ムジナのレビュー
8点 kogumataroさん
独特の空気だしてるんで、好みも評価も分かれる漫画だと思います。
内容は忍者漫画ですが基本グロ。変態もたくさんでてきます。緊張感のあるシーンでグロや変態が乱舞するような描き方は僕の目にはCOOLに映りました
テーマは忍者として人としてどう生きるか、最後はきっちりその答えを出してくれます。ラストカットは今まで見た漫画の中で一番のお気に入り
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[投稿:2010-11-03 23:00:08] [修正:2010-11-03 23:01:39] [このレビューのURL]
8点 スケフサさん
簡単に言うとダメ忍者が頑張る漫画。
個人的に雑草魂的なものは好きなのでハマりました。
ストーリー的にはギャグはほとんど無し。しかし、実験シリーズというものでギャグを入れている。この実験シリーズはふざけてやったのかどうか知らないが、個人的には「攻めの姿勢」を感じました。
ドロ臭くて気合の入っている漫画だと思いました。
確か作者はヒットすると思ってたみたいですが、ヒットしなかった!!
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[投稿:2010-10-23 18:02:49] [修正:2010-10-23 18:02:49] [このレビューのURL]
6点 s-fateさん
「サルでも描けるまんが教室」のあとで発表された作品で、たしか売れるマンガを見せてやるぐらいの勢いだったはずですが始まってみれば、10点級の面白さ、というわけではなかったのでそのまま読まずにいました。で、変な期待感も薄まって全巻揃ったころに一気に読んだら、絵は正直独特だけれど別に感銘を受けるタイプの絵ではないのですが見やすい。話自体は時代設定のせいもあり、あか抜けないものですが展開がうまいと思います。青年誌的な絵に耐性があって、多少のエログロには動じない人向けですかね。
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[投稿:2010-04-04 02:28:17] [修正:2010-04-04 02:28:17] [このレビューのURL]
5点 何某何さん
厳しい掟が支配する忍者の里で、落ちこぼれの見習い忍者ムジナは、父、ゴキブリから教わった秘術を駆使し、欲望渦巻く裏社会での闘争に身を投じていく。
「何があっても生き抜け」という父の遺言を守り、ムジナはひたすら自分自身がただ生き残る為だけに、任務に臨み敵と戦い、時には逃げ、そして時には卑屈になりながら、忍者としての腕を上げ人間としても精神的に成長してゆく。
いろいろなものを失い、傷つき、惨めで過酷な日々を送る中、ムジナの前に美しい少女、スズメが現れる。
恋愛感情が芽生えるムジナだが、それは「愛するものを作るな」とも遺した父の教えに背くものであり、その狭間で揺れ動くことになる……。
リアリティ重視の徹底して苛烈で情け容赦の無いストーリーは、世間一般のいわゆる「カッコいい」忍者のイメージ像が排されているのも相まって、鮮烈な印象を放ち、読者をグイグイと引きつけていく。
加えて、「お約束」を踏まえながらもアレンジが効いて魅力を持った登場人物たちによる、戦闘力殺傷力確実性効果重視で全然格好良くない忍術の応酬は、王道でありながらも実に異彩でどこかユーモラスでとても面白い。
だが、この作品を最も際立たせている、一番にして最高のツボは、何と言っても根底に流れるその「熱さ」だろう。
主人公ムジナは生き抜くためにどんなに醜態を晒してもそれでも前を向き続け、スズメも心が折れそうになりながらも、無力な体で果敢に敵に抗い、里を、ムジナを、己が身を、必死で守ろうとし、そして、ムジナの友人で、自己中心的な卑劣漢だったサジでさえも、クライマックスでは最高の友情と優しさを見せるのだ。
とにかくこのマンガはその多彩な登場人物達の見せる多種多様な「生き様」「死に様」が、本当に光っている。
なにしろ、犬死でさえも格好良くなってしまうのだから。こんな表現は並の漫画家では絶対にできない。
このまま本当の忍者のように闇に埋もれさせておくには惜しい、相原コージ、入魂の隠れた逸品だ。
…………と、ここまで書くと、この作品がさぞかし素晴らしい、万人にオススメの傑作忍者漫画のような印象を持つかも知れないが、ところがどっこい、あまりにも致命的極まりない失敗欠点が、この漫画内では散見し過ぎていて、作品の評価を決定的なほど大幅に落としてしまっているのだ。
まず、相原コージお得意のギャグが悲しくなるほど滑ってしまっている。
ハードな物語を挟むようにして矢継ぎ早に入れられるそのギャグが、笑えるようなシーンは一切無い。
なぜか、それは空気をまったく読まずに入れているからだ。
通常、シリアスなところに挟むギャグと言うのは、重苦しい雰囲気を緩和させる、アクション漫画にはなくてならない重要なもので、適度な量を絶妙のタイミングで入れることによって、軽快なテンポの良さを展開の中に生み出し、実にいい味となって物語内に生きるようになるのだが、この「ムジナ」では、それがほとんど当てはまっていない。
ただ思いついたものを思いついた其の時に、何の配慮もせず不適切で量も無駄にひたすら垂れ流しているだけで、漫画内のテンポを思いっきり殺してしまっている。
さらに、実験と銘売って、突飛で様々な表現技法に突如チャレンジしたりしているが、これがまったく読者の気を引くものになっておらず、面食らって当惑して困惑してしまうだけだ。
相原コージ特有の露悪趣味もストーリーのムードをぶち壊しにするだけで、とにかく見苦しくて見づらいとしか言いようが無い。
作者がウケ狙いでやろうとしていたことの全てが、見事にハズれていて、物語の興を完全に削いでしまっている。
ただ、この頃の相原コージは漫画家としての破綻が始まっていた時期だったらしく、そんな背景を考えると、作品が粗雑で粗悪になってしまったのも、やむなしだったのかなあと思わずにはいられない。
その辺はしっかりと汲んでやるべきだろう。
だが、そんな多量で多大な欠点を差し引いても、
クライマックスの壮絶さは圧巻だし、
ラストシーンはあまりにも、美しい。
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[投稿:2009-11-16 00:15:52] [修正:2009-11-16 22:39:59] [このレビューのURL]
8点 七誌さん
けなしてると誤解を受けるような言葉ですが
泥臭いところが好きです。
登場人物の格好いい部分だけではなく
汚さ、なさけなさ、などを描いているのが
とても面白く感じました。
青臭い言い方ですけど、そういったことを
描くことによってそれを乗り越えた格好よさ
みたいなのが生れてくるんじゃないでしょうか。
また構成力というか、伏線をしっかり貼り
それが回収されているのも良いと思いました。
・・と、未熟な腕ながらそれっぽく
書いたつもりですが一番楽しめたのは
単純に戦闘描写です。
あまり詳しく書けませんけど
敵の強さがはっきりと感じられる
戦闘に勝つ為に頭を使っているの
この2つが良いと感じた点です。
あと残酷描写もほどほどにあって好きです。
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[投稿:2009-09-20 15:12:16] [修正:2009-09-20 15:12:16] [このレビューのURL]
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