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10点 神戸在住
人間賛歌。
愛してます。
僕のバイブルです。
震災の問題、
人種差別、
人の死、
丁寧に扱ってます。
凄まじいクオリティーです。
それ以外は単なる日常で、
微妙な時もあるんですけどね。
何気ない日常の中に溢れたドラマ、
そんな大学生活も着実に卒業に近づいており、
いつまでも主人公の桂の成長を見届けれなくて残念。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-05-04 14:13:35] [修正:2008-01-25 14:32:39] [このレビューのURL]
5点 ドラえもん
大好き!!
エンターテイメント!!
誰でも読める!!
でも全巻集めたくなる漫画では無いなぁ。
ドラえもん!
一人歩きしすぎで置いて行かないでください(´・ω・`)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-25 14:13:17] [修正:2008-01-25 14:13:17] [このレビューのURL]
おおぅ、待ってましたよ、マイナージャンルを狙う河合克敏
この人の作品では必ず出てくる、頑固親父キャラが好きなんです。
今回も、もちろん出てきてくれました。
頑固おじいちゃんだったけど…。
最近いそうでいないよね、頑固親父キャラって
ついでに、毎回のごとく前人未踏のジャンルを狙ってくるのも好きだ。
知らない世界と出会えるってのは凄いエキサイティングな瞬間だと思う
そして今作品で選ばれたのは書道
・・・・・・え?書道?
オレ書道やってたけど漫画にできそうなネタなんてアリマシタッケ?
と、そんな不安はどこゆく空。面白いです。書道やってながらも結構知らない知識があって勉強にもなる。
応募した書道の作品で話をつくるやりかたや、書道でパフォーマンス勝負なんていう無茶ぶりを作品の中でかましていきます。
でも、それを納得できるレベルで無難にこなしちゃうあたり、この作者は素直に凄いと思った。と同時に、あえていばらの道を選ぶこの作者はMだと思った。間違いない
書道でどこまで話をもっていけるのか、流行りの強気ヒロインとガチャピン顔の主人公との関係をどうやって盛り上げるのか、まだまだまだ先は楽しみだなぁー
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-24 01:54:39] [修正:2008-01-24 01:54:39] [このレビューのURL]
7点 ポーの一族
時代が前後する複雑な構成に戸惑ったが、作品世界の全貌がおぼろげに掴めてくるあたりで引き込まれる。良質なミステリーのような味わいで、相当の力量が窺える。永遠に生きる者の宿命と悲しみを繊細かつ緻密に描いており、不朽の名作としての評価も納得。絵も古典的なタッチながら、ファンタジー世界を芸術的に描き出している。
そこまで理解した上であえて難点を言えば、あまりに格調が高すぎて敷居が高い印象を受けるところか。漫然と読んで楽しむような作品ではないので、あまり無節操に他人に勧められない。国境を越え時代を超えて輪廻するエピソードを相互に関連づけながら読むのは思いのほか骨が折れるし、美文調の散文詩のような表現も技巧に過ぎるように思う。
読者側にも味わうためのスキルを要求されており、そういった部分も含めて実に大作然とした作品。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-23 21:13:50] [修正:2008-01-23 21:13:50] [このレビューのURL]
6点 浦安鉄筋家族
小学生の頃 この漫画は神だった
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-23 16:22:52] [修正:2008-01-23 16:22:52] [このレビューのURL]
9点 月下の棋士
完全にイカレてる。
ちっぽけな81マスの盤上に、この世の全てをごちゃまぜにして突っ込んだような狂気が満たされている。どんなバトル漫画よりも静かなのに、ボードゲームとは思えないほど激しく勝負の臨場感が伝わってくる。
淡白で無鉄砲な主人公の代わりと言わんばかりに、次々と登場する濃ーい棋士たちが見所。どう見ても変人としか思えない彼らにも彼らなりに様々な生き様があり、それぞれの揺るぎない信念がある。それでこの作者の描く汚い爺さんたちがまた、不思議なことに、読めば読むほどにカッコイイのだ。
命を削った勝負を経て成長していく将介の姿に心踊り、強敵を次々と打ち負かしていく様子にカタルシスを感じる。
何よりこの漫画が素晴らしいのは、対局に勝った者だけに未来が用意されているのではないというところ。敗者のドラマもまた、同じぐらい眩い光に満たされてる。
