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5点 BLEACH

[ネタバレあり]

ソウルソサエティ編までは死神という斬新な発想が面白くてどんどん引き込まれていったのですがアランカルが出始めた辺りからどうも方向性を見失っているように見えます。
序列を用いる漫画にはよくある傾向ですが、正直終わりどころを間違えてしまったのかと。勝てない敵→修行して強くなって勝つ→勝てない敵の繰り返しならまだいいのですが、そうありえないような奇跡のインフレを毎回起こされると・・・。まあそれが漫画だから仕方のないことですが。
まだ完結していない作品ですし、画力には素晴らしいものがあるので今後の展開への期待を含めこの点数です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-12 21:35:10] [修正:2008-01-12 21:37:54] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

リーグ戦からのグダグダ感は否めないが王竜戦〜1度目の滝川戦までは鳥肌が立つほど引き込まれた。
昭和的な作画がより一層いい味を出している。
ただ、対局中に死んだり手にペンを突き刺したりと無茶過ぎる気はしないでもないが・・・
だがそれがいい

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-09 18:46:04] [修正:2008-01-09 18:46:04] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

生物とは何か?
を問題提起してくれる良作。
社会生物学を勉強しながら読み進めると登場人物各々が何故その様な言動をとったのか良く理解できる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-09 18:20:19] [修正:2008-01-09 18:20:19] [このレビューのURL]

得点のみ
久米田とは違う

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-05-15 20:41:17] [修正:2008-01-07 16:59:56] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

多くの方が、鬱漫画と聞いて怖いものみたさで手を出して
やっぱり鬱になって二度と読みたくないと思うか、
残酷だけど惹かれる童話のような吸引力にやられて繰り返し読んでしまうか、
非常に評価が二分する作品であると思いますが、私には面白い作品でした。

小学生から中学生へと成長する多感な時期の少女を主人公に据え
凄まじいまでにその運命を蹂躙する。凄まじい漫画でした。
主人公の無邪気さや明るさが徐々に失われていく様がリアルで。
暴力的表現の直接描写を控えめにしている分、精神的に結構きます。
また、全編通して不気味な竜の子のデザインは秀逸でした。

主人公のシイナが鶴丸丈夫を「鶴丸」と呼ぶのは
年上のお兄さんに対して名字を呼び捨てにしているので面白いですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-06 03:26:04] [修正:2008-01-06 03:26:04] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

原作は未読であり、連載終了してから読みました。
戦争とファンタジーは両方ともコテコテのイメージが強く
なかなか手が出せないのですが、いやー面白かったです。

新城直衛をはじめとする癖のあるキャラクターが良いですね。
戦争ものが苦手でも、登場人物が魅力的なので読んでいくうち
いつの間にかストーリーにも入り込んでいけました。
独特の台詞回しがまさに「許容も無く慈悲も無くの世界観」を
ガツッと表現しています。

特筆すべきは画力で、人物の描き分けが非常にしっかりされている。
とりわけ主人公「新城直衛」の外見など、一度見ると
インパクトが強くてなかなか忘れられない。動物の絵も上手い。

また、人物の表情が豊かで面白い。癖のある表情などは特に。
主人公の新城が決断を迫られるたび、自己嫌悪に陥ったり
煙草を咥えながら義姉を想い悶々とするさまなどが何とも良いのです。

原作未読だと、世界観や用語に慣れるのに時間かかりそうなのと
導術兵の存在にちょっと疑問を感じなくもないですが。
読み返しが必要な漫画ではあるなと。

諸事情により打ち切りと聞きましたが、綺麗に終わっている方だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-06 01:47:59] [修正:2008-01-06 01:47:59] [このレビューのURL]

最初期から10年間程度の範囲の短編集。作者自身が後書きで語るようにホラー中心になっている。同じホラーでも絶叫する類ではなく、背筋がぞくりとするようなものが多い。以下寸評。
「不安の立像」日常に潜む実体のない恐怖を描く。デビュー間もない頃の作(デビュー作との表記もあり)でありながら、既に完全な諸星ワールドを形成している。(6点)
「子供の遊び」謎の生き物が実に猟奇的で、おぞましい姿なのに見入ってしまう。同様のモチーフはその後の作品の中に繰り返し登場する。結末も秀逸。(7点)
「復讐クラブ」シニカルな小品だが、毒の利いたオチがいい。(5点)
「海の中」穏やかな詩情漂う作品。こう描けばいかにも美しい話のようであるが、その実は水死体のモノローグというところが異様。(5点)
「ユニコーン狩り」作者は照れているが、きわめて真っ向から夢と向き合ったファンタジー作品。すべての作品の中で最もポジティブな作かも知れない。『今年はじめて見る一角獣』のフレーズが実に美しい。思春期の不安定な精神状態を直撃すれば、人生が変わるかも知れない。子供の頃に読みたかった。(9点)
「真夜中のプシケー」比較的正当なホラー漫画。装丁(表紙)のモチーフにもなっているようで、基調となる位置づけかも知れない。(6点)
「袋の中」猟奇的な作品であり、殺人や屍姦など何でもありなのだが、それ以上に人間の心理描写の方が怖い。(6点)
「会社の幽霊」近代社会の脆さや組織の異常さを描きながらも、妙に戯画的なドタバタに帰着するところが可笑しい。ブラックユーモアの味わい。(5点)
「子供の王国」頽廃的な味わいの中に奇妙な不安感が織り込まれている。面白い話なのだが、読むのが苦痛なほど嫌悪感を感じてしまい、それでいてどうしても読んでしまう。作者はロリコンに対するカリカチュアである旨の自己評をしているが、幼女街娼のくだりなどは作者一流のリアリズムに溢れ、軽薄な批判以上の黒い世界を感じさせる。(8点)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-03 16:41:10] [修正:2008-01-03 16:41:10] [このレビューのURL]

