「ヨノナカ」さんのページ
- ユーザ情報
- 1984年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://mixi.jp/show_friend.pl?id=4610890
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- 84625
- 自己紹介
-
ヨノナカと申します。東京某所の書店員。池袋在住。
本屋勤務だからって漫画が沢山読めるかというとそうではなく、ただ売れる商品をひたすら売る日々。売れ筋と自分の好みの作品が全く一致しないことに嘆く23歳。
最近はこのサイトがすっかり掲示板化してることが残念。前はレビュアーの顔がわかるぐらい熱いレビューがいっぱいあったのになぁ・・・
注:URLはミクシィになりますので会員の方は暇があったらどんぞ。
ちなみに日常の雑記がほとんどになってます。

この作品を読もうとするとどうしても「ぬ〜べ〜」と対比してしまう。まぁ共通点といえば幽霊が出てくるぐらいしかないのだけれども。
さて、ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(以下ムヒョ)のレビューをば。
最初はジャンプには不釣合いなおどろおどろしい絵面とストーリーで、似たり寄ったりの作品が多いジャンプでちょっと異彩を放っていた作品でした。面白かったですよぉ。初期は。
でも次第に他のレビュアーの方々が指摘しているとおりによくわからないバトルモノになってきて最近では落ち目の感じが否めません。あの薄気味悪い絵が全然生きてこない作品になってしまいました。背景にはおそらくジャンプ編集部の意向があるんでしょうねぇ。まあ推測に過ぎないわけですが。
ところで最近は漫画は「創造」するものじゃなくて「生産」するものになっていますね。工場の生産ラインと同じような感じで、材料(ネタ・設定)を集めて生産ラインに乗せれば他とはちょっと違った、ただどれもどっかで見たような作品が出来上がると。編集部はその生産ラインを牛耳っている企業であって、作者はパートの従業員ってところでしょうかね(言い過ぎか)。
じゃあ我々読者はさしずめ消費者ってところでしょう。あの作品はいい、この作品はだめ、とか色々通ぶっているわりには買い物をするところは近所のスーパーやコンビニやら手軽なところでしか買わない。自分の足でいい品物を置いている店を探すとか、あるいはいいものを作者が作れるような環境を整えようとは微塵にも思わない。誰かがやってくれるのを待つだけ・・・
賢い消費者と最近ではよく耳にしますが、今の漫画界に必要なのは「賢い読者」なのかも知れませんね。ただ作品の良し悪しだけでなく、漫画を取り巻く現状や作者・編集者の置かれている状況を深く理解してよりよい漫画が生み出されるような環境を自ら造っていく・・・そのためには何をどうすればいいのかさっぱりわかりませんが、そんな読者が増えていくことにこのサイトが一役買うことを願うばかりです。
いったい私達は漫画のために何ができるのだろう・・・?
ナイスレビュー: 5 票
[投稿:2007-03-27 00:31:19] [修正:2007-03-27 00:31:19] [このレビューのURL]
9点 行け!稲中卓球部
ギャグ漫画はギャグがメインの漫画のことを指すのだけれども、不思議なことにギャグ漫画はギャグだけでは作品としては上手くいかなくて、ギャグ以外の何かが入ってやっとスッキリとした形になります。正確に言うと、ギャグの「下味」に一つ工夫が必要なわけで。稲中に関して言えば、それは作者独特の世界観というか哲学だったりしたわけです。
しかしギャグ漫画ってのは不思議ですねー
真正面から哲学を語られてもなんか構えちゃって眉唾くらいにしか思わないんだけれども、ギャグの中に哲学を織り込むと不思議なくらいに心の真芯を捉えられてしまう。しかもそれが半ば無意識的になんだからスゴイ。
宮崎駿映画もそうですが、哲学+漫画(アニメ)という組み合わせは日本が誇る最高の組み合わせですよね。ご飯とみそ汁?
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2007-03-10 17:53:42] [修正:2007-03-10 17:53:42] [このレビューのURL]