アイアムアヒーローのレビュー
7点 勾玉さん
じわじわと日常が非日常に蝕まれていく様子にリアリティがあり、
日本を舞台にしたゾンビ物という、本来は不釣合いな舞台設定にも違和感はない。
刻々と変わっていく状況は没入感があり、巻を追うごとにますます目が離せなくなっていくが、
主人公の気持ち悪さだけは最後まで慣れることはなかった、ヘタレで優柔不断、
ストーリーを通してさしたる成長もなく、女に対してもだらしない、と良いとこ無し。
主人公の英雄(ひでお)が出てこないパートも充分面白かったので、
別人を主役に据えてればもっと評価出来る漫画になっていたかもしれない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2020-04-24 21:45:00] [修正:2020-04-24 21:45:18] [このレビューのURL]
5点 霧兵衛さん
よかった点
・そこそこ長く続いていただけあって面白い
総評
・あの終わり方にみんな納得しているのか?
・本編とはあんまり関係ない登場人物の漫画に対する意見はよかった。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2019-05-31 13:20:57] [修正:2019-05-31 13:20:57] [このレビューのURL]
7点 yumenneさん
自分は昔ゾンビという存在が本当に怖くて、何故か死ぬよりゾンビになる方が怖かった。たしか、もし家族がある日気づかぬうちにゾンビになってしまったら、という想像が耐えられないものだったのだ。
いつのまにか、幸か不幸か、自分も物語を面白くする工夫と現実社会は切り離すようになってしまった。
でもそんな自分にもこのマンガは怖かった。
多分結局このマンガがなしたのは、ゾンビものをリアルな絵柄と、等身大の人間を伴って、ありったけのリアリティを付与することで、ゾンビものを極限まで怖くしたということだろう。
特に一巻をほとんど丸ごと使って日常を描写したのはとても良かったと思う。
自分がどちらかといえば特殊な方かもしれないが、自分は生き汚くて、温かい、こういう人間の描き方は結構好きだ。(それにしたって花澤健吾のひねくれ方はやはり度を越しているとちょっと思うけれど。)
たいていの点においてこのマンガは成功していると思う。自分は引き込まれた。
ただエンディングは正直自分にも受け入れがたい。
別に全くつまらない終わり方ではないし、それなりの読後感は残るけれども、様々のものを置いてけぼりにして終わってしまった印象は拭えない。下手に世界観を中途半端に開示して読者を煽る必要はなかったのではないか。
おそらく、著者があらかじめ考えていたエンディングを変えたのではないかと推察される、少しつぎはぎのある印象は否めない。
しかし、それを踏まえても、大きな存在感を持った漫画であったのは疑いない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2018-05-11 20:14:07] [修正:2018-05-11 20:14:07] [このレビューのURL]
5点 gundam22vさん
映画化もされてヒットしたゾンビパニック作品。完結するようだし読んでみるかと手にとりましたが、主人公を第一に周辺のキャラがかなりキツいですね。外見といいこういうキャラがいるのはある意味リアルですけど、追い続けて行くのがしんどいです。絵がとても綺麗なので、やたら性的なことを盛り込んでくる作風もあってクセが増して来てしまいます。
読んでいる最中にとんでもない最終回迎えたと聞いて(かなりの投げっぱなしらしい)、それを耳にしたのもあって、読めないことはないのですが途中で止まってしまいました。色々な意味で人選ぶ作品だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-04-03 22:02:35] [修正:2017-04-03 22:02:35] [このレビューのURL]
5点 朔太さん
平凡な登場人物が醸し出す平凡な日常に、非凡な非現実を
突き付けて、世界はどのように変化し、自分はどのように
変わるのだろう。
ヒーローになりたくてもなれるわけがない平凡な日常で、
アイアムアヒーローとつぶやいてみても、ヒーローには
なれない自分を再確認するだけ・・。
さあ、壮大な実験の始まり。
非現実的な日常を駆け抜けることで、ヒーローになろう。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2017-01-18 18:18:30] [修正:2017-01-18 18:18:30] [このレビューのURL]
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