「ヨノナカ」さんのページ
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- 1984年生まれ(性別:男性)
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ヨノナカと申します。東京某所の書店員。池袋在住。
本屋勤務だからって漫画が沢山読めるかというとそうではなく、ただ売れる商品をひたすら売る日々。売れ筋と自分の好みの作品が全く一致しないことに嘆く23歳。
最近はこのサイトがすっかり掲示板化してることが残念。前はレビュアーの顔がわかるぐらい熱いレビューがいっぱいあったのになぁ・・・
注:URLはミクシィになりますので会員の方は暇があったらどんぞ。
ちなみに日常の雑記がほとんどになってます。

8点 不思議な少年
山下和美さんは秀才。天才ではなくて秀才。
演出も文句なしの漫画家さんだとおもいます。
さて、「不思議な少年」ですが、それぞれの話で登場する人間たちを通して、作者の思想・信条を表現していく漫画です。
したがって、作者の考えに同調できない人にとっては不快な漫画になる恐れ大。ただ、意味不明な主張をするわけではなくキチンと筋が通っているので安心して読めるかと思います。
個人的には2巻のソクラテスの話が◎
平和を語るということ自体、戦争の始まりなのでは?
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[投稿:2006-01-29 16:15:57] [修正:2006-01-29 16:15:57] [このレビューのURL]
1点 小早川伸木の恋
さて、柴門ふみの新作がドラマ化したわけですが。
以前から柴門の作風は好きではなかったのだけれども試しに読んでみることに。うん・・(以下感想)
柴門の作品がなぜ世に受けるかということだが、それはどうやらそのリアルな女性像にあるらしい。自身が恋愛に関するエッセイ本を出していることからも、恋愛に悩む(ということにしておく)多くの女性ファンから支持されているのだろう。
しかし私は声を大にして言いたい。罵声を浴びせられても構わない。
柴門はマンガを書く必要はない。むしろ書かないほうがよい。
柴門の作風は確かにリアルであるのかも知れない。しかしだ、マンガというメディアとしてのあり方を無視し、ストーリーに挿絵を加えただけとしかいえないマンガはマンガではない。
マンガのみならず、映画でも小説でもそれぞれ独自に持っている演出・魅せ方・表現方法がある。そしてそのどれもが尊重されてしかるべきものである。柴門はそれを完全に無視したかのような描き方をしている。ストーリーは確かに一定のレベルのものを持っているが、まるで魅せようとしない。つらつらと物語が展開していく。
え?その展開の仕方が等身大で日常的なマンガだって?
日常的なマンガと日常をかいたマンガはぜんっぜん違います!
「よつばと!」は日常的なマンガですが小早川は違います。
「三丁目の夕日」は日常的なマンガですが小早川は違います。
日常を描けばそれが日常的なマンガとして成立するわけではない!
同時にストーリーがよければマンガとして良質だとは言えない!
絵とストーリーと雰囲気が調和してマンガはマンガとして成りえます。ストーリーテラーとして活躍したいのならばマンガを選ぶ必要はありません。
少々辛口になってしまいましたがこの辺で。みなさんの「マンガは如何にあるべきか?」という切り口でこのマンガを読んでほしいと思います。
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[投稿:2006-01-11 22:28:43] [修正:2006-01-11 22:28:43] [このレビューのURL]
7点 俺と悪魔のブルーズ
音楽×ミステリーのありそうでなかった新境地!!
