「BuBu」さんのページ

総レビュー数: 44レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年04月04日

計5作品からなる、尾田栄一郎の短編集。

どの作品も、非常に綺麗な起承転結で描かれているので読みやすいです。
笑いアリ、ジーンとさせられるところもアリ、そんな作品群。

昔の尾田栄一郎の絵が堪らないですね。
懐かしいです。

デビューのキッカケとなった「WANTED!」や、
ONE PIECEの原型とも言える「ROMANTH DAWN」が含まれているので
ONE PIECEファン、尾田栄一郎ファンなら是非ご一読をオススメします。
 

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[投稿:2011-05-05 20:27:28] [修正:2011-05-05 20:27:28] [このレビューのURL]

天然な弟と、そんな弟を姉弟という関係を超えて好きな姉の話。
途中腹違いの妹も出てきますが。

1話の内容を膨らませて1巻作った、という印象。
全体を通すとちょっと無理している感を受けるのですが、
1話目の完成度の高さ、落ちのインパクトは凄まじいです。
1話目だけなら10点を与えているところ。

この物語で、もっと設定を作りこんだ長期連載、というものがあれば是非読みたいですね。
1巻と短く、サラっと読めてしまうのは良いところ。
何度も読み返してしまいます。
短編の中ではレベルの高い作品だと思います。
 

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[投稿:2011-03-27 13:28:38] [修正:2011-03-27 13:28:38] [このレビューのURL]

学園物。
とは言っても恋愛要素は1割切るくらい。
基本はドタバタと笑いとキャラ萌え(?)。

4巻ぐらいまでは、ある程度のテーマと方向性を持っていたような感じもあるのですが、
5巻辺りからはネタ切れのためか、作者のやりたいことを
無理やり作品の中に押し込めてしまっている、という印象。
好き嫌いは別れると思います。

個人的には、一年に一巻刊行されるか分からない連載ペースの中で、
あまり内容のない事をやるのはもったいないな、と感じます。

それにしても、コレだけのキャラクターを登場させて
それぞれを描き分けられる、というのは凄いですね。
色の濃いキャラクターがたくさん登場します。
変なキャラクターを楽しむ、というのがこの漫画の楽しみ方だと思います。
 

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[投稿:2011-03-27 03:12:05] [修正:2011-03-27 03:14:22] [このレビューのURL]

羽海野チカがまさかのヤングアニマル連載で、まさかの将棋を題材とした作品。
でも基本的には前作「ハチミツとクローバー」と変わらないですね。
自分探しを前面に押し出した内容です。


天才中学生棋士であった主人公、桐山零がプロ入りしたところから物語はスタート。
小さい頃に両親を亡くし、
育った家ではギクシャクしてしまい、
他人も含めた全ての不幸の原因は自分なのでは?
と、悩む少年の心の成長を、将棋と暖かい家庭を通して描いた作品。

暖かい家庭とは、この物語のもう一つの核となる家族・川本三姉妹のこと。
互いに年の離れた三姉妹は、零と同じく両親不在の家族。
それでも毎日を生き生きと過ごす3人が零に勇気と希望を与えているようです。
基本的にはこの家族との絡みと将棋をベースにした内容です。


話題性バッチリ、スタートも好調だったのですが、
巻を積む毎に減速してしまっている印象。
将棋の物語のはずなのに、将棋をしている時より、
川本三姉妹と絡んでいる方が面白かったりします。
キャラ設定が曖昧なのもその辺りに拍車をかけてしまっているのでは?と。
日常編は面白いので、将棋漫画というよりは
ハチクロと同系統だと思って手に取るのが良いかと思います。

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[投稿:2011-03-18 23:28:00] [修正:2011-03-18 23:28:53] [このレビューのURL]

1巻だけ読んだ評価です。
というより2巻がどこにも売ってない!
3巻は手元にあるので、全て揃ったらもう一度ちゃんと評価をします。

物語の概要としては、
GANTSからメカを抜いて、家族愛を足した感じでしょうか。
若干能力モノも入っていますが。
時が止まった世界で、誘拐も辞さない営利団体相手に
主人公・樹里とその祖父が家族のために戦う。
そんなお話です。

そしてこの作者、これがデビュー作なのか?と疑わしくなるぐらい
恐ろしく絵が上手いです。
そして絵だけではなく物語を創る能力も相当。
最近読んだ漫画の中では群を抜いていると思います。

唯一気になるのが、やはり設定に関してですね。
「時間が止まっている」という設定が
良くも悪くも作者の解釈一つでルール付けされてしまうので、
時間の止まった世界で、何が出来て何が出来ないのか、という線引きを
しっかりと提示しておいて欲しかったりします。

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[投稿:2011-02-06 23:40:18] [修正:2011-02-06 23:40:52] [このレビューのURL]

8点 以下略

奇才・平野耕太の研ぎ澄まされた視点から、ゲームを始めとした現在のサブカル界を
見て・感じて・妄想し、その結果を思う様ぶちまけたような作品。

1話8ページほどの漫画版ショートショートとでも言うべき物語達は
一見一話毎にあるお題の上に成り立っているように見えて
その実、起承転結はどこへやら、そのお題すらも見えなくなるほどの
ヒラコーワールド全開な造りとなっております。

