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8.28点(レビュー数:7人)

作者ちばあきお

巻数22巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1973年~ / 集英社

更新時刻 2011-08-27 01:09:59

あらすじ 中学時代に全国制覇を成し遂げた谷口であったが、その決勝戦で骨折した指が曲がったまま戻らなくなってしまう。高校進学後、サッカー部に入部するも、野球への情熱は捨てられず、結局はハンデを負いつつも野球部に入部する事となる。

備考 野球漫画『キャプテン』の初代主人公である
谷口タカオの高校野球部での生活を描いた作品。
文庫版も発売中。全11巻。

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プレイボールのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全7 件

8点 rosenhomaさん

[ネタバレあり]

とにかく『強くなるには練習するしかないんだ!』という主人公たちの姿が非常に格好よい、『努力・友情・勝利』が合言葉だったころのジャンプらしい作品。
 もうとにかく『こいつら練習のしすぎで死ぬんじゃなかろうか?』と思うほどの練習量を誇りながら、それでも甲子園に、かれらはいけません。それでも、甲子園にいつか出場できると信じて止まない主人公達の姿は見ていて非常に清々しい。作り手が野球という競技と、その周りで『頑張ってる』人達のことを心底愛しているのが伝わってくるような話運びは『もういいから勝たせてやってくれよ!』と願わずにはいられません。
 この作品の影響を受けた野球漫画は数知れず、そして恐らく全ての野球漫画の目標とされてきた作品でしょう。
 それだけに、作者の早すぎる死が惜しまれます。
泥臭く、また非常に地味な作風なのですが、本当に素晴らしい作品です。是非一読を…。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-04-24 21:13:35] [修正:2005-04-24 21:13:35] [このレビューのURL]

10点 鈴森一さん

「キャプテン」の谷口くんの高校時代を描いた作品です。

私は小学生の頃、学童クラブや児童館の図書コーナーなどでこのマンガを何度も読み返していました。

それから30年以上がたち、中年オヤジとなった今日、たまたまこのマンガを読み直す機会がありました。

・・・読んでいるうちに、何度もうるうるしました。


一度しかない高校時代、
その時期を、ひたすら野球に打ち込んで過ごす純粋さ!

ぶつかり合ったりいたわりあったりしながら育まれる仲間との絆!

その素晴らしさに何度か涙が出ました。

私は自分が20代、30代、40代と、年をとる中で、高校時代がいかに若く、貴重な時間であったか、ということが、わかるようになってきました。。

そんな時期にたまたまこの作品を再読し、
子供の頃とは違う感動がこみ上げて来たのです。

このマンガは、自分の年齢や社会的地位などの置かれている状況によって、読み返すたびに新しい発見、感動を私に与えてくれます。

こういう作品を、名作と言うのです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-09-08 22:58:20] [修正:2017-09-08 22:58:20] [このレビューのURL]

7点 paranaさん

[ネタバレあり]

キャプテンの続編(谷口くんの高校生編)とも言える作品。

キャプテンでは努力から勝利という流れでしたが、プレイボールでは相手チームの徹底した分析など戦術的な部分で野球を魅せてくれます。

1年生時は弱小高の野球部を相手チームの分析だけで勝利に導く。
2年生時は相手チームの分析だけでなく努力でチーム力を高めて勝利を目指す。
しかし中学から野球でならした連中の集まる強豪校には及ばない。
勝利を目指すことへの爽やかさが感じられると共に、甲子園への道のりの遠さにリアリティを感じます。

3年生時の途中で物語は終わりますが、イガラシ、井口が入学するなど選手が揃ってきて、「最後は甲子園に行けるかも」と読者に夢を見させる終わり方も
良かったと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-26 23:21:23] [修正:2014-03-26 23:21:23] [このレビューのURL]

6点 s-fateさん

「キャプテン」読むと、流れで読みたくなるマンガです。谷口の指の故障を乗り越えようとする克己心に引き込まれます。ただ、後半がイマイチです。したがってキャプテンより−1点で6点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-15 10:01:36] [修正:2011-08-15 10:01:36] [このレビューのURL]

8点 5150さん

中学野球部が舞台の『キャプテン』と同様、テーマは努力。平凡な高校生が勝利を目指し、ひたすら練習に打ち込む描かれています。
勉強や上下関係にも気をかけるなど、『キャプテン』と比べると現実的になっています。
また、チームの成長の過程がより忠実に描かれています。

残念なのは、中途半端に最終回を迎えてしまった事か。
この週刊連載と並行して、月刊誌で『キャプテン』も連載していたので、作者には肉体・精神的に負担が大きかったそうです。
終盤は他の漫画家が代筆している回が多く見うけられました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-16 12:55:46] [修正:2007-08-16 12:55:46] [このレビューのURL]

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