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8点 包丁人味平
料理漫画の元祖だと称されているようだが、今読んでも非常に面白い。この手の漫画の王道としては主役に蘊蓄を語らせるものが多いが、味平はきわめて無知な駆け出しのコックとして描かれ、観客やライバルに説明をさせているところが却って新鮮に映る。またその分、根性やカンにまかせた勝負が多くなり、スポ根さながらの熱さがある。
大きく分けて5回(一の瀬とのキャベツ切りも含めると6回)の対決が描かれるが、それぞれの敵がまた個性的かつ天才肌で、主役を食うほどキャラが立っている。個人的にはカレー勝負が一番面白く、また鼻田など秀逸なキャラだと思う。(事実上味平が勝てなかった唯一の料理人ではないか。)
カレー、ラーメン、チャーハンなど、きわめて庶民的な料理を取り上げ、美味さがストレートに伝わってくるのもポイントが高い。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-12-14 20:54:31] [修正:2007-12-14 20:54:31] [このレビューのURL]
6点 太郎
個人的にはボクシングに関する物語よりも、ドロドロの三角関係を混ぜ込んだ恋愛話や、かつての憧れからの自立といった主人公の内面的な描写に細野氏らしい魅力を感じていたので、スポ魂路線に突き進んだ後半は少し残念。
あと、作品の後半の展開は、よく練り込まれた作品の多い細野作品らしくなく、かなり無理がある。ボクシングのライバルが父親の愛人の息子だったとか、さらに自分の憧れの人物がそのマネージャーになるとか。
またクライマックスに向けての布石であるとしても、延々ロシアマフィアの話を描き続けるのも、連載が始まった時とはまったく別の漫画みたいになってるし、ボクシングの描写も雑な絵が多く感情移入しにくい。
全体的なイメージが暗いのは、おそらく連載中に起きたバブル崩壊や不景気といった社会世相の影響をモロに受けているせいだろう。次第に主人公が希望を失った元同僚たちの希望の星へと変わっていくのも、信用金庫という舞台を描く上では当時の雰囲気上、避けられないことだったのかもしれない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-12-14 15:56:42] [修正:2007-12-14 16:59:39] [このレビューのURL]
8点 DADA!
吉田作品の中でも好きな漫画のひとつ。
全体の印象云々よりも、モンロー(逢田紋次郎)のボクシング編の完成度が異様に高かったのが記憶に残ってます。今まで何度読んだかわかりません。
必殺 見えないパンチ! 最高です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-12-14 15:34:37] [修正:2007-12-14 15:34:37] [このレビューのURL]
6点 反町くんには彼女がいない
ハマる人は物凄いハマりそうな青春漫画。
あらすじに「何ら変哲のない高校生の日常を淡々と描く」とあるが
本当にその通りで事件も何も起きない。
よつばと!などのほのぼの系に近いが、たまに胸に突き刺さるような重い話や
暗い話、怖い話が出てくるので癒しの漫画とかそんなものではない。
それと絵の雰囲気が独特。上手くはないが何故か美しいと思った。
この漫画の雰囲気はちょっと他の作品では味わえないようなものなので
前述したように好きな人は心底好きになりそうな漫画。
私自身は普通だったが今でもたまに読み返したりする。佳作。6.5点。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-12-12 11:12:55] [修正:2007-12-12 11:12:55] [このレビューのURL]
4点 BAMBOO BLADE
 一巻までの感想ですが普通に萌え系のスポーツマンガに思えます。
裏を返せば世に出ている萌え系もこれくらいのクオリティーは持っていると思うわけです。
 剣道の部分は剣道部の友人に言わせればやはり「舐めてる」らしいです。
現実のそのものを知っている人間にすればやはり絵空事とはちゃっちく見えるものなのでしょうか?
 だから私はいつまでも無知でいたいと思ったりもする。
でも経験に勝るものもないなぁとも……。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-12-12 11:12:20] [修正:2007-12-12 11:12:20] [このレビューのURL]
3点 りりむキッス
典型的な打ち切り漫画。
打ち切りになるくらいだからやっぱり面白くない。
何が面白くないかと言われれば「全部」。
これを読むくらいなら「いちご100%」の方がまだマシな作品だと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-12-11 13:53:14] [修正:2007-12-11 13:53:14] [このレビューのURL]
4点 りりむキッス
ありきたりなラブコメ。
まあ面白くはない。そこ何か違くね?ってトコがちらほら。
内容的には読みづらかった。
ただ、絵が上手いわけではないけど、綺麗だし人物の書き分けもできていた。
なので、絵的には読みやすかった。
うん、まあカナリ微妙。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-12-11 04:44:55] [修正:2007-12-11 04:44:55] [このレビューのURL]
6点 きみにしか聞こえない
”きみにしか聞こえない”、だけど”きみにだけは確かに届く”
そのことが人との間でとても大事なことなんだろうと思えた。
原作の小説版も知っていますが、ここでは原作との相違点。
またその相違の効果は書きません。(書く事がすなわちネタバレで面白さを半減させると判断したから)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-12-08 19:49:34] [修正:2007-12-08 19:49:34] [このレビューのURL]
あっさりとしているがやけに記憶に残る。
そんな名作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-12-08 13:25:13] [修正:2007-12-08 13:25:13] [このレビューのURL]