クロスゲームのレビュー
5点 100gさん
この作品はあだち作品のお約束をトレースした様な作品です。
それだけに、この作品でなければというテーマが薄い感じがしてしまいます。
お約束だけに、安定していて17巻も続いたんだろうとは思いますが、目新しさもなくタッチにとても似ていますが、青春の恋愛模様みたいな物が弱く物足りなさもあります。
あだち作品ならではの青春物を読みたくても、この作品よりは他の作品をお勧めします。
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[投稿:2011-07-31 02:32:24] [修正:2011-07-31 02:32:24] [このレビューのURL]
5点 hopettさん
あだち充にもう野球漫画は書けないかもしれない。
あだち充ファンで高校野球ファンであるボクからすれば、
『クロスゲーム』は明らかに駄作であると言わざるを得ない。
作中の重要人物の死、幼馴染との恋、甲子園。
前作までを踏襲しただけで何ら新しいものは無かった気がする。
行き当たりばったりの展開、有効に使えなかった登場人物たち。
H2のような個々の登場人物のドラマも薄い。
今作は総じて物足りないものであったように思う。
ただ、あだち充の持ち味である、眩い青春、読後の清涼感は健在。
こういう青春をしたかったと思わせる、そういうところはさすが。
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[投稿:2011-01-27 00:40:37] [修正:2011-01-27 00:40:37] [このレビューのURL]
6点 mitsudoraさん
あだち充の野球漫画というだけでとりあえずハズレはありません。話もどこまでもお約束通りベタに展開されていきます。ある種の癒しがありますね。
ただ何一つH2に届かなかったなという印象です。ライバルの描写が薄すぎます。木根みたいに気持ちの良い成長を見せる脇キャラもいなかったし。でも安心のあだちクオリティということで6点です。
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[投稿:2010-10-11 07:41:51] [修正:2010-10-11 07:41:51] [このレビューのURL]
8点 ランスッドさん
あだち作品は、読み終わるたびに「誰もが通り過ぎる、あの頃」を思い出させてくれる。
そして、とても清々しい気持ちにさせてくれる。
漫画としての完成度等で勝負しているのではなく、読み終えた後の爽快感、甘酸っぱさ、そして忘れていたあの頃を思い出させてくれる力はどの漫画家よりも優れている。
脇役がどうのとか、野球の流れがどうのとか、あだち作品の良さはそういう所ではなく、自分の忘れかけていた素直な感情に、真正面からぶつかってくるところが、とても良いのだ。
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[投稿:2010-08-23 13:43:46] [修正:2010-08-23 13:43:46] [このレビューのURL]
5点 臼井健士さん
17巻にも及んだ「クロスゲーム」です。
あだち作品で野球が題材とされる際は「甲子園」は目標であって、話の終局であるわけです。
なので、決して「甲子園に行ってからの試合内容」は描かれることはありません。
常に「甲子園に出場するまでの戦いの軌跡」に留まるのです。
「タッチ」「H2」に続く野球ものであるこのクロスゲームでもそれは踏襲されます。
しかし、この作品では「意外な形での幕引き」を描いています。
この幕引きは予想外でした。なので野球面では良いと思います。
残念なのは恋愛面で、特に青葉たち四姉妹の従兄弟の「朝見 水輝(あさみ みずき)」は一体何のために登場してきたのですか?
野球やっていないから全然話の中心に加われず、最終回では傷心のまま行方不明って・・・・・(唖然)。
登場させる意味がなかったではないですか!
さらに滝川あかねが亡くなった若葉にあれほど生き写しなのに「単なるソックリさん」では理由付けに乏しいと思います。
まだ幼い頃に他家に養女に貰われていた「双子(一卵性双生児)の姉妹の片割れ」のほうが納得がいきました。
(つまり四姉妹ではなく本当は五姉妹だったというわけ)
光が何故、あかねよりも青葉を選んだのかもイマイチ不明ですし。
「あだち版若草物語」はローリー(光くん)、ジョー(若葉)が亡くなってエイミー(青葉)と結ばれました。
でも、心の底から納得していません。野球面のよさが打ち消されてしまったようで残念です。
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[投稿:2010-07-27 20:58:14] [修正:2010-07-27 20:58:14] [このレビューのURL]
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