが、それを補っても余りある面白い作品だと思いました。
でも食後に読むと、具合が悪くなるかもしれません。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-08-10 11:32:27] [修正:2005-08-10 11:32:27] [このレビューのURL]
9点 コステロガーデンさん
渾身の一撃は最高の出来。
作者本人も上手くいった仕事と語っているように
本当によく出来た作品です。
(ネタ的にはバオー来訪者とか闘将!拉麺男に似たようなとこがありますが)
主要の登場人物それぞれに、
テーマにのっとった役割分担がされている感じがあり、
すごくまとまりがよかった。
こういった首が転がり、血がドバドバ流れる作品は
基本的には苦手な方なのですが、
あくまでも手段として用いられていた為か
抵抗なく楽しめました。
きっと数十年たっても色褪せる事のない傑作だと思います。
◇この作品の個人的価値=全10巻で 6000円也。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-05-29 15:06:30] [修正:2005-07-03 22:15:22] [このレビューのURL]
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