ホーム > 少年漫画 > 週刊少年サンデー > GS美神 極楽大作戦!!

7.36点(レビュー数:22人)

作者椎名高志

巻数39巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1990年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:30:40

あらすじ 業界トップクラスの腕前と破格のギャラで稼ぎまくるゴーストスイーパー・美神令子、その美貌と色香に惑わされ超薄給で奉仕する助手の横島、幽霊でしっかり者のおキヌの3人を中心とし個性豊かな同業者たちと共に時にはドタバタ、時にはシリアスに物語は繰り広げられる。

備考 ワイド版全20巻

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GS美神 極楽大作戦!!のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全22 件

8点 gundam22vさん

退魔アクション漫画。
美神の格好(ボディコン)とか時代を感じるものはあるけど、
それでも現在でも読めるくらい面白かった作品だと思います。

ギャグを入れる間、突っ込みなど含めて本当に面白く、
テンポ良く読める。シリアスもそれなりに上手く、
本筋の方も伏線貼って、世界レベルの話
に膨れ上がったものの大体は回収できたという総合的
にかなり良く出来た作品かと。

主人公がタカビー外道タイプの女性(少年誌じゃ
今でも珍しいかも。今でいうツンデレっ気もあります)、相方男が最初どうしようもないスケベ脇役的位置なのに、ここまで
強くなったというのはなかなか例がないのではないかと。
後半はその相方横島が実質主役ですし(彼の個性は
うる星やつらの主人公的な濃さ)。
幽霊のおキヌちゃんは作中サブヒロインのような存在なのに、
サンデーを背負うヒロイン争いするくらい人気が出た可愛さ
でした。キャラ面は濃く、他の脇キャラも印象に残る
人が多いです。

短所は本筋解決してから、グダグダとした話が続いて、そのまま
終わったことですね(最終回自体はらしいなって感じで好きですが)。
その話の中にも面白い話はあるんですけど、
締まりを悪くした印象はあります。
中後期辺りからキャラ絵が妙にカクカクして主に女性が筋肉質
っぽくなったのも個人的にマイナスでした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-16 07:55:57] [修正:2010-12-16 07:55:57] [このレビューのURL]

8点 臼井健士さん

煩悩だけが「取り得」で、美神に低賃金でこき使われるが、美神の色気の前に文句も言えない「横島」が初期はほとんどギャグを担当していました。
が・・中盤にゴーストスイーパーとしての素質に目覚めてからは準主役級に昇格してかなりカッコイイ役どころになりました。スケベは変わらずも意外に「人情家」でお人好し、さらには本人は意識していませんでしょうが、おキヌちゃん・小鳩ちゃん・ルシオラと彼の本当の良さに気付いている女の子にはもてます。

実際、このうちの誰か1人とでもくっ付いてしまっても全然幸せにはなれたとは思いますが、横島はそれでも「美神さん」に結局のところ行き着くのですね。でも美神さんよりはおキヌちゃんのほうが読者人気は高かったような・・・・。最後は、本当に2人の結婚でも良かったと思う。美神さんの横島に対する気持ちも数々の場面でそれとなく描かれていたしね。

サンデー連載作品では「パトレイバー」と並んで「大関クラス」の出来。
でも心配なのが、この作品の後、椎名先生が低迷しているような気がするのですが・・・。
一体、どうしてしまったのだろうか???。

歴代サンデー連載作品中で番付を付けたら「大関以上」は確実でしょう。
ただ、藤田和日郎先生の「うしおととら」を向こうに「横綱」を張れるかというと断言はできないけど。

ギャグとシリアスのテンポの良さに加えて椎名先生の絵柄が決して作風をドロドロした暗いものとしないのが素晴らしいと思います。
全39巻は少し引っ張り過ぎかなとも思いますが、基本的にキャラは年齢を経ない設定だったので下手したら50巻以上は続けられた(続けさせられた?)ところを完結に持ち込めて幸運かと。

椎名先生は実力のある方なのですが、この作品が終了した後の次回作が大コケするなどちょっと低迷されていたのは、どういうことだったのだろう?

でも「絶対可憐チルドレン」で見事に復活されました。「GS美神」と並ぶ代表作となりそうですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-23 12:54:56] [修正:2010-11-23 12:54:56] [このレビューのURL]

ぱっと見た感じおもしろそうだったので手にとってみました。
全巻ぶっ通しで読んでみたのですが・・・

シリアスな場面でもギャグを飛ばしてくる漫画はそうないと思います。
ただ、下ネタという面では「これは少年漫画なのかな(苦笑」と思わせるような場面が多いのも良いところのひとつでもあります。

キャラの設定に関しては、個人的に思ったことですが、めぞん一刻を彷彿とさせるものがありました。めぞんのキャラと性格は似てません(似てない…と思います)が、美神は横島に対しては年上で、めぞんでは管理人さんは五代に対しては年上です。しかも、横島と五代はどちらも変態で妄想癖があります 笑。極楽大作戦!本編に高橋留美子をリスペクトしているような描写もあり、かわいい女性キャラやら性格やらは高橋留美子の影響を受けているかのように思われました。

ただ、キャラが多いためなのか最後はあっさり片付けられているような感じがちょっと残念。長編向きではない作品なのかなと思ったり・・・

中には短編のものもあるので読みやすいかと思います。少年漫画としては他のひけをとらない良作品なので是非読んでみてください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-02 07:33:00] [修正:2010-09-02 07:33:00] [このレビューのURL]

9点 oirasさん

面白い作品でした。ただ下ネタがちょっと多いのが気になりました。
でも、作品ならではの味がよく出ていたし、ギャグもいきすぎず、鎮まりすぎず。レギュラーキャラは個性が出ていて、ちゃんと成り立っていました。39巻という大長編なのに、飽きなかったのが私としては感動でした。それにどんな形の話でも、必ずギャグに終わるし、アシュタロス編でも、ときどき出てくるメドューサも、ギャグに流されてしまうのが受けました。
アニメがやっていたころは、私はまだずいぶん小さかったのでおぼえていないんですが、それでも記憶の片隅に残っています。小さかった私にそれほど影響を与えた作品です。TSUTAYAとかでまだビデオのGS美神を親に借りたいとねだっていたのを覚えています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-30 10:42:49] [修正:2010-07-30 10:42:49] [このレビューのURL]

6点 s-fateさん

椎名さんの関西風のノリが新鮮で面白かった作品です。特に前半。前半だけなら8点です。後半になり煩悩のかたまりのただのアホだった横島忠夫も能力持つようになってくると、だんだんギャグ濃度が薄くなって個人的には残念でした。それでも充分楽しめますので、まぁ6点。。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-04 00:45:05] [修正:2010-04-04 00:45:05] [このレビューのURL]

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