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7.06点(レビュー数:16人)

作者押見修造

巻数11巻 (完結)

連載誌別冊少年マガジン:2009年~ / 講談社

更新時刻 2012-02-08 02:28:13

あらすじ ボードレールを愛する少年、春日高男。ある日、彼は、放課後の教室に落ちていた、大好きな佐伯奈々子の体操着を、思わず盗ってしまう。それを、嫌われ者の少女・仲村佐和に見られていたことが発覚!! 盗んだことをバラされたくない春日に、彼女が求めた“契約”とは…!?

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惡の華のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全14 件

5点 amazonlyさん

物語終盤にあたる巻はすぐ読み終えてしまうほど内容が薄く、意外と高く評価されてるのが不思議。
これ系の陰湿な題材を扱った漫画って誰もが納得するようなスッキリする結末が描かれてたのを見たことがない。
聲の形やアイアムアヒーローや善悪の屑よろしく、読んでて気持ち悪くなることが多々あったけど怖いもの見たさの感覚で次の話を早く読みたいと思わせるエンタメ性は高かったかな

ナイスレビュー: 0

[投稿:2024-02-21 16:10:02] [修正:2024-02-21 16:13:30] [このレビューのURL]

8点 yumenneさん

 この漫画家はさながら昔の小説家のように、真摯に自分の内面に向き合っていてその姿勢がとても好きです。

青年漫画ではそういう人間的な内面を浮き彫りに語ろうという作品はよく見られますが、結局著者に自らに没入し人間を見つめ直すだけの気概はなく、大げさな空回りをしているような作品が多いと感じます。
この作品では、前衛的な独創的な構えを取りながらも、人間の内面に踏み込むことについてはむしろ慎重であるのがよかったと思います。

多分小説、文学が多少好きな人とかはこういうの気にいる人多いのではないでしょうか。

自分の趣味嗜好とはずれるところもあるのですが、全般的な姿勢は気に入っています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-05-13 18:38:46] [修正:2018-05-13 18:38:46] [このレビューのURL]

5点 gundam22vさん

思春期の悶々とした漫画も読める方なんですが、これはちょっと理解しにくかったですね。怖くて乱暴な綾波レイ似の仲村さんの存在感で途中まで読めましたが、心中未遂まで行って彼女が離脱してからは読み続けるのが厳しかったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-25 03:12:42] [修正:2016-02-25 03:12:42] [このレビューのURL]

9点 FRさん

久しぶりに全巻読み返して涙が止まりませんでした。

窮屈な家、つまらない教室、錆びついた町、ここではないどこかに行きたい。この鬱屈した感情をどうすればいいのかが分からない。周りの人は全員クソだ、でも自分はもっとクソだ…。

思春期時代、そんな暗澹とした感情で過ごしていた人もいるのではないでしょうか。

冴えない青春を送った人にはぜひ読んでもらいたい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-01-28 08:58:36] [修正:2016-01-28 08:58:36] [このレビューのURL]

9点 asd5さん

一応、青春モノではあるが、その枠にとどまらない強いオリジナリティの漫画。
とにかく、ヒロイン仲村さんの魅力がすごい。終盤、主人公春日と仲村の決着は壮絶、涙。
仲村さんが何を思いあんな(?)ことをしていたのか、改めて振り返る仕掛けもグッとくる。
青春モノの一つの進化形であり、新たな傑作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-05-25 22:21:59] [修正:2014-05-25 22:23:51] [このレビューのURL]

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