あらすじ ロイズの保険調査員(オプ)である平賀・キートン・太一は、元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官であり、また、オックスフォード大学を卒業した考古学者でもあるという複雑な出自を持つ日本人(父太平は動物学者)とイギリス人のハーフ。本人は内心、考古学の道を進みたく思っているが、過去の経歴の優秀さからいろいろな調査依頼が舞い込んでくる。冷戦前後の社会情勢、考古学、そしてキートンをめぐる人々のドラマが絡み合った秀作である。(Wikipediaより)
備考 余談だが、原作者の勝鹿北星はほとんどこの作品に関わっておらず、ストーリーはほとんど浦沢直樹と長崎尚志が考えていた。なお、この作品は長らく絶版となっていたが、2011年から完全版の刊行が開始された。
MASTERキートンのレビュー
8点 トトさん
マンガ界のフランク・キャプラ、浦沢直樹のフェイバレット作品。
他の長編と違い、途中で風呂敷を広げすぎて破綻するようなことがないので安心して読めます。
短編なので人に勧めやすい。
ただ一つ不満。元奥さんの素顔はいかに?
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[投稿:2008-11-26 00:29:19] [修正:2010-07-23 12:40:45] [このレビューのURL]
9点 Kino.さん
MONSTERや20世紀少年と比較すると分かりやすいストーリーと心温まるストーリーが魅力的です。パイナップルARMYの影響を受けつつも、さらにストーリーが登場人物の温もりが感じられるほどにまで昇華されています。
冷戦前後の社会情勢、考古学、そしてキートンをめぐる人々のドラマが絡み合ったという紹介文のとおり、さまざまな背景を持つ登場人物たちとキートンの交流が淡々と描かれています。彼ら登場人物はみなどこか癖がありますが、憎めないという特徴があります。自分はこの作品は登場人物の描写のうまさと、作品自体を一つの詩のようにまとめる浦沢先生の技量がいかんなく発揮された名作だと感じました。何度も楽しめるというのも好印象です。読むたびに新たな発見があります。
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[投稿:2008-10-30 12:58:49] [修正:2008-10-30 12:58:49] [このレビューのURL]
8点 Sealさん
久々に本棚の奥から引っ張り出して見た。
やっぱり面白い。
浦沢漫画の中では一番好き。
人物設定が面白いし、ストーリーも比較的分かり易い。
独特の淡々とした味があるが、時には淡白に感じることも。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-10-16 20:13:50] [修正:2008-10-16 20:13:50] [このレビューのURL]
8点 fasterさん
絶版になっているため、なかなか手に入らずに苦労。
しかしその甲斐あって面白い漫画に出会えた。
考古学者という難しそうな内容なのに飽きることなく読み進めることができ、すごいストーリー展開だなと感心させられた。
追記
新装版が出て入手しやすくなった模様。
ぜひ一度読んでみるべき。
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[投稿:2008-10-12 23:00:18] [修正:2013-07-25 01:25:50] [このレビューのURL]
10点 ずんどこponさん
少年の頃の約束、淡い恋心、裏切り、赦し。
科学、戦争、政治、スポーツ。
民族間の憎悪と友情。
ロマン、冒険、信仰。
エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ・・・
手塚治虫はマンガのおよそ全てのネタを描いてしまっていると思うが、このマンガは18冊と小規模ながら同じような事をやっている。しかもキートンの人生の旅の1ページとして短編達がアルバムの様にまとまっている。(他の登場人物の番外編もあり)
個人的には調子に乗るじじいとかばばあが好き。憎めないし、一緒にのんびり過ごしたら意外に有意義な時間になりそう。
こんなもん手元に置いとけないので売っぱらいました。
いつまでも読んじゃうし。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-09-29 23:45:03] [修正:2008-09-29 23:45:03] [このレビューのURL]
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