故意に悪魔に魂を売り渡した主人公は神業とも言うべきブルーズを奏でられるようになった代償として様々なものを失ってしまう・・・
思わずページをめくる手が震えてしまうほどの展開に目が離せません!!!(ちょっと言い過ぎ?)1巻の中ほどまで読めば作品として面白さが出るかと。是非試し読みしてみてください。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-01-09 22:37:58] [修正:2006-01-09 22:37:58] [このレビューのURL]
6点 ぼくらの
評価が難しいマンガです・・・作品に何か意図が込められてるようで込められてない様で。これからに期待ということで6点。
第1話を読んで、「ム!これは!」と思った方はどうぞ。
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[投稿:2006-01-09 22:16:07] [修正:2006-01-09 22:16:07] [このレビューのURL]
7点 羊のうた
私がマンガを読むきっかけになった作品。
冬目景作品はどれもほのぐらく、それにどれだけ心を通わせるかで面白さが違います。従って非常にレビューが難しい。人に寄ってどれだけ琴線が触れるか違いますから。
羊の群れに紛れた狼は悲しい牙で己の身を裂く。
という冒頭の一文が心に響いた方は読んでおくべきです。きっとあなたの心に残る作品になるはずです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-01-07 16:34:37] [修正:2006-01-07 16:34:37] [このレビューのURL]
7点 DEATH NOTE
ジャンプ購読してる方はご存知かもしれませんが、実はデスノートには読みきりの作品があります。私はこっちの読みきりを推しますね。
連載の方はジャンプではまれに見る本格サスペンスです。字が多く、小説にしろと言いたくなりますが良く作りこんである作品です。
では読みきりは、というと、こちらはデスノートという人の殺意をたやすく実行に移す凶器を通して人間の心を鋭く抉る作品になってます。
読みきりが単行本として世に出てるかは残念ながら解らないのですが、機会があったら読んでみる事をオススメします。
点数は読みきり8点連載6点で平均とって7点ということで。
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[投稿:2006-01-07 16:19:27] [修正:2006-01-07 16:19:27] [このレビューのURL]
7点 軍鶏
良いマンガです!バキよりこっちを人に薦めたい。
絵柄・演出・ストーリー、どれをとっても文句なしの一級作です。
しかし、あえて付け加えると主人公の心理変化の過程がよろしくありません。悲しい過去を背負った最強の少年、という感じで初めは書きたかったんでしょうが、だんだんと主人公から過去を省みることがなくなっていき、最近では「昔こんなことがあった」ぐらいの挿入の仕方しかされないのが残念です。ここを巧みにかけていたなら超一級の作品になれたというのに・・・
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[投稿:2006-01-07 16:09:34] [修正:2006-01-07 16:09:34] [このレビューのURL]
6点 GOTH
大岩ケンジさんは才能ありますね。NHKにようこそと平行して読むと良く解る。
さて、GOTHですが、良質のミステリーです。読んでおいて問題はないかと。
ケチつけるとすればやっぱり小説とマンガの違いですかね。乙一はその文体から刹那的な印象を与えるミステリー小説家として成功しましたが、マンガになるとありがちな(といっても良くできてますよ)雰囲気になってしまっていまいち楽しめない感がありました。私は小説GOTHの方を推します。
乙一的な雰囲気の作品って小説よりもマンガに多いですね。あの無生物的な雰囲気が・・・
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[投稿:2006-01-07 16:01:17] [修正:2006-01-07 16:01:17] [このレビューのURL]
3点 幻影博覧会
あぁぁ・・・冬目景作品は好きだったんだけど・・・(泣)
冬目景は良くも悪くもメジャーな作風になってきましたね。独りよがりの書き方じゃなくなってきて作品に幅が出てきた分、今までのちょい暗めの書き方をしなくなってきました。
この作品もまさにそれです。時代背景もしっかりしていてこれからのハナシの展開が気になるところですが、今までの作品のような雰囲気を楽しめるものではなくなっています。まだ1巻しか読んでないのでこれからの話の盛り上がりに期待!ですね。
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[投稿:2006-01-07 15:51:54] [修正:2006-01-07 15:51:54] [このレビューのURL]
4点 サユリ1号
恋愛小説の二番煎じ、というのが率直な感想。村上かつらの作風といっちゃそれまでだけど。
村上かつらさんは、キャラを通じて自分の言いたい事、それも思想的なことじゃなくて聞こえがいい(格好が付く)ことを言わせるからどうしても物語に影響がでます。
例えば、「劣等感が強い人は優越感も強い」なんて台詞をユキが言いますけど、この台詞は物語を進める上ではっきりいっていらない台詞です。こんな台詞をそこかしこに入れていくから演出・構成がおろそかになって、最後には「作者のエッセイをふんだんに盛り込んだ恋愛小説の2番煎じマンガ」ができあがってしまう。
逆に言えばそんなカッコイイ台詞回しが聞きたいという人にはうってつけ。ただ、それだったら恋愛小説(山田詠美とかね)読んだほうがいいかと・・・^^;
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2006-01-07 15:36:01] [修正:2006-01-07 15:36:01] [このレビューのURL]