「右から左へ。」さんのページ

総レビュー数: 52レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年10月09日


原作が山田風太郎の小説ということで読んでみた。

立ち読みには最適の漫画。

5巻と短いし、基本的にバトル漫画なので、コマ割りが大きくてさくさくと読める。エロ、グロもそこまできつくないので読んでても別に恥ずかしくない。

上記のようにバトルが中心。甲賀弦之介と伊賀の朧の恋愛も要素といえば要素ではあるが、所詮は5巻と短い内容。掘り下げ方は浅く、ラストも意外性がない。だが、戦闘は楽しめた。それだけで十分の漫画。こういったら山田風太郎に失礼か。

ほどよいエロと、ほどよいバトルを求める人にはおすすめしたい。ただ買ってまで読むかと言われれば、私は買わないかな。さくっと読めるから立ち読みで楽しんでほしい。エンターテイメント性はばっちり。B級の良質漫画。6点。

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[投稿:2008-10-21 16:11:06] [修正:2008-10-21 16:11:06] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]


ちょっと昼ドラな香りのする、ひぐらし祟殺し編。ちなみに私は真相を暴こうと考えながら読んでいない。ご了承のほどを。また、鬼隠し編、綿流し編は読了済み。

相も変わらず序盤を読み進めるのがきつい。平和な村の演出なのはわかるんだけども、あまりに現実感のない田舎の描写が見ていてしんどい。序盤は、ただただがんばって読み進めてほしい。

中盤、話は急展開する。叔父の登場で、沙都子がかわいそうなほどいじめられ始める。ここから昼ドラ劇場のはじまりはじまり。あんなことやこんなことを沙都子がされながらも必死に耐える。見ててかわいそうなはず、なんだがここもあまりに演出臭くて感情移入がなぜかできない。だが、そこは正義感あふれる主人公。沙都子のために色々なアクションを起こす。

終盤、話はさらに迷走、もとい怒涛の展開を見せる。詳細を述べると、これから読む人がつまらなくなるので割愛する。とにかくここを楽しめないと、全体が楽しめなくなるとだけは言っておこう。壮大なスケール。

全体として、うーん。って感じだった。鬼隠し編のが話としてまとまっていたから読みやすかったなと。こういうのも悪くないんだろうけど、やってくれるのは昼ドラだけで十分。この作品にこういうこというのは無粋とは思うが、もうちょっとリアリティを出してくれと。そう思った。エンターテイメント性はあるが、何回も楽しんで読める漫画では無いかな。可もなく不可もなく。5点。

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[投稿:2008-10-21 08:19:49] [修正:2008-10-21 08:19:49] [このレビューのURL]


全体的にクールな画風。

これ以上のいいところを書くのがつらい漫画。某県で有害図書指定されるだけあって、グロいシーンはいっぱいあるんだけども。子供の成育上悪いとか言うつもりはない。グロを追求するのはいいんだけれども、爽快感がない。ただの気持ち悪いで終わってしまっている。

ストーリーも無いに等しいのではないだろうか。伏線も広げるだけ広げちゃってる感じだし。

全体的に、滅茶苦茶やってみましたとしか言えない。それがサイコだと勘違いしてるイタい漫画。個人的にはリアル鬼ごっこと同レベルの駄作漫画。絵がマシであることを加味した。2点。それ以上でもそれ以下でもない漫画。

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[投稿:2008-10-20 19:24:16] [修正:2008-10-20 19:24:16] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]


皆さんちょっと評価辛くないですか。ってことで一筆。

ラストこそ未完で終わらせてしまったが、序盤、中盤まではそこそこまとまりのある話だったと思う。アンケート至上主義の週刊少年ジャンプの編集部の阿呆な方針で打ち切られたものの、武井宏之自身、様々な場所でシャーマンキング打ち切りの無念さを述べている。ゆえに、伏線や能力のインフレのせいで話が滅茶苦茶になったから打ち切ったというのはあやまりだと思われる。

