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6.6点(レビュー数:10人)

作者荒木飛呂彦

巻数2巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1985年~ / 集英社

更新時刻 2010-11-11 00:06:21

あらすじ 秘密機関“ドレス”が創り出した最強の生物兵器・バオー。橋沢育朗に寄生し、超能力少女・スミレと共にドレスから脱走したバオーに、暗殺者たちが次々と襲いかかる。その時、育朗の中に眠る無敵の生命・バオーが覚醒する!!  (Amazonの文庫本あらすじより)

備考 文庫版は1巻

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バオー来訪者のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全10 件

8点 片桐安十郎さん

最高の一言につきますね
まず終わり方も綺麗で良い意味で続きが気になる漫画です。バトル漫画としても少年の胸が熱くなるようなバトルが多く子供でも楽しめる作品かと思います。しかし少しグロテスクなシーンもあるので注意してください

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-11 09:27:02] [修正:2013-08-11 09:46:54] [このレビューのURL]

7点 さんばしらさん

独特な台詞回しや説明にはまりました。
ストーリーもわかりやすくキャラクターにも魅力があって感情移入しやすく嫌いなキャラクターが一人もいなかった。個人的にはスミレと霞の目博士が好きです。

技の説明や名前、どうして◯◯なのか?等の解説が馬鹿馬鹿しいのだけれどそこが面白い。

絵がとても綺麗ですが結構グロいのでグロ耐性がない人はオススメしませんが、他の漫画とは一線を画した物になっているので読んでみる価値はあると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-27 16:06:04] [修正:2010-04-27 16:06:04] [このレビューのURL]

7点 ITSUKIさん

荒木飛呂彦ファンなら読んで損しない良作。
顔の描き方はまだ「ジョジョ」よりも「魔少年ビーティー」に近いですが、全体的に数倍成長しているのがよくわかります。

さらわれたヒロインを救いに行く主人公という展開だけをみるとベタですが、バオーの設定・読まされる台詞廻しの力強さ・画力のセンスなどがやはりこの作者唯一無二の魅力を持っています。

得体のしれない主人公かと思えばジョジョにしっかりとした自意識を持ち、主人公らしく成長していく姿も良かったです。

そういやぁ、未来予知ができる少女を救いに行く主人公っていうシチュだけだと某設定年齢19歳蟹座のB型の作品と被りますね。どうでもいいですがw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-11 17:56:24] [修正:2010-04-11 18:00:45] [このレビューのURL]

7点 景清さん

 少年マンガ史上の唯一無二の天才、荒木飛呂彦先生の代表作と言えばやはりみんな大好き「ジョジョの奇妙な冒険」だが、その個性的すぎる作風が仇となって一見さんにはやや敷居の高い作品となってしまっている部分があるのは否めないだろう。むろん第一部から順を追って読んでいけばいいだけの話だが、20年来に及ぶ長大なボリュームを前に尻込みする人も多いのではないか。

 そんな場合に荒木入門として真っ先におすすめしたいのが本作「バオー来訪者」である。すでにさんざん言われてきた事だが、

・正統派で感情移入のしやすい主人公と物語展開。

・一方で特異なキャラクターデザインやセリフ回しなどの、作者ならではの無二の個性も味わえる。

・何より幸か不幸か単行本2巻足らずのボリュームの為に読みやすく、かつ物語的にもきれいにまとまっている。

 などの理由のおかげで、荒木初心者にもある程度安心してお勧めしやすい作品には仕上がっている。

 しかしッ、短かろうと読みやすかろうと荒木は荒木、上記のような理由だけで本作の魅力を語りきれるとは無論思っていないッ!個人的に本作に強く惹かれたのは、本作が「仮面ライダー」に代表される”異形者”としてのヒーローの格好良さと悲しみを、実にスマートに継承していたからである。

「悪の秘密組織の人体実験により誕生した悲劇の改造人間が悪と戦う」という仮面ライダー以来の伝統を色濃く受け継ぐ本作だが、荒木飛呂彦はそこに様々なSF的意匠をふんだんに盛り込むことでそんなヒーロー像を見事に描き直してみせた。(本作が連載されていた80年代中期、仮面ライダーシリーズは休止状態だった。)

 生物兵器を体内に寄生させ、それの放つ分泌液によって促される”変身”の原理。そして変身を「武装化現象(アームド・フェノメノン)」と呼称するこのセンス。これらに端的に表れているSFマインドが本作を単なる「北斗の拳もどき」以上の作品に仕上げており、変身ヒーローに付いて回るある種の野暮ったさを見事に解消している。一方で、不気味な寄生生物「バオー虫」にも見られるように、バオーは格好良さと不気味さの同居したキャラでもあり、安らぎの中にもどこか悲しみの残る最終回の余韻と併せて、石ノ森章太郎以来の「悲しき異形者としてのヒーロー」の魅力を再確認する事もできる。

 また注目すべきはバオーのキャラクターデザインである。バオーはしつこく語ってきたように”変身”するヒーローだが、顔や皮膚が分泌液の作用で異形と化す一方、服装は変身前の少年、橋沢育朗の普段着のままなのである。優れたデザインのおかげで違和感なく仕上がっているが、仮面ライダーなどとの一番の違いはそこだろう。昔のヒーローとは特殊なコスチュームを身にまとったり巨大化したりするものだったが、近年はどこにでもいそうな普通の少年少女が、普段着のまま超能力を駆使したりして戦う作品の方が少年誌には多い。「ジョジョ」の波紋やスタンドもそんな系譜に属するが、バオーのデザインにはそんな新旧のヒーロー像の混交が見て取れる。そういう面からも興味深い作品ではある。

 前述のSF的意匠や作者特有のセンスが当時の大多数の読者には受け入れられにくかったのか、本作は短期間で連載を終えた。しかしその個性ゆえに少なからぬ熱狂的なファンも獲得し、それが後のジョジョ人気や現在の「能力系バトル漫画」の人気にも連なっていく事となった。
 わずか2巻たらずのボリュームの中に、実に様々な魅力の凝集した豊穣で味わい深い一作である。魔人ウォーケンのように明らかにどこかの漫画キャラのそっくりさんも出てくるが、現在「唯一無二の孤高の天才」の地位を確立し、他の漫画でもさんざんネタにされたりパロディされたりする荒木先生も、若い頃は他作品のマネをしていたというのも微笑ましい話であるw

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-04 00:59:53] [修正:2010-03-04 23:14:03] [このレビューのURL]

8点 Juliaさん

ジョジョのファンです。

多分ジョジョファンじゃない人はあまり好きじゃないと思いますが、荒木先生のスタイルセンスは素敵だと思います。雰囲気もとても良いです。

科学的なところとか、頭脳戦がとても好きですが、それはちょっと少なくて残念です。アクションはいっぱいありますが、アクション自体は〜ふん〜という感じです。

しかし、ラストシーンでマジ泣いてしまったのです。




*ああ、そしてどうしてバイオレンスジャックが登場するの???とずっと思っていましたwww

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-08 21:58:51] [修正:2009-07-08 21:58:51] [このレビューのURL]

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