<1巻のみの評価>

いわゆる「変身ヒーロー」ものだが、好き嫌いがはっきり分かれる作品である事は間違いない。

「シグルイ」にハマった私も、これは無理w。

確かに他には無い独特なテンションや熱意のようなものは感じるが、あまりにも絵柄やノリがB級的と言うかカルト的と言うか…。ギャグなのかシリアスなのかもさっぱり分からない敵のキャラデザや世界観に戸惑わされる。

絵柄が劇画調という事もあってか、出てくる敵キャラは明らかにギャグ路線なんだけど、主人公が思いっきりシリアスにヒーローを演じているせいで、主人公の存在自体もギャグになっている、しかし「本質的にはギャグではない」という、実に奇矯なアクション漫画。

作者の初期作品だけあって作画が未熟な事に加え、内容が内容だけに、「ブリーチ」や「ナルト」のように真っ当な少年向けバトル漫画を読むような感覚では読めない。

正統嫌いな人や、既存の漫画に慣れ切っている人が斜めに読んで楽しむという作品だろう。これを好きな人は、映画などでも「スターウォーズ」より「スペース・ボール」といったB級作品を好んで観るタイプだと思う(笑)。

何にせよ、間違っても万人にはお奨め出来ないので、バランス調整のためにもこの点で。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-31 14:51:20] [修正:2007-12-31 14:51:20] [このレビューのURL]

作者特有の多様な作品群ではあるが、現代から近未来を舞台にしたSFが中心。例えば「不安の立像」等と比較すると、怪奇的な作品が少なくなっている替わりに、虚無的な作品の比率が高いように感じる。以下寸評。
「商社の赤い花」大企業の異常性を描くシリーズに入るのかも知れないが、一層諦念的で悲惨な印象。(6点)
「食事の時間」このまま映画化しても面白そうな近未来SF。醜悪な話ではあるが、シニカルさが先に立つ。(7点)
「夢みる機械」コメディタッチの軽い作品ながらよくできた話。星新一の短編のような印象。ただ、収録作の中では最も作風が異なり、なぜ表題作になったのかは疑問。(6点)
「猫パニック」社会の脆さをドタバタで描く小品。事件の異常さと発端やオチの矮小さがおかしい。(5点)
「地下鉄を降りて…」誇張やデフォルメはあるものの、基本的には虚構ではなく現実の描写。都市自体が持つ狂気をじわりと描いており、2度目に読んだら怖くなった。(6点)
「遠い国から」虚無的な作風の嚆矢になるかと思う。淡々と綴られる旅行記の体裁で展開する絵物語だが、文章もきわめて美しく、そのまま朗読しても詩として成立しそうな気がする。大好きな作品の一つ。(8点)
「感情のある風景」虚無的な作風ながら、前作の「遠い国から」とは絵柄も技法も異なる。恐怖や絶望の内容を語らず、感情を失うという虚構を通して読者により大きな恐怖と絶望を感じさせる。(8点)
「地獄の戦士」珍しいハードSF。ブレードランナーをバッドエンドにしたような印象。(7点)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-31 02:51:35] [修正:2007-12-31 02:51:35] [このレビューのURL]

先日、本誌で連載が終了したという事で、後に単行本だけのオマケエピソードとかあるかもしれませんが、この作品の総括的な感想を書こうかと思います。

まず一言で感想を述べるなら、最後まで王道を走り抜けた作品でした。良い意味では手堅く、最後まで安心して読めた作品。悪い意味では真面目でスタンダード過ぎて、いまいちインパクトに欠けた作品。

しかし、ある程度面白い水準で物語を終えたこの作品は、近年のただダラダラと話を続けているだけの作品達と比べると、幸せに終われた作品だったかもしれません。

この作品の欠点を一つだけ述べるとしたら、それはおそらくストーリーの煮詰め方が甘いという事だと思います。作品全体の設定も、個々のストーリーも、話を面白くさせるだけの素地はあるのですが、どうにもそれを生かしきれていない。例えて言うなら一流の食材を普通の人に調理させているような、そんな歯痒い感じを受けます。

思えばサンデーには、こうした「面白くない訳ではないけれどイマイチパッとしない作品」が数多くあります。この作品は、そうした作品の代表例のようだったと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-30 22:01:41] [修正:2007-12-30 22:01:41] [このレビューのURL]

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