あらすじ ロイズの保険調査員(オプ)である平賀・キートン・太一は、元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官であり、また、オックスフォード大学を卒業した考古学者でもあるという複雑な出自を持つ日本人(父太平は動物学者)とイギリス人のハーフ。本人は内心、考古学の道を進みたく思っているが、過去の経歴の優秀さからいろいろな調査依頼が舞い込んでくる。冷戦前後の社会情勢、考古学、そしてキートンをめぐる人々のドラマが絡み合った秀作である。(Wikipediaより)
備考 余談だが、原作者の勝鹿北星はほとんどこの作品に関わっておらず、ストーリーはほとんど浦沢直樹と長崎尚志が考えていた。なお、この作品は長らく絶版となっていたが、2011年から完全版の刊行が開始された。
MASTERキートンのレビュー
7点 朔太さん
考古学者としてのキートン以上に、保険調査員としての
キートンがドラマ性があります。さらに元SASの軍隊経験
があり、闘争スキルが抜群な三面性が、最大の魅力ですね。
一回一回のストーリーの品質は高く、名作と呼ばれても
不思議はありません。
しかし、西洋史、特に英国史のうんちくが心地良いと
感じるか、どうかで評価が分かれそうです。
確かに、相当専門的な知識に裏付けられている背景が、
事件に上手く絡んできます。
しかし、人によっては読み飛ばしている可能性もありそうです。
浦沢直樹氏の代表的傑作の一つですね。
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[投稿:2021-07-05 07:59:51] [修正:2021-07-05 07:59:51] [このレビューのURL]
9点 ヒデリウさん
小学生の時に読んで難しかったけどとても衝撃を受けました。
年齢によるものか読む度に違った印象、新しい発見があります。
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[投稿:2014-09-04 15:05:02] [修正:2014-09-04 15:05:02] [このレビューのURL]
8点 polojoさん
インテリ、スポーツマン、軍事知識も豊富、多趣味で紳士のキートンの活躍を描いた作品です。
画力は今より低いですが、浦沢氏の得意芸ともいえる「ヨーロッパ人のかき分け」の技術はすでに完成されています。ロシア人、ドイツ人、イタリア人、英国人など白人をかき分ける技術は本当に素晴らしいものがあると思います。
この漫画はストーリーというものがほとんど存在しません。極端な話キートンと周りの人の生活を描いた「日常系」ともいえます。
よって漫画を面白くする要素は、かなりの部分キャラの魅力、もっというと主人公・キートンの魅力に左右されています。そしてこのキートンが非常に魅力的な人物です。
読めば読むほど、キートンという人物の魅力を知りたくなります。また、どの巻からよんでも全く問題ないです。
読んで何かが残るということは、ないかもしれませんが、おすすめです。
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[投稿:2013-05-17 03:08:38] [修正:2013-05-17 03:08:38] [このレビューのURL]
7点 pazzoさん
浦沢直樹はこういう一話完結でこそその才能を十分に発揮できるんじゃないかと思う。
風呂敷広げないですむし。
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[投稿:2013-03-11 16:58:47] [修正:2013-03-11 16:58:47] [このレビューのURL]
6点 シドさん
経歴に裏打ちされた知識、知恵、技術、行動力、生活力といったキートンの魅力にハマってしまいます。
一話完結の話から複数話に跨るものまで、また舞台も日本やヨーロッパ、中東などバラエティに富んでいます。
引き込まれる話にはとことん引き込まれますが、ストーリーが分かりにくくて読むのに苦労する話も多く、面白い話とそうでない話の差が大きい気がします。
あと、結論が何なのかが分からない話もちらほらあったので、トータルでこのくらいの点数にしました。
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[投稿:2012-10-27 23:16:25] [修正:2012-10-27 23:22:41] [このレビューのURL]
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