喧嘩商売のレビュー
9点 Leonさん
あの幕張の作者とは思えないくらいしっかり練られた戦略と
迫力ある格闘シーンに痺れる。登場人物の駆け引きと
心理描写が丁寧に描かれていて感心した。
ただ、商売時代は休載が多い上、格闘パートの最中にグダグダな
ギャグ回を入れてきたのはキツかった。うぐいすの時とは
逆にギャグパートが足を引っ張っている。稼業になってからは
それがなくなり、連載ペースが安定して行ったのは良かった。
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[投稿:2015-10-24 23:12:57] [修正:2024-05-31 09:35:49] [このレビューのURL]
8点 朔太さん
あらゆる格闘技、武術、体術をよく研究し尽くしている。
事前の調査努力が半端ないため、従来の格闘漫画の数段上を
行くリアルさが魅力的だ。
各分野で最強と思われる格闘家がぞろぞろ出てくるたびに、興奮が止まらない。
しかし、勝負は格闘の技量で決着するのではない。
表題通り、ルール無視の喧嘩で命のやり取りが決まる。
鍛えに鍛えた精神と肉体と技術も、果たして喧嘩の優劣を決めるのか、
という点で作品から目が離せなくなるのだ。
特に、前半での工藤優作戦で格闘技とは別世界の喧嘩に引き込まれる。
さらに、中段での金田戦は、まさに喧嘩。
柔道世界チャンピョン金田が地を這うように、知力と気力を尽くす
喧嘩とは、かくもエゲツナイものなのかと恐れ入った。
さらには、失礼ながら「最強の格闘技はまだ決まっていない」という
毎回巻頭に入るエピソード編が本編以上に面白い。
これが収束して、最強トーナメントに入っていく続編への導入と
気づかされた時には、素晴らしい演出だと思った。
未だ、この作品以上の喧嘩漫画に出会ったことはない。
(減点2は、蛇足的なシュールな意味不明なギャグ回だ。特に、妹が出てくる回は、作者が思っている程、面白くない。)
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[投稿:2023-12-04 17:59:05] [修正:2023-12-04 17:59:05] [このレビューのURL]
8点 p-mcgoohanさん
シリアス展開が初めて成功、むしろ大成功を収めた木多作品。
作者、格闘技好きだったっけ?と思うぐらいリアリティのある格闘描写は迫力に溢れている。
個人的にはカブト登場回は名作中の名作だと思う。
墓前での義父との会話のシーンは完全に感情移入してしまい、
何度読んでも、何度思い出しても涙が出てしまう。
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[投稿:2017-05-13 18:17:32] [修正:2017-05-13 18:17:32] [このレビューのURL]
10点 やじウマさん
よく見ればとても変な絵だし、話も冷静になってみるとご都合主義すぎる感じがする。盛り上げどころでナレーションを多用するのも個人的には違和感ある。あと最近は無くなったけどギャグとシリアス時の雰囲気が両極端すぎてぶっちゃけキャラクターが崩壊してる。
なのにこんなに夢中になって読んでしまうのはなぜなんだ。
BSマンガ夜話で「ガラスの仮面」について「話は超ご都合主義だし、絵も描写力なくて変なシーンが多い、でもそれを超越した魅力がこのマンガにはある」てな事をいしかわじゅん辺りが言ってた気がするんだけど、それと同じ感覚なのかな。
とにかくホント先が楽しみ過ぎてツライ。
文さんが負けちゃったらどうしよう。俺泣いちゃう…(26歳男性)
※よく「木多がこんなにおもしろい漫画描くなんて!」みたいな感想を見るがそれは失礼だと思う。「幕張」の頃からトンデモナイもん描く人だったんだから、そういう可能性を見抜いて無かった人が悪い。ちなみに俺は見抜いてなかった。
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[投稿:2016-09-15 17:11:47] [修正:2016-09-15 17:11:47] [このレビューのURL]
6点 こんぴんさん
初め面白くて読み始めたが、キャラクターがたくさん出て来るようになりキャラクターが覚えられなくなった。
また、ギャグパートと喧嘩パートがあって、ギャグパートは面白いのとつまらないのがあるが、喧嘩パートは面白い。
それでも、キャラがよくわからず惰性で読んでいたが、2部の喧嘩稼業になり、キャラクターが自分の中で整理できるようになってきて、面白くなってきた。
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[投稿:2015-05-31 01:25:55] [修正:2015-05-31 01:25:55] [このレビューのURL]
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