将棋が分かるかどうかなんて関係ない。ここにあるのはただ壮大な人間ドラマだ。傑作!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-22 23:38:41] [修正:2008-01-22 23:38:41] [このレビューのURL]
10点 まんが道
漫画の全ての原点がここにある・・・と言っても過言ではない。
手塚治虫、そしてトキワ荘。
偉大なる先人たちに感謝。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-22 21:34:59] [修正:2008-01-22 21:34:59] [このレビューのURL]
6点 蒼天の拳
何だかんだでこれも長期連載になってきた。一応、連載開始時から全巻買ってはいるから、つまらない訳じゃないけど、取り立てて面白いと言うほどでもないのは何故だろう。
第二次世界大戦前の上海という舞台や、ヤクザの抗争に巻き込まれて行くという設定は面白いが、主人公の拳志郎の立ち位置が微妙に中途半端で、わざわざ「北斗神拳伝承者」を作品に絡ませていく必然性が弱いように思う。ヤクザの関係者に「北斗」絡みの人間が出てくるから戦っているだけ、という印象が強い。
重要人物がきっちりと死ぬ展開があるので、そう言う意味では緊張感があるが、敵として出てきた相手が戦いを通じて仲間になる、もしくは良いヤツになるという王道パターンも健在で、良くも悪くも予想通りの展開が多く、戦いの動機付けの弱さと共に、それに伴うメインキャラの人物像も薄っぺらくなっている。
それと不遜を覚悟で言わせてもらうと、やはり原哲夫氏はいわゆる下手ウマの逆、上手ヘタ(?)タイプの作家だと思った。絵を描いている人なら分かると思うけど、つまり「細密に描かれた絵」=「上手い絵」ではないという事なのだ。リアルに描く事は簡単だが、漫画として面白い動きや魅力のある絵を描く事とは別で、そういう意味で原哲夫氏の絵は漫画的な意味での「面白味」に欠けると言わざるを得ない。そのせいで戦闘シーンにいまいち迫力やメリハリが感じられないのだろう。例えば「ドラゴンボール」の戦闘シーンと比較すると一目瞭然で、鳥山氏の絵にはキャラの動きに流れが見えるが、原哲夫氏の絵はリアルではあるが、動きのダイナミズムや迫力に欠けていて全体的に静止画のような印象が強い。
またストーリーに関して言えば、「北斗の拳」も後半は迷走気味だったが、今作もギース死亡以後は迷走している感じ。特に最近のヤサカ編は引き伸ばしそのもの。飛燕が死ぬ展開など、非常にキャラの扱いが中途半端で不満が残る。この辺も「北斗の拳」の悪しきパターンを踏襲している。ヤサカもキャラとして魅力が無い。
この作品もヤサカ編が終わったら潔く終わって欲しい。
PS.それにしても「西斗月拳」と言うネーミングは、もう少し何とかならなかったのだろうか?ヤサカ編が終わったら「東斗星拳」とかw。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-22 21:06:25] [修正:2008-01-22 21:06:25] [このレビューのURL]
8点 ZOOKEEPER
動物園の新米飼育員と動物の触れ合いを描いた「ほのぼの漫画」かと思いきや、変に動物を擬人化する事もなく、人間と動物、どちらか一方の視点に偏る事もなく、動物と人間の関係性や、自然と文明の在り方などをテーマに描いた、意外なまでにシビアな作品。
かと言って、説教臭い話や理想論的な話は少なく、あくまで人間の主観である主人公の視点に感情移入しつつ考えさせられるシナリオ作りになっている。特に「何故、コアラは人気がある看板動物なのに、観客の滞在時間が短いのか」という動物園の経営問題から入り、コアラの生態を考え、新たなコアラブームを作ろうとする。そして、ようやくコアラの問題について解決できたかに思えたが、そこには人間本位の考え方と動物園そのもののあり方が問われる事に…、というシナリオ作りには感心した。
また主人公の「温度を視認できる」という特殊能力も目新しく、その能力をちゃんと作品の中で有機的に絡ませていく使い方も上手い。
動物園の園長も外見とは違い一筋縄では行かない人物で、その「黒い」性格が作品のスパイスになっているし、主人公を動かす的確なアドバイザーとしても機能している。
あえて難点を言えば、絵柄には好き嫌いが出るだろう。この作品が作者のデビュー作だからなのか、技術的にもあまり高いとは言えず、個性と言うにはかなり線描が雑に見える部分が多く、絵柄に関してはあまり良い印象が持てなかった。もう少し丁寧に描いて欲しいところ。
ただ先述したように、動物園経営を通して、人間と動物の在り方や、文明とは何か、自然とは何か、と言ったような哲学的なテーマに至るまで考えさせられるシナリオは非常に質が高い。小、中学校などで授業の教材としても良いくらい。
一度は読んでも損は無い。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-22 20:02:11] [修正:2008-01-22 20:02:11] [このレビューのURL]