「くっしい」さんのページ

総レビュー数: 32レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年04月04日


 ドギツい表現や描写がないので大人しい印象でしたが、ジワジワと情緒が揺さぶられる漫画です。よく読むと話しはかなり個性的です。登場人物の心理描写が繊細で、徐々に染み入って来ました。こういう漫画は女性作者ならではのものなンでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-25 01:16:14] [修正:2009-04-25 01:16:14] [このレビューのURL]

 連作短編集ですが、同じ舞台であまり相関性のない話しが5編収められています。
 PrologueとEpilogueを付けられた為に却って纏まらない印象です。一つ一つの話しはとても面白い。
 ただ今一つ深みや凄みに欠けてしまい、娯楽の域に留まっています。漫画ですから娯楽で充分と言えば良質な漫画と言えます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-25 01:02:34] [修正:2009-04-25 01:02:34] [このレビューのURL]

 
 この漫画はもっと広く知られるべきものだと思います。

 幼馴染の3人は三者三様の苦しみの中でもがき苦しみ、互いを思い遣っているにも拘らず、傷つけ合ってしまう。未来も希望もない中では仕方のないことなのかも知れません。自分の身の回りや人間関係を見渡して、身につまされる思いやホッとする部分など様々なものが去来します。

 時に饒舌、迂遠、大袈裟になる表現の中で狂気とそれに抗おうとする強さや成長が描かれていることに気付き、ハッとさせられます。しかし作者は決してヒロイズムや感傷に逃げず、只ひたすらにその様を綴っているのです。決して安易ではない表現に圧倒されました。

 絶版になっていることが惜しまれます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-25 00:50:55] [修正:2009-04-25 00:50:55] [このレビューのURL]


 この漫画には救済というものはありません。
 だから読後には暗澹たる気持ちになります。
 とは言えただ残酷な漫画かと言えば、そうではありません。
 そこにはやはり人間の営みがあるのです。
 人を救うのも人ですが、人を虐げるのもやはり人なんだなと思います。
 当たり前のことですがこれは普段意識されていることではありません。
 この作者は別にこの残虐性に対して善も悪も評価を付していない様に読めました。安易な正義を掲げないし、悪を礼賛する訳でもないということでしょうか。
 そこの部分は読者がそれぞれに感じ考える領域として残されているのでしょう。
 
 

ナイスレビュー: 2

[投稿:2009-04-16 22:41:36] [修正:2009-04-16 22:41:36] [このレビューのURL]

 色々な感情を惹き起こす情緒的な漫画です。お互いがお互いのことを思い、善意を向けているのにすれ違う。これこそが人間関係なんですね。と当たり前のことを再確認できました。当たり前のことを説得力を持たせて語るのは本当に難しいことだと思うんですけど、さらりと力を抜いて描いている様に読ませるのは作者の力量なんでしょうね。

 連作集として構成も新味があって、読んで良かったと感じました。

 ただ終わりがあまり頂けない。一話の読みきりとしては最終話も良いと思いますが、全体の締め括りとしては如何なものかと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-04 14:29:05] [修正:2009-04-15 22:37:00] [このレビューのURL]

 かなり面白いです。短編連作なのでちょっと開いた時間にちょこちょこ読むのに最適です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-04 17:04:02] [修正:2009-04-15 22:36:30] [このレビューのURL]

 初期は7点位の水準でしたが、話しが進む内に段々とまとまりを欠いてゆき、最近では解体しています。
 だから話しが何だか分かりませんし、何が謎だったのか、謎が何処まで解けているのか既に分かりません。
 ここまで解体するとどうやって完結させるのかだけが楽しみです。それだけで読み続けています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-15 22:33:27] [修正:2009-04-15 22:33:56] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 退屈しない話し運びで一気に読んでしまいました。とても面白かったです。問題提起としては過激な一般論と言ったところでしょうか。
 バイオサスペンスとしては細菌でもウイルスでもなく寄生虫を選んだ所が斬新です。寄生虫だからこその展開もあり、話しの構成全体のために寄生虫にしたんですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-15 22:18:33] [修正:2009-04-15 22:18:33] [このレビューのURL]

7点 DUDS HUNT

 話しとしては斬新さは今ではあまり感じませんけれど、これが作成された時期ではそれなりに目新しかったのかも知れません。

 娯楽作品としてはとても面白い漫画であっと言う間に読み終えました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-15 22:12:37] [修正:2009-04-15 22:12:37] [このレビューのURL]

6点 唄う骨

 先に「化けの皮」に書いてしまったので特に加えることはありません。併せて読むものかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-15 22:07:54] [修正:2009-04-15 22:07:54] [このレビューのURL]

<<前の10件
123