その為、平野耕太作品を読んだ事のない人には決してオススメできない作品ともなっています。
個人的には、一度HELLSINGやドリフターズの単行本を読み、その巻末おまけを許せるなら
この漫画も楽しめるのではないかと思います。

ハマれば爆笑必至。
ネタの深さに溺れること間違いなしの作品です。

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[投稿:2010-10-03 12:54:22] [修正:2010-10-03 12:54:22] [このレビューのURL]

4点 ACONY

引っ越してきたボロアパートでは幽霊が出たり、
人外の何かが住んでいたりと、不思議な事がたくさん起こる。
極めつけは、隣に住む可愛い女の子がゾンビだったり。
そんなアパートを舞台にした、
メルヘンのようなオカルトのような作品です。

個人的には、作者が描きたいものを取りあえず描いてみただけ、
という感じを受けました。
特に感動もせず、笑い起きず、涙を流すような展開があるわけでもなく・・・
あっさり風味の漫画だと思います。

全巻3巻と短く、やはり終わり方もあっさりでした。

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[投稿:2010-10-02 22:03:23] [修正:2010-10-02 22:03:23] [このレビューのURL]

内容を極々簡単に言えば、
人間と魔法使いの戦い!でしょうか。
しかしこれだと作品の魅力が全然伝わらないですね。

魔法によってトカゲ頭にされた男・カイマンとその相棒・ニカイドウが、
人間の世界と魔法使いの世界を行ったり来たり。
そうして、記憶を失ったカイマンの謎、果ては魔法使いの世界を揺るがす謎に迫る。
そんなストーリーです。
次々と振りかかる謎に段々と明かされていく真実。
そこにドキドキする、と言うのがこの作品の楽しみ方でしょうか。

またこの作品一番の魅力はやはり、
独特の描き方によって生み出されるキャラクター達にあるでしょうか。
敵なのにどこか憎めなかったり、骸骨被ってるのに可愛かったり。変な動物や悪魔とか。
絵の描き方は沙村広明や冬目景を更にラフにした感じ。
一見汚げに見える描き方をしているのですが、
それが不思議な魔法使いの世界や汚い人間界、
悪魔や魔術と言ったテーマにハマっているように感じます。

ストーリーは結構行き当たりばったりなのかな?と感じることもしばしばあるのですが、
過去の設定を活かしている場面もあるので、一概にそうとは言えないのかも知れません。

前述のように主人公は爬虫類頭ですし、
魔法でドンドン人が死んだり血や身体の一部が飛んだりと
割とグロ描写が多いです。
その辺りが大丈夫な人にはオススメな作品。
魅力的な作品です。

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[投稿:2010-09-22 21:58:43] [修正:2010-09-22 22:01:05] [このレビューのURL]

平凡なサラリーマンのはずの主人公(男)が
とある理由から家庭ではシングルマザーとして暮らしている。
そんな無茶苦茶な設定も金田一連十郎にかかれば
爆笑コメディになるのだから凄いですね。

一児の母であり、一人の男でもある主人公が
通勤電車の中である女性に恋をするところから物語はスタート。
様々な人に自分の境遇を誤解されたり、打ち明けたり。
笑い要素を含みつつも、最終的には大事な息子に自分が母親ではなく父親である事を打ち明ける。
それがこの作品のゴールのようです。

ハレグゥで有名な作者ですが、この漫画はそれらの作品よりも上の年齢向けでしょうか。
絵は可愛く、若干のエロ描写あり。
女装が生活の一部となってしまった冴えない主人公の
恋愛と家族愛を笑いというスパイスで彩った作品です。

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[投稿:2010-09-14 13:23:20] [修正:2010-09-14 13:23:20] [このレビューのURL]

6巻まで読んだ感想など

話はボーイミーツガールで逆ドリカム状態にやきもき!といったどこにでもありそうな感じの内容です。が、この作品を内容だけで語ることは難しく、漫画として読んでみないと分からないのではないでしょうか。
恋の行方を題材にしているだけあって結末まで読まないと何とも言えない部分もありますが、私は非常に魅力的な作品であると思いました。

連載開始が10年前ということもあってかレトロな雰囲気を大切にしていて、その中で登場人物たちの個性が活き活きと描かれています。またキャラクター達の心の機微も丁寧に描かれているので作品の世界に入り込みすい印象を受けました。

絵は粗いのに綺麗という不思議な感じです。表紙や扉絵など本気で描いていると思われる絵は文句なく綺麗なのですが。

3巻あたりからは話を進めるために新キャラを出しては消えていくのが恒例に。
ネタがないので話を引き延ばすためにそういった演出になってしまってるのかなーと感じる部分もチラホラ。早く結末を読みたいです。

個人的にはハルに幸せになって欲しいと思いますw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-07 23:48:10] [修正:2010-09-14 13:10:40] [このレビューのURL]