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7.28点(レビュー数:39人)

作者志村貴子

巻数7巻 (完結)

連載誌コミックビーム:1997年~ / エンターブレイン

更新時刻 2011-01-12 13:50:17

あらすじ 髪を緑色に染め上げた街の美少年ちあきは、出会う女の子に翻弄され、おもちゃにされ・・・登場人物はみなぐだぐだ。陰陰鬱々と悩んでいく。

備考

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敷居の住人のレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全39 件

7点 ルリヲさん

[ネタバレあり]

まだまだ人間的に成熟していない中学?高校生をメインに据えた日常漫画。

事件なんかは殆ど起こらないが、よくあるほのぼの系とは違い、登場人物たちの悶々とした気持ちとか、自分に都合のいい考えとか、整合性のない言動が随所に現れ、人ってこういうもんだよねと思わされる。

いいなあと思うのは、主人公やヒロインたちの気持ちがどんどん変化していく所。
よくいる主人公に一途キャラは途中であきらめるし、主人公の初体験の相手は「やっぱり違う」とあっさり離れていく。そのくせ困ったときは頼ったり。
主人公も気になる相手をコロコロ変えていく。元担任の奥さんにコロッと惚れそうになっていたのなんてリアルだった。

最初から最後までなんとなくモヤモヤ(割と心地よかった)しながら読まされた。読後感もなんとなくいいものを読んだようなちょっと疲れたような。
面白かったことは間違いない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-04-04 02:20:59] [修正:2014-04-04 02:20:59] [このレビューのURL]

5点 asd5さん

うーん、悪くは無いんだけど放浪息子読んだあとだと物足りないね。
青春群像劇ですが、ちょっと群像すぎて散漫、ようやく話が絞れてきたかなと思っても
なかなか深くならずに結局そのまま終わり。
まあ志村貴子ファンなら読んで損はないでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-10-08 19:29:19] [修正:2013-10-08 19:30:22] [このレビューのURL]

8点 a6a6さん

現実にも「敷居の住人」はいっぱいいます。
が、一つだけ違うのは、現実の敷居の住人たちのほとんどはブサイクでダサくて胆も据わってないということ。

放浪息子もそうなんですけど、この人の漫画はそのあたりの嘘臭さが鼻につきます。話は面白いんですけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-04-29 22:15:39] [修正:2013-04-29 22:28:35] [このレビューのURL]

7点 臼井健士さん

「青い花」「放浪息子」で知られる志村先生の初期連載作品。
「青い花」がアニメ化されたことで、過去作品にも注目が集まり、この度新装版で再販されました。

絵柄が大分違いますが、中学生男子を主人公にどちらかというと退廃的な世界観で物語が展開されますね。

主人公の本田ちあき君は中学3年生。母子家庭でお姉さんが一人。
ホントは気が弱いくせに「プチ不良化」して煙草を吸ったり、髪の毛を緑色に染めたりしてクラス内でも浮いた存在。

学校をサボって行くゲーセンで得意のゲームで勝負して女の子に負けたり、
電車内でオヤジに痴漢されたり、学校行けば生活指導の先生から目の敵にされたりと騒がしい生活。
しかも産休の担任の先生に代って新たに担任になった男性教師に電車内の痴漢の被害者になっているところを目撃されて以降、どーにも苦手意識が出てしまい・・・・・・。

不良少年が主人公なんて先に「青い花」「放浪息子」を読んでいた方から見れば
意外過ぎで驚きかもしれません。

ただ・・・本田君の不良や素行の悪さの根本的な原因は・・・・
思いきり不幸・・・・って訳でもなく、かといって幸せという訳でもない。
生きる上で目的もなく、目標もない・・・・・。

青春の退廃部分を「志村流にて描いた作品」でしょうか。
新装版で全6巻。付き合わせていただきたいと思います!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-11 17:58:48] [修正:2010-09-11 18:08:50] [このレビューのURL]

7点 三助さん

この作品の魅力は本当に筆舌に尽くしがたい。
大した盛り上がりどころもないのですが、なぜか読み手はどんどんページをめくってしまいます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-11-29 10:18:56] [修正:2010-08-26 14:34:29] [このレビューのURL]

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