ヴィンランド・サガのレビュー
7点 souldriverさん
前作「プラネテス」で作者の思想的な面での主張はあらかた描き切ってしまったのか、今のところ一転してエンターテイメント性が高い活劇といった印象。
練り込まれた人物像や細部にまでこだわった世界観や設定は今作も秀逸で、一人一人の登場人物に分かりやすい魅力を感じることができる。
この時代の「正義」とは己の力を信じることであり、力のない者は死んでも仕方ないものとして描かれている。人を殺し、略奪をすることに微塵の罪悪感も覚えない野蛮な民族の世界だが、それこそがヴァイキングの持つ魅力なのであり、余計な心理描写や宗教色を排した展開には好感が持てる。
そんな中にあって作者の投げかける「愛」の観念がどのような影響をもたらし、どのような答えを導き出していくのか、今後の展開に注目。
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[投稿:2007-06-21 15:03:00] [修正:2007-06-21 15:03:00] [このレビューのURL]
4点 wowwow66さん
この作者の漫画はパンクっぽい熱さと青臭さが売りだと思っていたが、今のところそれが感じられない。
鼻についたそれらの要素もいざとって見ると脈絡の無い話という印象しか残らない凡作になってしまっている。
相変わらず緻密な設定だけはすばらしいが。
アフタヌーンという自由な誌面で書くこれからに期待。
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[投稿:2007-06-20 00:37:19] [修正:2007-06-20 00:37:19] [このレビューのURL]
7点 milmilky25さん
面白い!
戦闘シーンは迫力満点。画力はやはり凄いですね〜
最初は「え〜バイキングの話か・・・」とあまり気が進まないまま読んだのですが、興味がなくてもハマってしまいます。
これからの展開がかなり気になるところです。
残虐なシーンは目を覆いたくなりますが。
何も悪いことしてない村人達を殺したり食料奪わないでよ〜
人間生きてる以上、生死に関わらなくても似た様な行為は皆やってることになるんだろうけど。辛い。
幸村氏の漫画読んでいると、時々作者の「人格」みたいなものがちらりと顔を覗かせる気がするのですが、私がそれがどうも好きになれません。
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[投稿:2007-06-10 06:16:22] [修正:2007-06-10 06:16:22] [このレビューのURL]
7点 maroonさん
面白いなぁ。
また展開次第で評価が大幅に変わったりしそうだけど。
絵というか雰囲気もすごい好き。
プラネテスも良かったけどキャラとかこっちのが好きかも。
後3巻の最後のユルヴァの話、先は読めてたけどやっぱ感動。
次巻が待ち遠しい漫画の一つ。
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[投稿:2007-01-02 18:52:33] [修正:2007-01-02 18:52:33] [このレビューのURL]
7点 ムキッキーさん
冒険ものといえど、実在したヴァイキングがモデルなので
とにかく重厚な世界観。必殺技や魔法はないですし、
北欧が舞台なので世界観は全体的に寒く陰鬱としてます。
同じ海洋冒険もの「ワンピース」とは全然違った感じです。
中年男性キャラが渋くてよい味出していて、話にメリハリを与えてます。
この作品、少年漫画にしては描き込み量が多いのが凄いと思います。
個人の主観かもしれませんが重みの表現に長けているなあと。
戦闘シーンを見ていると剣がずしっと重々しく感じます。
人も重そうに見えます。トールズ特に・・・
過去編でトルフィンに人生の転機が訪れたところで、
やはり週刊連載を断念してアフタヌーンへ移籍とのこと。
コミックスのサイズどうなるんだろう。
作画密度に作業ペースが伴わないのは難点ですね。
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[投稿:2005-08-12 13:06:51] [修正:2006-01-13 01:03:56] [このレビューのURL]
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