「ててむ」さんのページ

総レビュー数: 30レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年08月13日

[ネタバレあり]

原作を圧倒的にアレンジした時代活劇。殺陣をここまで描ききれる漫画家はそうはいないのではないでしょうか。内臓を飛び散らす眼球をえぐる等のグロテスク表現も多々ありますが、読者を引き込んで止まない剣士達の命の遣り取りの前では異様な狂気の中に美さえ見出してしまいます。武士道は死狂ひなり――。

(ところで余談ですが、なぜ牛股師範はあんなに虎眼先生にいじめられるのでしょうか。萌えさえ見出せそうです。また、このシグルイという漫画は何気に木多先生の喧嘩商売という作品で結構ネタにされている漫画だったりもします。)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-13 22:56:47] [修正:2007-08-14 02:39:17] [このレビューのURL]

前作あずまんが大王でも有名なあずまきよひこ氏による作品で、2006年には文化庁メディア芸術祭で賞を受賞しています。
本作は、何気ない日常を子供の視点から描いたもので、簡単に言えばクレヨンしんちゃんのような作品です。読後に爽やかな気分を与えてくれる作品ですが、同時にささやかなことに感動を覚えていた子供の頃の心を失ってしまった自分を再認識して少し物悲しくなったりもします。名作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-13 23:10:22] [修正:2007-08-14 02:38:44] [このレビューのURL]

麻雀漫画の金字塔。
1巻は何を書きたいのか方向が定まらずふらふらした感じでしたが、赤木しげるという名キャラクターの登場で一本筋の通った麻雀漫画へと生まれ変わります。最近やけに展開の遅いアカギやカイジと比べると明らかにスピード感や場の緊張感が違います。明言だらけで文句なしに面白い。麻雀打ちには必読です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-13 23:21:50] [修正:2007-08-14 02:38:05] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

前もって書いておくと、過去のレビューアーの方々のおっしゃる通り、この作品は感性に訴えかけるものであり、受け取り方は様々だと思います。
以下には、本書の帯に書いてある紹介文の抜粋と個人的な感想と解釈(過度にネタバレ)をまとめたいと思います。

「虹ヶ原」という土地を舞台に、小学校の同級生たちの過去と今が交錯する―。
子どもたちのうわさ、トンネルの中の怪物、家族の秘密、蝶の異常発生・・・・・・あらゆる糸が絡み合い織り成す、新世紀黙示録。

読後の感想としてはとても面白かったです。残酷だけど幻想的な世界観を魅せる作者の技量が光ります。直感的に面白いんだけど、一回ではこの話はなんだったのかよくわからずにモヤモヤしたものが残り、ついもう一回読んでしまうといった感じです。
あくまでも個人的な解釈としては、
「たとえ世の中が普遍的に不毛で残酷なものだったとしても自分の人生がどうなるかを決めるのはは自分自身だ。だから―卑怯者の君へ、怠け者の君へ、嘘つきの君へ、臆病者の君へ、強い意志を持ちな。もっともっと強い意志を。いつまでもお前の寝たふりが通用すると思うなよ。」
といった感じの内容じゃないかと考えています。同作者の作品「ソラニン」を別方向から描いたもののような気がします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-14 02:22:00] [修正:2007-08-14 02:37:37] [このレビューのURL]

内容はモラトリアムの終わりを甘酸っぱい恋と絡めて書いたような感じです。
ソラニンとはジャガイモの芽とかに含まれる毒素の名前です。
本作の中でも放置していくジャガイモから芽が伸びていく描写があるように本作を読む上で重要な要素となります(ちなみに主人公の彼氏の苗字が種田、主人公の名前が芽衣子です)。
以下は本作で登場する楽曲『ソラニン』の歌詞の一節。

たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする
きっと悪い種が芽を出して
もうさよならなんだ

シンプルに読んでも十分面白いし、深読みしても面白い。
そんな青春漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-14 00:32:58] [修正:2007-08-14 02:36:47] [このレビューのURL]

面白すぎます。
三話使って焼肉を食ったりしてます。
これは0点以外ないでしょう。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-08-14 02:34:33] [修正:2007-08-14 02:34:33] [このレビューのURL]

凄いの一言。
処女作とは思えない完成度と情報量と情報密度。単なる宇宙に生きる人たちのヒューマンドラマに止まらず哲学的な領域にまで拡張する物語。
生きるとは。人間とは。愛とは。宇宙というとてつもなく大きな存在を舞台とし人間と比較する形で画かれる本作では、上記のような問いに戸惑う人々に対し、最終回でとても簡潔な作者なりの答えを明示しています。
凄いとしか言いようがありません。もはやポスト浦沢直樹の筆頭と言っても過言ではないのではないのでしょうか。そう思わせるだけのスケールの大きな作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-13 23:56:33] [修正:2007-08-13 23:56:33] [このレビューのURL]

谷仮面と同様に無駄に熱い作品です。高校時代何度も読みまくってました。個人的なベストバウトは渺茫vsジョンス・リー(第一戦)とサンパギータ・カイvs北枝 金次郎。
ちなみにある一コマではTシャツに前作の主人公の谷君がプリントしてあったりします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-13 22:33:52] [修正:2007-08-13 22:33:52] [このレビューのURL]

10点 谷仮面

熱いです。キャラが濃いです。熱血というジャンルに収まるのかすらもう良く分からない作品です。テンションが無駄に上がります。ちなみに本作のキャラの数人が同作者の作品であるエアマスターに登場するというスターシステムを採用しています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-13 22:24:28] [修正:2007-08-13 22:24:28] [このレビューのURL]

これぞ王道、と言わんばかりの作品です。
デビュー作であるが故に荒削りではありますが、作者の作品に対する高いテンションがこれでもかと伝わってきます。
熱血ですが泣ける作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-13 22:03:28] [修正:2007-08-13 22:03:28] [このレビューのURL]

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