元の話に戻る。

絵も、オーバーソウルのメカっぽい描写など、好き嫌いは分かれるとは思うが、私としては結構好きであった。コスチュームがオーバーソウルの能力に影響するとか、面白い設定もあった。また、皆さんがおっしゃるように、アンナのサイドストーリーである恐山ルヴォワール編では、武井宏之の持つ才能の片鱗が見えた。

詩とストーリーを融合させるうまさは、他の同様の漫画家よりも優れていたと思うし、情緒あふれる恐山の描写もうまく描けていた。何より、アンナがなぜあれほど葉に固執しているのかもわかるように、サイドストーリーで設定を回収しようとし、連載継続への積極的な姿勢がうかがえた。

終盤はやや失速気味であったが、それでも他の週刊少年ジャンプ連載作品と比べて、著しく品質が劣化しているわけでもないように感じた。何より、インフレや設定の破たんは長期連載作品では、ほとんどの作品で見られることであるわけだし。そもそもハオが強すぎるおかげでインフレも吸収できる要素があったわけだ。

それだけに打ち切りは残念だった。あれさえなければ平均で7点ぐらいの評価になってもおかしくない作品である。惜しいんだが、未完終了だけは言い訳のできない事実であるので、やや辛めに6点とした。良作漫画ではあると思う。

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[投稿:2008-10-19 19:19:59] [修正:2008-10-19 19:19:59] [このレビューのURL]


童心に戻りたいなぁ、と感じた漫画。

3巻まで読んだが、壺にハマるギャグが皆無。歳を感じるのが耐え難くなり、読むことをやめてしまった。

マサルさんのパワーあるギャグは、脳内を右から左へ通過していった。中学生の頃ならば、ジャガーとか笑いながら読んでいたのに・・・思うに、ネタが吹っ飛びすぎてて、青年の中でも脳内中年みたいな私にはヒットしなかったんだと思う。何て言うんだろう。吹っ飛んでるだけの吹っ飛びみたいな。もっとセンスがほしかった。自分でもよく分からないけれど、飛ぶだけ飛んでみました、っていう感じの漫画。ぶっ飛んで瞬間的に大爆発させる笑いばかりだと壮年層にはなおさら辛いと思う。読んでて、後で振り返るとクスリときて、深く読むにつれて徐々に大爆笑につながるような笑いも入れてほしかった。

暇つぶし程度には読むことのできる漫画。4点。

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[投稿:2008-10-19 16:30:36] [修正:2008-10-19 16:30:36] [このレビューのURL]

6点 バキ


最初に手に取ったのが、グラップラー刃牙ではなくこの作品のほうだったため、読んでみた。

内容はといえば、超弩級超人たちのハチャメチャ喧嘩バトル漫画なのだが、案外雰囲気だけで楽しめた。前作を知っていなくても楽しめる。ところどころよく分からないけど、雰囲気で何となくわかるように配慮されているからだ。サクサク読んでいけることに加えて、理屈抜きで話が展開していくから深く考えずに読むことができる。ストレス解消にはいいかも。

ただ、読んでいくとお腹いっぱいになる漫画。一気に読むと爽快なのだが、もういいですって感じに途中からなっていく。立ち読みだけで30巻以上読めた漫画は初めてだけど、立ち読みだけでお腹いっぱい。細かい内容などは忘れてしまったが、自分で買ってまで読み返そうとは思わなかった。

全体の雰囲気を感じて楽しむことができたのならば、それでいいと思う。爽快感のあるエンターテイメント性を備えた、良作B級漫画。6点。

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[投稿:2008-10-17 22:34:22] [修正:2008-10-17 22:34:22] [このレビューのURL]


愛すべき糞漫画。原作は読んでいない。

絵は見ててほほえましい。ある意味。表紙に騙されてはいけない。

絵やストーリーの破綻具合から判断しても、自己満足的な作品であることは間違いない。だが、そこまで嫌悪感やうざったさは感じられなかった。一応オチらしきものも付いている。隣人13号をはじめとする、信じられないような糞漫画を読んでいさえすれば、免疫によって読破できるはず。一応ラストは作者なりに考えたらしいことに加えて、1巻というコンパクトさもプラス要素。

