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9点 1・2の三四郎2
とにかく面白い。笑える。
個人的には 「1・2の三四郎」 より この「2」 の方が好き。
単なるギャグマンガではなく、「プロレス」 そのものの 「立ち位置」 が
よく分かる作品だと思う。
これは作者がプロレスをこよなく愛しているからか。
しかし小林まこと氏は、悪役というかライバルを上手く躍動させるね。
ついつい主役に感情移入して、「倒せー!」 とか思ってしまう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-03 13:01:58] [修正:2010-02-03 13:01:58] [このレビューのURL]
5点 会長はメイド様!
基本的に一話完結で繰り広げられる、テンション高めのドタバタラブコメ。
タイトルはこんな感じですが、本編にあまりメイドは関係なく、あくまでも学校生活が中心です。
メイドは主人公のキャラを引き立たせるアクセントといったところです。
どんなことでも全力で頑張るツンデレ主人公と、全てにおいて完璧すぎるモテ男。
ありがちな設定ではありますが、話のテンポが良く、読みやすいです。
心に残る宝物のような作品にはなりづらいかもしれないですが、軽ーく読めて楽しめる作品です。
言葉を替えれば、「この作品じゃなきゃダメ!」という押しの強さ、強烈な個性が
あまり感じられないです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-02 21:18:04] [修正:2010-02-02 21:20:54] [このレビューのURL]
6点 仏ゾーン
「ってかこのころのジャンプの打ち切り漫画って面白いなー」
っていう代名詞みたいな漫画だと思ってます。
打ち切りですが今のダラダラ連載の糞みたいなジャンプのバトルものよりははるかに面白いです。
「わたしのカエル様」とかも打ち切りだけどおもしろかったよな?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-01 22:16:58] [修正:2010-02-01 22:17:47] [このレビューのURL]
6点 北斗の拳
ラオウ戦以降が蛇足という声が非常に多いのが心外である
後付け設定とは言え、きっちり筋が通っているし
伏線の回収のしかたが上手いと思った
何より成長したバットとリンを描く意味で
帝都編以降は非常に重要な役割を果たしているのではないだろうか
ラオウ戦までのようなアツい闘いや展開は少ないが
是非最後まで読んでいただきたい
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-10 03:42:20] [修正:2010-02-01 19:54:15] [このレビューのURL]
10点 G戦場ヘヴンズドア
個人的にど真ん中でしたね。とにかく熱いし、何回読んでも泣ける。
たった3巻なのにここまで引き込まれたのはマンホール以来。
友人に勧めたりもしたが、不評が多かった。人を選ぶかもしれないが、是非一度は読んで欲しい。漫画家に対する見方は確実に変わるはず。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-30 08:16:34] [修正:2010-01-31 10:16:16] [このレビューのURL]
6点 ばりごく麺
能条の最新作、ラーメン漫画。ラーメン食べてる描写がホントに上手い。こっちがラーメン食べたくなるし、無性に腹が減る。
とにかくよだれが出る。そんな漫画。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-30 02:02:35] [修正:2010-01-30 02:02:35] [このレビューのURL]
9点 神戸在住
東京から神戸に越してきた女の子の大学生活を個性豊かなサークル仲間やゼミ仲間が彩るエッセイ的作品です。
トーンを使わずに描かれた独特の淡い画風に加えて、事件らしい事件は起きないので、人によっては、やさしいゆったりとした作品。それとも淡々とした面白みのない作品と、評価は分かれてしまうかもしれません。
ただ私が「神戸在住」を普通の日常ものではなく名作だと思うのは、物語の後ろ側にあるリアルから目を離さず、正面から向き合った点なのです。
この年代の神戸を描くのならば避けて通れない「阪神大震災」をほぼ丸々1冊使って描ききり。
現実ならば確かに存在するのに、マンガやドラマではほとんど出てこない在日朝鮮人や障害者の方が作品に登場してきます。
ただ、説教を押し付けてくるのではなく、一人の女の子の目から見た日常の一部として描いているので、すっと心に入ってきます。
物事の裏側をきっちりと描いているので、作品内の人間関係、世界間に血と肉の通った厚みが生まれるのでしょう。
ずっと大切に持っていたい1冊です
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-29 15:08:43] [修正:2010-01-29 15:09:47] [このレビューのURL]
6点 高校球児ザワさん
主人公はザワさんだが、それを主観的に見るのでなく、客観的に書いた作品。この書き方が個人的にツボにはまっている。周りがザワさんにどのようなイメージを持っているかなどなど、ザワさんを少しずつ掘り下げている作品。
いい作品ですねー心理描写多いのも個人的に○
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-29 10:32:49] [修正:2010-01-29 10:32:49] [このレビューのURL]
8点 洗礼
発想、構成、全体の雰囲気、絵の美麗さ。
個人的には作者の最高傑作の1つだと思います。
気味の悪い絵柄や、勢いで迫ってくるような怖さではなく、
読者の本能に訴えかけるような恐ろしさ、気持ち悪さ。
狂気と言うべきか、誰もが持ちうる人間の普遍的な欲望だと言うべきか。
楳図作品にはSFや心霊現象などを絡めた恐怖マンガも多いのですが、
こういう人の心の闇を描かせたら、やはり楳図氏は抜群に上手いです。
随分と昔の作品ですが、今でも色褪せないです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-28 21:33:06] [修正:2010-01-28 21:35:50] [このレビューのURL]
9点 恋文日和
女性漫画は殆んど読むことがありませんでした。自分が男性であるから共感出来ないだろうと決め付けていたし、絵のタッチも好きになれずに避けていました。ところが昨今では女性漫画の描き手が青年漫画を描くことも多くなり、特に最近の女性漫画では絵についてはどうも思い込みに過ぎなかったことが判りました。話しにしてもなるほどと得心することも多く、今では結局のところは食わず嫌いだったのだなあと思っています。このように認識を改める契機となった女性漫画の一つが「恋文日和」です。
女性漫画が青年漫画・少年漫画と異なる点、あるいは長けている点は、よく指摘されることですが、豊かな心理描写です。青年漫画・少年漫画では主に話しの運びや絵の巧さ・表現技法、世界観などが注目されます。かたや女性漫画は主に現実的な世界感を舞台に選ばれることが多いようで、人物造形の洗練に進化の方向を見出したものと思われます。
さて本題です。この人の漫画に特長的な点は躍動感かと思います。登場人物の動きが見事に紙面に落とされ、これが濃淡に富んだ心理描写をもたらしています。ですから登場人物はみんな情緒豊かで気分の変動が大きくなっています。その分読み手に大きな感慨を引き起こすのだろうと思います。
そうした作風で恋文という現在では聊か時代遅れとなった感のある手紙を題材に人物模様を丁寧に描かれていることがとても新鮮でした。単なる娯楽に終わらない味わい深い漫画です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-27 15:23:38] [修正:2010-01-27 15:23:38] [このレビューのURL]