「」さんのページ

総レビュー数: レビュー(全て表示) 最終投稿: まだ投稿されていません。

9点 Damons

[ネタバレあり]

米原作品をちゃんと見たのは初めて。ココはたまにチャンピオンで読んでました。
読んだ人全員が言うであろう「ラスボスがひどい」というのは当然マイナス要素ですが、それを補って余りある熱気があの漫画にはあった。最大の問題はラスボスの強さがよく解らない事と急なスケールアップについていけなくなった事かな。(この問題はREDでもあった)

それから2人目のボス、ラフィンも要修正だと思う。
スゴイ玩具を持った只のバカガキだったので、他のボス達との死闘で感じたような危機感が無かった。
これがセロ並みの奇術と理解不能な不気味さを持ち、ブロードウェイの頂点に妖しく輝くキャラだったら面白かったのに。
最初のボス、銃帝ジェスト・ローレンスのカッコ良さは飛び抜けている。エミネムの曲とか似合いそう。
主人公の魅力が最後まで色褪せないのも良かった。人間的な感情を断ち切り、復讐鬼に徹しようとするが「人との繋がりが自分の強さ」と気付き、真っ向から認め、少年に謝るところは良かった。
他の復讐モノの主人公、レッドやガッツも武骨な優しさを持ち合わせているけど、このカッコ良さは立派な夫であり父であったヘイトにしか出せないと思った。
腕を失ったヘイトが口に咥えたドライバー一本で城壁を登ろうとする鬼気迫る執念には鳥肌が立ったし、同じゼスモス使いであるスワロウの回想シーンで妊婦が腹を殴り付けながら「要らない!産まれてくるな!」と胎児のスワロウに怒号を飛ばすシーン(胎児なのに涙を流す!)にも涙が止まらなかった。
要所要所に良いシーンやエピソードが非常に多く、この作品程「修正版を読みたい!」と思ったマンガは初めてかも。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-29 14:27:24] [修正:2008-09-29 17:34:09] [このレビューのURL]

特にコメディっぽい部分も無く、終始真面目な内容に徹してますね。
一砂と千砂のお互いに対する思いの変化や、2人を取り巻く人々の苦悩は見ていて切なくなります。
結末はもしかすると賛否あるかもしれませんが、個人的にはアリかな、と。
読んだあと少しだけ雰囲気に浸ってしまうような作品でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-28 12:15:01] [修正:2008-09-28 12:15:01] [このレビューのURL]

デメキングを書くに至った経緯があとがきに書かれていますが、やはり、いましろたかしの主戦場は「私漫画」でしょう。

そういった意味で、デメキングの評価はこれくらいにしてあげるのが、一読者としての作者に対する思いやりという気もします。

ただ、こういった作風が、かの名作「ワールドイズマイン」や「20世紀少年」につながっていくと考えると、感慨深いものもあります。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-27 21:56:04] [修正:2008-09-27 21:56:04] [このレビューのURL]

8点 Landreaall

なんといってもキャラクターと世界観の造り込み、観せ方の上手い漫画だと思います。

それぞれのキャラクターの世界観、人生観が透けて見えるのに、それを押しつけてくる感じがないところが好きです。主人公にいくつもの信条を持たせて、それらを関係させたり、競合させたりする作り方なんかには、丁寧に作ってるんだなーと思わされますね。

世界観についても、それぞれのキャラクターの住む世界について思想風土や文化が想定されているようで、そこにまた魅せられます。

いろんな用語や事物の裏に隠れた設定があるような気がして想像すると楽しいですね。良質な漫画だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-27 20:59:22] [修正:2008-09-27 20:59:22] [このレビューのURL]

國生さんの國生さんによる俺のための漫画でした

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-27 17:10:00] [修正:2008-09-27 17:10:00] [このレビューのURL]

8連続見開きは衝撃だった。

これより読むのに時間がかからない漫画があったら教えてほしい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-27 16:37:11] [修正:2008-09-27 16:37:11] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

どのスポーツ漫画にもいえるが、一つのスポーツでも楽しみ方は様々あり、
それに応じて、題材を扱う漫画はいろいろな切り口からその魅力を引き出していく。
野球漫画はその性質上、特に最近の傾向として、戦略性や心理戦などの「静」の魅力に
ウェイトをおいたものが多く、逆に気合、熱闘、説明不要な迫力プレイなどの「動」の部分で
魅せる作品は少なくなってきたように思う。

「やったろうじゃん!」でも序盤は喜多条監督を主人公に据えて、選手の育成を中心に
ストーリーを進めていたがが、どうもパッとせず非常に地味な印象だった。
しかし新入生江崎が入部してから、方向性を変え、江崎のピッチング能力を伸ばす=江崎のピッチング
の凄さがクローズアップされるようになり、一球一球に力の入る、どの野球漫画よりも熱気のこもった
描写が描かれるようになった。
基本的に朝霧と対決する周辺が陰気というかドロドロとした高校球児達ばかり(笑)で、
朴訥な江崎がそれらをねじ伏せるように投げる対比が素晴らしい。朝霧VS成京戦でこの作品の
最高潮に達しており「あと一球!」コールが連呼されるシーンは漫画に引き込まれる圧巻の迫力。

が、
ここを過ぎた後の展開は正直評価が難しい。
この後江崎は苦難の道を進むことになり、むしろ野球外のドラマに主眼がおかれるが、
これがなんとなく重苦しく閉塞感があり前半のピークと比べてちょっと…といった感じ
そして終盤の「アレ」
確かに並々ならない江崎の完全復活→物語のシメを描ききってしまうために「アレ」は
理由付けにちょうど良い題材かもしれない。
けど必要不可欠なものでも無い。だからこそなんとか回避できなかったものかなあ…と思ってしまう。
読了後は感動もしたが少々の後味の悪さも残った。結局監督は空気になっちゃったし

野球のシンプルな面白さと青春群像劇としてどっぷりと漬かりたい場合にお勧めかな
ただし終盤は確実に欝入りますので(まあラストは救われるか?)それでもよいという人に

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-27 01:38:22] [修正:2008-09-27 01:38:22] [このレビューのURL]

最後まで本格派ギャグ漫画のスタンスを崩さなかった。

大宇宙編で復活するのを楽しみに待ってます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-26 23:10:38] [修正:2008-09-26 23:11:18] [このレビューのURL]

ダサく見られる対象である不良を格好良く描けている。
それ以上に女性キャラがどれも魅力的。

主人公の夢がおざなりにされなかったことも好感が持てる。

森田先生がジャンプから去ったときは本当に寂しかった。
自分は「少年ジャンプ」という単語を聞くと孫悟空よりも桜木花道よりも
前田太尊の唇を尖らせた顔を思い浮かべるから。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-08-04 22:24:30] [修正:2008-09-26 22:01:00] [このレビューのURL]

ゲームに熱き魂を燃やすへたれ男と
ゲームとは無関係な世界で生きてきたキャリアOLとが
小さなゲーム会社で、それぞれがそれぞれの立場で苦しまされながらも
1本のゲームを完成させるために頑張っていく
笑いあり涙ありのお話です。

ドルアーガから始まり、FFのようなゲームやメイドカフェが出てきたりと
昨今問わずにサブカル系の小ネタを挟んでくるので
飽きることなく楽しく読めます。

また巻末の小ネタ解説がこの作品をより深め
おまけ漫画が作品をより広めていて
たった2巻と短い漫画ですが、すごく面白いです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-26 12:01:08] [修正:2008-09-26 12:01:08] [このレビューのURL]

点数別のレビュー表示

月別のレビュー表示