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7.52点(レビュー数:19人)

作者川原正敏

巻数45巻 (完結)

連載誌月刊少年マガジン:1998年~ / 講談社

更新時刻 2010-08-15 12:33:12

あらすじ 大航海時代を思わせる荒廃した未来の話。
主人公ファンと仲間たちが古の「カガク」を求めて旅をする海洋冒険浪漫

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海皇紀のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全19 件

8点 シドさん

まず主人公がかっこ良すぎます。
飄々として何を考えているか分からない風貌から、予測不可能な判断・行動をとるので、びっくり箱を開けるような感覚でした。
理想的すぎるかもしれませんが、こういう頭の切れるキャラは見てて頼もしいです。
自分もこんな風になれたらいいなと思えるキャラです。

その他クルーや仲間、ライバルの個性もはっきり描写されていて好感を覚えました。

あと、他の漫画にはない海戦や航海術に関する描写も新鮮で、いつもわくわくして読んでいました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-25 05:57:27] [修正:2012-08-25 05:57:27] [このレビューのURL]

10点 TAKO3さん

僕の中では、少年漫画で1、2を争う大好きな作品です。

とにかく登場人物の魅力と読んでいる時のワクワク感が半端ないです。

うしとらやスラムダンクに比べると、知名度はもう一つと言ったところですが、面白さは保証出来ると思います。

スゴくオススメです(^-^)/

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-06-20 09:07:36] [修正:2012-06-20 09:07:36] [このレビューのURL]

5点 kamekameさん

文明が衰退した時代に、天才的な船乗りで武道の達人でもある主人公が
帆船を巧みに操り世界のうねりに身を投じていく・・・。
海皇紀の名に恥じないスケール感のある物語。
特に帆船による海戦は、本当かどうかは別にして
大変リアリティを感じさせ読むものを一瞬で虜にする。
素晴らしい作品・・・になるはずだったが、個人的には失敗してしまったと思う。

プロットは完璧だったと思う。
古の文明が残した魔道と言う名の科学、魅力的な海の一族、若き大陸の霸王と天才軍使、
大陸一の兵法者、闇の魔神衆、主人公の母、魅力的?なヒロイン達等々、
ライバルから味方まで主要なキャラクターを早い段階から配置する巧みさ、
なによりも帆船の操船というほとんどの人間が知り得なかった世界の真新しさ。
事実、王海走という次代の海王を決める大型帆船レースの直後までは10点満点の出来映え。
しかし、最終的な敵(もしくは敵勢力)に魅力がなかったこと、
序盤から暖めてきたキャラを生かし切れなかったこと、
満足のいく伏線の回収が出来ぬまま尻すぼみにエンディングをむかえてしまう…。

決してひど過ぎる作品と言うことはない。
序盤の出来に過度に期待し過ぎて、私が勝手に裏切られた思いになっているだけかもしれない。
でも45巻と言う長さを考えてもいまひとつやり切れない。
そんな気持ちを言葉にすると「ヘメロペカペカ」…。文字通り言葉にならない。

作品の完成度が低い訳ではないので、5点の評価です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-30 21:50:08] [修正:2010-10-30 22:14:33] [このレビューのURL]

8点 hs19500814さん

[ネタバレあり]

たくさんの魅力に溢れた、エンタテイメント作品。

主人公の魅力
川原さんが作り出す主人公のキャラ造形は、わりと全部好き。飄々とした立ち居振る舞いと、他を寄せ付けない圧倒的な強さは、単純に格好良いですよね。

ジャンルの魅力
一言でジャンルを言い表せない、多彩な要素が満載している漫画だと思います。
海洋冒険物語であり、海鮮も陸戦もある戦記ものであり、SFものであり、歴史ものであり、大河的に壮大な物語でありつつユーモアもあり、人情話もあれば恋愛要素も多少あり、最後は筆者お得意の格闘技で締めくくる・・・。

物語の魅力
中性ヨーロッパがモデルとなるファンタジーと思わせつつ、実は遙か未来の物語だったと判明する序盤の流れが、心憎いですね。
強大な科学と人間のエゴが世界を一度は終末へと導いてしまったのだろうと想像させる、現代社会への壮大な皮肉も、またしかり。
そして・・・
海洋を統べる謎の一族の物語と戦乱の世を終わらせる覇王の物語が交錯し、そこに再びカガク(科学)の力を振りかざす第三の勢力が猛威を振るう・・・。

血湧き肉躍る冒険物語でありつつ、一本筋の通ったメッセージが全編を貫いています。




余談
主人公が用いる体術の描写に、デ・ジャ・ヴュを感じます。作者が描いた別作品に登場する「陸奥園明流」に見えてしまいしかたがありませんでした。

たまたま自分にはそう見えるというだけなのか?
川原ファンにとっては「修羅の門」に地続きの未来の物語だと認識しているのか?
はたまた、作者自身が、その点についてどこかで言及しているのか?

川原正敏ファンの方の見解を聞いてみたいものです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-11-04 10:34:00] [修正:2016-11-04 10:34:00] [このレビューのURL]

6点 喉カラさん

作者曰く三国志の影響を受けて描いた作品であり
とてもロマンがある海洋冒険記

ただ、主人公ファン・ガンマ・ビゼンが強すぎる為に
苦難が少なすぎる
風を読み、操船もでき、知謀もあり、剣術・体術も強い
チートみたいな欠点のない設定のキャラです
仲間にも弓の達人がいたり
まともな呂布みたいな達人がいたりする
敵側に、こういったが人物は少なすぎる

作者が商船学校卒という事もあり
船の用語も多く図などでわかりやすく解説してあり
船関連はとてもわかりやすい

左見右見する描写が苦手なのか頭が二つあるように見える
登場人物の舌を出す描写も鼻につく

作者に三国志並のストーリーを求めるのが無理があるのはわかる

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-27 19:46:33] [修正:2012-08-27 19:46:33] [このレビューのURL]

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