暇があったら読んであげて下さい。立ち読みで十分です。

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[投稿:2008-10-17 19:00:23] [修正:2008-10-17 19:00:23] [このレビューのURL]

4点 BLACK CAT


絵はきれい。キャラクターもかわいい。

だけど、内容はない。矛盾点がどうこう、パクリ疑惑がどうのこうの言う前に、何を伝えたくて作者が漫画を描いていたのか、あまり伝わってこなかったからだ。

忌まわしい過去に復讐する。だが結局過去は、現在の自分の一部だった。

この一行でストーリーの要約はできたんじゃなかろうか。良いテーマなのだが、掘り下げ方が浅すぎる。せっかく掘り下げられそうなテーマなんだから、主人公や登場人物をクールに決めることだけを考えるのではなくて、熱く語ってほしかった。少年漫画なわけだし。かっこいいんだけど共感ができないのだ。胸に響いてこない。

この作者は安定した原作がないと、いい漫画が描けそうにないかも。いや間違いない。TO LOVEるは原作が微妙で失敗しているが。キャラクターがかわいく、絵がきれいなことに加え、そこそこに漫画全体がまとまっていることを考慮した。ちょっと微妙、だけど暇つぶし程度なら何とか耐えられる漫画。4点。

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[投稿:2008-10-17 14:53:21] [修正:2008-10-17 14:53:21] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]


ジャンプの中では良作に感じた漫画。

主人公の成長ぶりが、読んでいてほほえましい。中忍試験の筆記試験のところとか、最後の1:1の決闘勝負までは、能力バトルのほうも見てて面白かった。リーがいい味を出している。主人公が忌まわしき自分の力を利用しつつ、共存しようっていう発想もよかった。

だけども。

最近(直近の回は読んでいない。2部の初めの方までは読んでいた。)の展開、引き伸ばしすぎじゃなかろうか。戦闘が終わったのに、幻術でした、ってそりゃないでしょう。あれのせいで戦闘の緊張感が薄れた。何でもかんでも忍術で解決しないっていうところがよかったのに。忍者ものでこんな何癖つけるのはどうかとも思うけど、最初のほうのそういう展開との齟齬が著しい。

少年漫画としては楽しめるけど、最初からのパワーダウンは否めない。忍者の地味なところも、もっと描いてほしかったということもある。忍術の設定のパクリと言われているものは、許容の範囲内じゃないだろうか。独創的な戦闘よりもむしろ、ナルトの成長のほうにはじめのほうは重点がおかれていたわけだし。

1部までなら7点なのだが、2部でパワーダウンした点を考慮して6点。ナルトの変な語尾も、子供たちが変な言葉を使うことになるのでやめてほしい。

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[投稿:2008-10-16 22:17:57] [修正:2008-10-16 22:17:57] [このレビューのURL]


哀愁漂う、超長距離恋愛のお話。

うーん。淡白。淡白なことに加えて、話が薄っぺらく感じた。心が少し荒んで、何かを抑圧しながら生きている私には、響いてくるものが小さかった。思春期の少年少女が読むには最適かもしれない。でも、これだけ直球すぎてもなぁー。楽しめるかどうか、正直自信薄。ジブリアニメの「おもひでぽろぽろ」にのめりこめるような人なら好きかもしれない。

とにかく、恋愛と呼べるかどうかも微妙だが、恋愛を理想化しすぎてる気がする。また、ロボットみたいなものによる戦闘はおまけみたいなもの。戦闘自体は面白くない。全体的にあまり好みの漫画ではなかった。こういうのが好きな人はどうぞ。それ以外の人は手に取ることをおすすめはしない。読後やや失敗した感の残る漫画。絵がきれいなことを加味した。4点。

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[投稿:2008-10-16 21:41:46] [修正:2008-10-16 21:41:46] [このレビューのURL]