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7.71点(レビュー数:7人)

作者藤田和日郎

巻数2巻 (完結)

連載誌モーニング:2014年~ / 講談社

更新時刻 2015-07-25 13:45:50

あらすじ 霧深きヴィクトリア朝のロンドンで、今また犯罪資料館の扉が開く! 黒衣の学芸員が迎え入れるのは,誰?

備考 上巻下巻で2巻となっている。

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黒博物館ゴースト アンド レディのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全5 件

7点 朔太さん

壮大な歴史物語にゴーストを絡めた読み応えのある大作です。
クリミア戦争におけるナイチンゲールの活躍は
レジェンドになっています。
地上の天使の活躍を押し付けがましくなく、人間臭さを
出しながら、表現されています。
また、表題通りゴーストとレディの通い合う心の姿は、
舞台劇を見るように迫力があり、説得力のある美しい
物語に仕上がっています。

軍事・風俗に関する考証も十分に準備が行き届き、
大仕掛けの風格ある作品です。
藤田氏の作品の中でも、最上の出来栄えと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-08-17 07:08:02] [修正:2021-08-17 07:08:02] [このレビューのURL]

7点 ITSUKIさん

藤田和日郎作品を読んだ事ある方は、読んですぐ「二人の関係がまんまうしおととらじゃねーか!」ってなると思います。
ナイチンゲールを主役とした彼女の奮闘を描きながら、彼女に取り憑いた幽霊・グレイの過去話が展開していきます。
ナイチンゲールが様々な困難と立ち向かい、ツンデレのグレイが時にそれを手助けしながら乗り越え、清潔で立派な病院ができるまでになる、といった話です。
ナイチンゲールが問題を解決していく様は痛快なのですが、そのパートが面白すぎるせいか、逆に本作の架空のキャラクターである、グレイにまつわる話は蛇足気味というかどうでもよく感じてしまい、中盤から後半にかけて少しだれた印象です。
ラストは素晴らしいと思います。
「生霊」の描写が書き込みも造形も凄いです。
最近の藤田作品はあまり読めていなかったのですが、これは安心して楽しめますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-12-12 15:50:21] [修正:2018-12-12 15:54:47] [このレビューのURL]

7点 asd5さん

素晴らしい! 良い劇を見た後に拍手したくなる気持ち、まさにその気持ちがわき出てきますね。
あまりここで説明や解釈を書くよりも、是非読んでみて下さいねと書きたくなる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-11-18 23:36:30] [修正:2015-11-18 23:36:30] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

ナイチンゲールの伝記もの&うしとら的な怪奇設定を合わせた
黒歴史館第二弾作品。藤田先生が月光条例で迷走してるなと思っていたので読むのを迷いましたが、見事な復活的な作品だと思います。ナイチンゲールの伝記要素が強くて、怪奇バトルが脇になったところはありますが前者が素晴らしいです。

ナイチンゲールに知識がほぼないので彼女の偉大さに驚きましたし、展開もどうなることかとハラハラしました。やや単行本が分厚いのも全2冊ながら分量が豊富で各々キャラ立ちが出来ていました。ラストも感動的で総合的に前作よりかなり上だったと思います。画も申し分なく力が入っており、先生の気合を感じました。ただ欲を言えばバトルにもう少し存在感があればとは思う面はありましたが。黒歴史館シリーズ第三弾にも期待したいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-08-25 16:07:04] [修正:2015-08-25 16:07:04] [このレビューのURL]

9点 s-fateさん

 まず黒博物館シリーズが再開したことに快哉を叫びたいほどですがそれより何より藤田さんの復活を喜ばざるを得ません。「月光条例」は正直「藤田さんも老いたな」と思いつつもそこそこ面白いし過去作の実績もあり最悪のことはなかろうと信じつつ読み終えた、と言った感じですが、今作はそういったことは考えずに面白いと思えます。
 そして過去作を読んできた人には「色々と濃い」藤田作品の特徴が復活したこととともに過去作に通じる要素も感じられて、より一層面白く感じることができると思います。
 個人的には今年まだあと三分の一もありますが、これよりガーンと来る作品には会えないんじゃないかと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-08-01 20:44:57] [修正:2015-08-01 20:44:57] [このレビューのURL]

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